第47回
「基礎十式」 七式・八式

現在の太極導引教室で練習している
「基礎十式」の紹介の続きです。
今回は七式・八式の紹介となります。

第七式
【意識】
この式の導引練習は、片足立ちのバランスを取り、
     同時に反対側の足を持ち上げる動きも練習する。
     イメージ的には、姿勢はある種(鶴など)の鳥のように
     片足で立ち、もう片方の足を曲げて腿を体に近けること。

【呼吸と動作】
    吸う時:体重を右足(左足)にかけ移し、
    右足(左足)で体を支えて立って、
    同時に左足(右足)を曲げながら膝を持ち上げ、
    腿はなるべく体に近づける。

    吐く時:左足(右足)を下ろし、
    元の位置に戻ってから体重を両足の中央にかけ移す。

第八式
【意識】
この式の導引練習は、
     足の運ぶ方法と両足の間で体重を移す方法である。
     イメージ的には、上体の移動は
     上下起伏がないようにすること。

【呼吸と動作】
    先ず、体重は右足(左足)にかけて、
    左足(右足)を右足(左足)の内側に寄せて
    爪先を地面につける。

    吸う時:体重を右足(左足)にかけたままで、
    左足(右足)を左(右)の斜め前に一歩踏み出し、
    踵を地面につけて、爪先を上げる。

    吐く時:体重を徐々に左足(右足)にかけ移し、
    左足(右足)の爪先を踏み下ろす。
    左足(右足)に体重の7割ぐらいをかけ、
    右足(左足)に体重の3割をかける。

    吸う時:体重を右足(左足)にかけ移して戻し、
    左足(右足)の爪先をもう一度上げて
    踵を地面につけた形に戻る。

    吐く時:体重を右足(左足)にかけたままで、
    左足(右足)を右足(左足)の内側に寄せて戻り、
    爪先を地面につける。
    最後、両足を開いて、準備姿勢に戻る。


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