第440回
5カ年計画から5カ年ガイドラインへの転換

前回、中国共産党の
第16期中央委員会第5回全体会議
(16期5中全会)が閉幕したこと、
第11次5カ年規画の制定が端緒についたことを
紹介しましたが、
中国の政治の仕組みの説明で若干脱線しました。
今回の一連の流れの中で説明したいのは、
今後5年の中国はどうなるのか、ということで、
その根本材料となるものが
第11次5カ年規画であって、
これを少し詳細に紹介したいと考えています。

第11次5カ年規画の期間は
2006年から2010年に相当しますので、
期間中は北京五輪(2008年)や
上海万博(2010年)が含まれることになります。
間違いなく、中国の今後を左右する
転換点となる時期に重なります。
中国株にとっても大事な時期ですが、
より大局的に、中国という国、
日本との関係を考える上でも
非常に重要な時期になるはずです。

中国では、今回の11回目から、
従来使われていた
「5カ年計画」という言葉が使われなくなりました。
日本の報道を見ると、
実質的に5カ年計画と変わらないという意味も込めて、
第11次5カ年計画というように使う場合もありますが、
04年にこの「計画」からの
「規画」への変更が発表されたのは、
もちろん政治的・経済的意図がありますので、
混同するのはあまり適切だとは思えません。

日本語にない「規画」というのは、
訳せば「ガイドライン」などに相当します。
5カ年ガイドライン、ということになります。
日本政府なども発表する
政策的な中長期ガイドラインなどと
ニュアンス的に近づきます。
もちろん、そのことも、
「計画」からの「規画」への変更の意図に
含まれているでしょう。

「計画」というと
マクロ経済的、産業構造的なイメージが
どうしてもつきまといますが、
「規画」であれば、そうしたものも含めて、
さらに社会全般へと広がりを見せるような、
言葉のニュアンスが中国語にはあるようです。

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2005年11月1日(火)

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