美・貌・可・愛・素・敵の道・岡江美希

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第1回
レイディアント・ビュウティ

radiant beautyという言葉をご存知でしょうか?
辞書によると、radiantは「(美しさなどが)まばゆいばかりの」、
beautyは「美」ですから
「まばゆいばかりの美」という意味になります。
私はまさしくradiant beautyそのものの女性に
出会ったことがあります。
その人の名はマーガレット・サッチャー元英国首相。

もう10年近く前になりますが、
通訳案内業国家試験に合格したとき
通訳案内業受験予備校から
合格祝いにサッチャーさんの講演会に無料でご招待する、
という手紙をもらいました。

英国系企業に勤める親友にこの話をしたところ、
「サッチャーさんのオーラはすごいらしいよ。
うちの英国人のボスが、
生まれてから今までに会った中で最も印象の強い人物だって。
遠くからチラッと見ただけなのにオーラがすごかったって。」
と教えてくれました。

さて、当日、場内が暗くなり、
スポットライトに照らされて
秘書とボディガードを従えたサッチャーさんが現れたとき、
彼女の持つ知性と品格、オーラと威厳に
500人からの聴衆は圧倒され、声もなく静まり返ったのです。

そのときのサッチャー女史の姿は今でもありありと覚えています。
ふんわりと盛り上がった黄金色の髪、象牙のように白い肌。
濃い緑色のワンピース。
エメラルドにダイヤをちりばめたイヤリングとおそろいのブローチ。
本当に美しい女性でした。

そして、何よりすごい、あのオーラ!
噂には聞いていましたが、
オーラなどという生易しいものではありませんでした。
オーラが10本ずつ束になって
「レーザー光線」状態になっているのです!

当時サッチャーさんは70代の半ばでした。
ですから、私が「美しい」女性というとき、
何か抽象的な意味で「美しい」と言っている、
と思われるかもしれません。
しかし、本当に具体的に「美しい」女性だったのです。
「美に年齢は関係ない」と、心の底から思いました。
すべての女が目指すべきはレイディアント・ビュウティ、
身につけるべきはオーラです。




2008年9月2日(火)更新
- このコラムは連載終了いたしました -

これ以前の記事はこちらからご覧ください





■TOMOKO (ともこ)
立教大学大学院修士課程修了。
テンプル大学にて TESOL(英語教授法における教育学修士号)取得。ヨガ指導員の資格を持ち、語学関係の著書多数。『英会話は5つのトレーニングでものになる』(中経出版)後に『英会話五歩訓練法』として大連工科大学出版局より中国本土にて翻訳・出版。『Crown Plus1』(三省堂 中学検定外英語教科書 共著)、『LEXIS英和辞典』『コアレックス英和辞典』(ともに旺文社)。



ホーム