第40回
NTTドコモとハチソンの提携関係にひび、3Gをめぐって

NTTドコモが
和記黄埔(ハチソン・ワンポア、0013)
との提携関係見直しを進めているようです。
ドコモは3月24日、
ハチソンとの関連会社の解散を発表しています。

ハチソンとの関連会社の解散について、
ドコモ自身は財務上の問題であり、
ハチソンとの提携関係に変わりはないとしています。

ハチソンは、
世界第19位の富豪(米誌・フォーブス調べ)
といわれる李嘉誠(リ・カシン)氏が総裁をつとめる
長江(チョンコン)グループの一角で、
香港最大のコングロマリットです。

コングロマリットですので、
本当に手広くやっているのですが、
その中でもハチソンが今力を入れているのが
携帯電話事業です。
特に第3世代(3G)携帯電話は
莫大な赤字を抱えながらも、
頑なにその事業展開に注力しています。

ただ、ハチソンは、
3Gでは莫大な赤字を抱えていますが、
李嘉誠氏の財力がバックにあること、
ほかの事業では、
3Gの赤字を補填できるほどの黒字を
計上していることなどもあり、
全体としては業績好調を維持しています。

3Gに力を入れていきたいハチソンが
ドコモと提携したのは不思議ではないのですが、
ここにきての関係見直しは、
ドコモの世界戦略が
その背景にあると思われます。

ハチソンは、
まずイギリスやイタリアなど
ヨーロッパで3G事業をスタートさせ、
今年から香港でもスタートさせています。
特にイギリスでの展開には
ドコモとの合弁会社を通じて行われていました。

一方で、独自でも
ヨーロッパ展開を加速させているドコモにとって、
欧州主要国の中でイギリスだけ、
伝家の宝刀「iモード」が
展開されていない国となっていました。
ハチソンが、
「iモード」に待ったをかけているためとされています。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

←前回記事へ 2004年4月7日(水) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ