第35回
赤字・減益発表時こそ買い時−民航信息網絡の場合

H株は好調です。
ということは、もちろん、
私個人はH株はまだまだ安いと思いますので、
現在、好業績を発表して、
株価が多少上がっても、
銘柄によってはまだまだ買える
と思うものもありますが、
新規に株を買うときではない、
ともいえます。

逆転の発想として、
特に中国株の場合、
一つの方法として
「決算で減益あるいは
 赤字発表をした時が買い時」
ということも考えてもよいかと思います。
それにはいくつかの条件があります
(あくまでも一つの方法ですので、
 参考程度としてください)。

1.長期投資で望むこと

2.間違いのない企業であること

3.勇気と忍耐が必要です

ただし、冒頭でも触れたように、
H株は軒並み好調ですので、
決算において、
赤字発表はもちろん、
減益発表もなかなかないのが現状です。

そうしてみていくと、
現在までに減益発表をした
数少ないH株銘柄としては、
例えば、2004年3月12日に
決算発表を行った
民航信息網絡(トラベルスカイ、0696)
があります。

この銘柄はH株では
まだ珍しいサービス業分野です。
「まだ珍しい」というのは、
やはり若干のリスク要因として
考えておきたいところです。

民航信息網絡が従事しているのは、
主に航空会社へのサービス提供や
旅行関係業務ですので、
2003年は新型肺炎SARSが
直撃した形になりました。
03年も後半になると
業績も回復させてましたが、
通年で見ると、
SARSの痛手を回復するには至りませんでした。

SARS以降、
中国の航空業は
国によるてこ入れなどもあり、
急速に回復しています。
北京五輪や上海万博など、
海外からの旅客も
増加の一途をたどることが
予想されています。
普通に考えれば、
民航信息網絡の今回の減益は
一過性のもの、と見ることができます。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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