| 第1回成功者は見栄が違う
 先日、テレビで「セレブ特集」をしていました。某米国系の
 黒いクレジットカードを持たれている方が登場されていて、
 もてはやされる光景になんとなく違和感があります。
 実際に銀座のクラブのお客様でも年会費が10万円以上するクレジットカードを
 お持ちになられている方もいらっしゃるのですが、
 代々資産家の方や上場企業の役員の方が
 所有されているのをみたことがございません。
 企業の役員の方は、年会費が高いクレジットカードのコンシェルジェ・サービスは
 秘書の方がされていますし、
 宿泊するホテルもコーポレートレートが適用されるので
 必要ないのだと思います。
 わたしにも、年会費が数万円するクレジットカードの招待状が届きましたが、
 「貴方は世間では無名なので、与信枠をカード会社が保証しますよ」
 という意味なのだと思いました。
 海外では、クレジットカードの年会費に応じて予約が取りにくい飲食店の優先予約や優先順位の提供、
 席のアップグレードなどのサービスが徹底しているので
 便利かもしれませんが、
 日本ではサービスが徹底していないのが現状です。
 銀座のクラブに限らず、高級飲食店は、その方に信用があれば
 高い年会費のクレジットカードを所有していなくても、
 長年お店を愛用してくださる大事なお客様として扱いますし、
 お勘定もツケで後払いです。
 不思議なのは、沢山お金を使われ、支払いもきちんとしている方ならカード会社にとって有難いお客様なので、
 高い年会費ではなく、年会費を無料にすれば、
 所有する社会的に信用がある財界人の方も
 増えるのではないかと思います。
 海外の銀行では、最低預け入れ額が高い口座を開設すればVISA付帯のデビッドカードを無料で発行してくれます。
 世界中、VISAやMaster の決済ネットワークであるPLUSやCircusで
 現地の通貨を引き出せるので便利です。
 銀座のクラブで堅実なビジネスで成功されているお客様は、派手な飲み方もされませんし、
 特別高級なブランド品のスーツや時計を身につけておられません。
 ケチなのではなく、もともと豪遊や高級品に興味がないのです。
 だから、人よりも種銭になる資金を貯めるのが
 早かったのかもしれません。
 成功者といわれるお金持の方は、独自の哲学をもち、やや偏屈な面もございますが、共通しているのは、
 成功者の見栄は贅沢ではなく事業を拡大することです。
 世間一般でいわれるステータスと思われることには興味がないように思えます。
 それに、日本で目立つとロクな事がない
 と思われている方も多いです。
 なので、私生活をテレビで公開するなど、
 とんでもない(恐ろしい)ことなのだと思っているのです。
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