地震・雷・火事・おやじ

中国株で財産をつくろう」の小泉鉄造さんが、
今週より約1年ぶりで、コラム連載を再開され、
読者の皆様から激励のメールを多数いただいております。
この場を借りて、編集部からもお礼を申し上げます。

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関東でも梅雨入りが近づき、
帰り道に雷の音を聞く日があります。

雷は、神鳴り、稲妻とも呼び表されます。
田んぼに雨をもたらすから「雷」、
そしてたっぷりの水で稲がよく実る様子から
田んぼの土を母、雷雨を父と見立てて、
「稲妻(つま・夫のこと)」ともいうのだそうです。

昔から”地震・雷・火事・おやじ”とは、
怖いものの代名詞ですが
実は最後の「おやじ」は親父サンのことではなく、
「大山風(おおやまじ)」、今で言う台風のことだそうです。

今年、サイクロンや大地震といった、
大きな災害が続いており、
死者が○万人と、テレビや新聞で報道されていますが、
犠牲者を数えているのは生きている人たちで、
死んだ人にとっては自分一人、ひとつだけの命でした。

稲の恵みを与えてくれるのも自然なら、
ひとつだけの命を奪うのも自然、
どこにどの程度の自然の力がやってくるかは分かりません。
どんなに科学が進んでも、
やっぱり人間は自然に生かされていることが、
改めて感じられます。
屋根のある家に暮らせて食べ物もあって、着る物も選べる、
とても恵まれたこの状況に、
たまにはきちんと感謝しなきゃと思います。

2008年5月30日(金) hiQ編集部 M


サラリーマンのお腹周り

ダイエットといいますと、
普段女性の方々が特に熱心に取り組んでいらっしゃいますが、
男性の方々の中にも年齢と共に、
お腹周りが気になっていく方が多くいらっしゃいます。

昨年の8月、元東大非常勤講師の岡田斗司夫さんが
いつまでもデブと思うなよ」というダイエット本を出版したところ
大ベストセラーになり、大きな反響を呼びました。
この本が売れた理由は通常のダイエット本とは一線を画した
その「ダイエット方法」が注目されたからでした。

私も読んでみましたが、
岡田斗司夫さんは身長171センチ・体重117キロの体から
67キロへと1年間の間で劇的な変化を達成しました。

「運動はしたくない」「食べる物を我慢したくない」
「でも痩せたい」という何とも無茶な要求でしたが、
岡田さんはこの無謀なダイエット計画を、
「レコーディング・ダイエット」という方法によって、
成功させました。

それは口に入れて食べたものは何でも「メモ」にとり、
摂取カロリーを常に意識しながら生活するというものでした。
どうやら本当に運動などは一切していないようです。

サラリーマンの方などは、昼食のお店に入ると、
どこもかしこもカロリーが非常に高く、
味付けも濃いメニューばかりになってしまいがちです。
その結果、高カロリーな食事に偏ってしまいます。

岡田さんは成人男性の一日の必要摂取カロリーが
約2000kcal前後ということから、
3日で約6000kcal、一週間で約14000kcal以内に抑えれば、
自然に身体は痩せていくはずだと考えました。

今日1日、お酒を飲んでしまい、
おつまみをたくさん食べてしまっても、
摂取カロリーをしっかり計算してメモを残し、
翌日は食事に気をつけて、
前日との合計の摂取カロリーが必要摂取量を下回るように
工夫をしていたそうです。

「ダイエットをするつもりが、たくさん食べてしまった」
「もうお酒は我慢するぞ」
という我慢のダイエットもありますが、
長続きする方はかなり少ないのではないでしょうか。
特にお仕事で接待がある方などは
お酒を飲まなければならないこともあるかと思います。

「今日はお酒は飲むが、明日、明後日との合計で
摂取カロリーを標準以下に抑えよう」
という長い目で見た考え方でしたら、
継続をしていくことができるかもしれません。

いわゆる「メタボ検診」も既にスタートしておりますので、
今年の夏はお腹周りの改善に努めたいですね。
とはいえ、世の中には美味しいものが多すぎて困ります。

本日のオマケサイトのご紹介です。

本日は「レコーディング・ダイエットに適したサイト」のご紹介です。

「gooダイエット」内の人気コンテンツである
こちらのページ「からだログ」では無料で個人のデータを登録し、
日々の体重の移り変わりなどを記録していくことができます。

gooの会員IDを所持していないと利用はできませんが、
メールアドレスをお持ちの方ならば、どなたでも簡単に登録ができます。

2008年5月28日(水) hiQ編集部 K


梅雨入り間近

気象庁より今年の梅雨入りの時期が発表になりました。
既に沖縄は梅雨入りしたようですが
編集部のある東京の
梅雨入りは6月8日ごろ
梅雨明けは6月22日ごろ
という予想です。

梅雨と聞くと
とにかく「ジメジメ・ムシムシ・不快!」で
この季節はもう毎日毎日止むことなく降り続いているイメージがありますが、
実際はどのくらいの割合で雨が降るものなのか
あまり定かな記憶がありませんでしたので、ちょっと調べてみました。

「2000年以降の梅雨期間と降雨日:関東甲信」

梅雨期間 降雨日 降水量 降雨割合
2000年 6/9〜7/16(38日間) 20日 556mm 約2日に1日
2001年 6/5〜7/1(27日間) 10日 144mm 約3日に1日
2002年 6/11〜7/20(40日間) 16日 261mm 約2日に1日
2003年 6/10〜8/2(54日間) 20日 266mm 約2.5日に1日
2004年 6/6〜7/13(38日間) 9日 101mm 約4日に1日
2005年 6/10〜7/18(39日間) 12日 286mm 約3日に1日
2006年 6/9〜7/30(52日間) 20日 301mm 約2.5日に1日
2007年 6/22〜8/1(41日間) 14日 272mm 約3日に1日

という結果になりました。
やはり2、3日に1回は雨なんですね。
それに2000年の降雨量の多さと2004年の空梅雨具合にびっくりしました。

今年の梅雨の傾向は
「“やや長め”、大雨は後半に多い可能性」(ウェザーニューズ)
とのことです。
降りすぎても大変、降らなすぎても大変、という梅雨ですが、
楽しい夏を迎えるにあたって、
今年はちょっと長めに耐える時期になりそうです。
せめて「適度」に降ってくれるように天にお願いします。

2008年5月26日(月) hiQ編集部 T


枯れ氏(カレシ)が素敵

カレセン―(枯れたおじさん専科)」という本をご存知でしょうか。

これは、年齢を重ねたおじさんが如何に魅力的かを、
「枯れ氏(年齢のいった彼氏・カレシ)」を持つ女性たちの意見や
彼女たちが”理想の枯れ氏”とする人たちの
インタビューをまとめた、面白い本です。

カレセンの彼女たちによると、
男性ファッション誌が提唱する”ちょい悪”、”ちょいモテ”、
これらはギラギラしていてカッコ良くなく、
むしろ色事や欲を通り越して、
すっきり枯れた人こそがカッコ良いのだそうです。
どうも男性誌の展開する”カッコいいオジサン像”と
女性の思うそれとの間に、違いがあるように思えます。

また、今書店に並んでいる数々のおじさん向け雑誌は、
若者向けファッション誌の雛形に、
おじさん向けファッションを入れただけのもので、
カレセン女性から見ると、今ひとつの出来だとか。
若者風おじさん、がカッコ良いのではなく、
おじさんのカッコ良さが変わった、
それを表すのが「枯れ」という言葉だと伝えています。

しかしここで難しいのは、モテたい、お洒落になりたい、
という色気・洒落っ気が出過ぎると
それは「枯れ」から遠くなり、
とは言っても、
全く異性やお洒落を意識しないのもダメという点で、
そのあたりの難しいさじ加減は、
この本を読むと、うっすらと分かってきます。

いずれ「枯れ」たいオジサンたち、
(しかしこれまた”枯れたい”欲が顔を出しますから、むずかしい)
また、おじさん向けファッション誌の編集者にも
案外ヒントになる1冊かもしれません。

2008年5月23日(金) hiQ編集部 M


災害時の携帯電話はどうなるのか

中国四川大地震は19日までに
死者3万4073人、行方不明2万9418人、
そして現在も生き埋めになってしまっている方々が
5260人という大変な被害状況が報道されております。

発生当時は渋谷の邱永漢事務所にて
ラジオニュースで一報を知りましたが、
その際には「四川で大きな地震が発生し、
上海の高層ビルでも避難する人々が出た」
という情報だけでした。

翌日以降、被災地の現状が伝わるにつれ、
想像を超えた大災害であることが明らかになってまいりました。

今回の大災害で被災された多くの方々に、お悔やみ申し上げます。

日本でもいつ大地震・大災害が起こるかわかりませんが、
いざという時に、いまや90%の普及率を越えた情報端末「携帯電話」は
どの様に我々の役にたってくれるのでしょうか。

この機会に調べてみました。

国内主要3キャリア(Docomo,au,Softbank)の
災害時のサービスを見ますと、
全社で共通して行っているのが「災害用伝言板サービス」という
災害時に無料で携帯サイトに安否情報が書き込めるサービスです。

下の画像をご覧下さい。

画面はau機種の災害伝言板です。(au公式サイトより転載)

安否情報を知りたい方の携帯電話番号を入力するだけで、
その方の書き込みが読めるので、
比較的簡単に利用しやすくなっています。

その他の災害時のサービスとしては、
Docomo社が行っている
大地震の発生前に「緊急地震速報」をユーザーに配信する
「エリアメール」というサービスがございます。
(au、Softbankにおきましても実施中、もしくは実施予定の模様)
このサービスでは携帯電話の画面に突然、「強い揺れに注意してください」
との警告が音と共に現われるようです。

しかし、対象の携帯電話が通話中であったり、iモードに接続している時では、
画面に速報は表示されないそうです。
そして速報が来てから実際に地震が発生するまでに
数秒から数十秒しかありませんので、
とっさに身を守る必要があります。
数秒間しか時間が無いとなると、これはなかなか難しいですね。

ところで、
普段は利用できないようになっている「災害用伝言板サービス」ですが、
各社とも体験サービスを毎月実施して開放しております。
実施期間は下記の通りです。

Docomo 毎月「1日」(午前0時〜午後11時59分)
au 毎月「1日」のAM2:00〜PM11:00
Softbank 毎月「1日」(時間指定なし)

(↑企業名をクリックしますと、設定方法のページに飛びます。)

ご家族、ご友人とお試しされては如何でしょうか。
1度やっておくと、とっさの時にも慌てずに利用ができそうです。

本日のおすすめサイトのご紹介です。

実際に今回の中国・四川の大地震で被災された
hi-Q CHINA NETWORKの執筆者・金伸行さんは
四川大地震の地より」とのコラムタイトルでその時起こったことを
詳細に綴っていらっしゃいます。

今回はhiQサイト内のページのご紹介になりますが、
まだ読まれていらっしゃらない方はこの機会にぜひ、ご一読下さいませ。

2008年5月21日(水) hiQ編集部 K


赤い地球

5月に入ってから
ミャンマーでサイクロン、
中国で地震とアジアで天災が相次いでいます。
ミャンマーでの政府の対応の酷さに、
これは人災ではないかと思ってしまうほどです。
中国政府には是非迅速で手厚い対応をしてほしいと思います。
本日更新の金さんのレポートを読んで
今回の災害が如何に恐ろしいものだったかがわかりました。

やはりこの自然の猛威は環境が変化している証しなのでしょうか。
こんな興味深い映像を見つけたので、
そんなことを思ってしまいました。

「Earth temperature surface since 1884」(YouTube)

これはNASAから提供された
1984年から地球上の表面温度の上昇を表したものです。
世界中がドンドン赤く染まっていくのがよくわかります。

地球の温暖化の原因は色々言われていますが、
とにかく環境の変化によって
私たち人間の活動に多大なる影響があり、
またそれを我々が止めることができたり、
改善することができるのであれば、
それは正しいことであると思います。

自分に何ができるのか、考えたいと思います。

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「中国四川省の地震災害への募金先の紹介」

以下の場所で今回の災害に対する募金を受け付けておりますのでご紹介いたします。
天青庵さんのコラムでも呼びかけされています)

日本赤十字 「中国大地震の救援金受付について」

ヤフーボランティア 「中国大地震救援金」

中国大使館

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2008年5月19日(月) hiQ編集部 T


お遍路さんの悲しい変遷

ここ数年、個人旅行や旅行代理店の企画ツアーなどで、
お遍路さんの旅が人気を集めています。

巡る霊場は色々ありますが、
何といっても有名なのは四国八十八箇所ではないでしょうか。
すでに行かれた方も多くいらっしゃるかもしれません。
この四国八十八箇所が空海によって開かれたこと、
巡礼時には
「同行二人(空海さんと一緒)」と書かれた笠をかぶること、
程度の知識しかない私でしたが、
最近知ったお遍路さんの歴史には、少し涙ぐんでしまいました。

お遍路さんは、昔はお"辺"路さんと記述されていました。
辺という字は海辺、海のそばという意味であり、
確かに地図で確認すると、
八十八箇所の霊場はぐるりと海沿いに沿っています。
はるか昔からこの霊場を
懺悔の気持ちを抱えて巡った人がたくさんいました。
道のりは大変きつく、途中で命を落とす人も多くいたせいか、
いつの間にか四国巡礼の旅は、
姥捨ての要素を帯びるようになったというのです。
長患いや重病で、村という狭いコミュニティの中で
周囲に迷惑をかけるとみなされた者は、
暗黙のルールとして、
片道だけの旅費を持たされて、巡礼の旅に出たのだそうです。
表向きは巡礼の旅でしたが、
本人も周囲もこれが死出の旅であることが分かっています。
お遍路さんの白装束は、
すでにこの世にない者、という意味を含んでいて、
旅に出た者は命がつきるまで、
海岸沿いの道を歩き続けたのだそうです。

お遍路さんには今もお接待という、
土地の人の巡礼者へのおもてなしがあるそうですが、
これも元々は、そんな苦しい旅を続ける人を気の毒に感じた
土地の人たちによる施しから始まったのだそうです。
また、行き倒れて世を去った人の供養のためにと、
巡礼する人も増え、
結果として今日も多くの人が訪れる霊場となりました。

今は観光地としてもにぎわう場所に、
こんな悲しい歴史があったかと思うと、
時の流れって不思議なものです。
もし、訪れる機会が来たら、
せめて淋しく亡くなった人たちに、 祈りを捧げたいと思っています

 

2008年5月16日(金) hiQ編集部 M


四川省で起きた地震につきまして

読者の皆様より、
12日に起きました中国・四川省での大規模な地震につきまして、
邱永漢グループの現地社員、
及びCHINA NETWORK執筆者の安否を気遣うメールが
hiQ編集部宛に寄せられております。

幸い、現地との連絡も取れ、
昨日までに全員無事であると連絡を受けております。
皆様にはご心配を頂き、有難うございます。

ニュース報道などでも、
徐々に震源地付近の被害状況が伝えられておりますが、
地震の規模を示すマグニチュードが
阪神大震災を上回る7.9という数字で、
震源の深さが約10kmと浅いことから被害が大きくなったようです。

この地震で亡くなられた多くの方々にご冥福をお祈りいたします。

また、被災された方々には心からお見舞いを申し上げますとともに
一日も早い復旧を心からお祈り申し上げます。

2008年5月14日(水) hiQ編集部 K


サルにもわかる?

GW中に「Animal Planet」という衛星放送のチャンネルで
「オマキザル」の番組を見て感動してしまいました。

オマキザルは小型のサルなのですが、知性の高さで知られており、
介護動物として活用されることもあるほどです。

中でも驚いたのが、
石を使って木の実を割る「文化」があるところでした。
彼らの住む森には
すり減っていくつもの窪みがある平らな岩があり、
その上に1kg程の重さの石が置いてあります。
彼らは木の実をその窪みに置き、
石を木の実に叩きつけて殻を割ります。
その際、木の実が飛んでいかないように、
実の大きさにぴったり合った窪みを探すことまでします。

その岩と石は何百年も使われていると言われており、
この行動が世代を超えて伝えられてきた証拠とされています。

また、彼らにはどうやら「協力・公平」の概念があるそうなのです。
透明なアクリルで仕切られた隣り合った2つの部屋に
それぞれオマキザルを1頭ずつ入れ、
一方の部屋には尖った石、もう一方には蓋をした容器が置き、
容器の中には木の実が数個入っています。
また、アクリルのしきりには手が入る程度の大きさの穴が開いています。

容器が置かれた部屋のサルは蓋を開けたいけど、
手や歯ではあけられません。
そうすると、
尖った石で容器を壊せることを知っている石のある部屋のサルは
もう一方のサルに石を手渡します。(協力)
その石を使って容器を壊したサルは
そうしようと思えば、
容器の中の木の実を全部食べることができるのですが、
なんと木の実の半分を
アクリルの穴から石をくれたサルにあげるのです。(公平)

道具を使い、仲間と分け合う。
これは人間の特権だと思っていましたので、
サルがそれを普通に行っているのを見て、
軽くショックを受けました。

知性ってなんだろう。
人間界の現状を照らし合わせてみると、
人間だから無条件に他の動物より賢いとは限らないかも知れない。
そんなことを考えて過ごしたGWでした。

オマキザルの写真と説明(wikipedia)

Animal Planet「コスタリカのオマキザル」(放送は終了しています)

2008年5月12日(月) hiQ編集部 T


タスポよりおばあちゃん

たばこ自販機での成人識別カード「タスポ」の導入が
3月より順次開始となりました。
既に街の自販機には
タスポ用とおぼしき読取機が設置され始めています。

顔写真を添えて申し込むと、
後で識別カードが送られてくるそうですが、
安くないであろう設備投資費をかけたわりに、
未成年の喫煙防止という
望む効果は得られないような気がしています。

というのも、顔写真を載せてあるとは言っても
相手は無人の自販機ですから、
例えば成人した大人のカードを未成年が借用すれば
結局また買えることになってしまうためです。
そしてまた、この制度導入のために
これまでたばこ自販機のお得意さんであった、
多くの成人愛煙家たちは、不便をこうむることになりそうです。
識別カードがないと自販機は使えませんから
申込書に顔写真を添えて、送付申請の必要がありますが、
個人情報に敏感な人も増えた昨今、
顔写真添付に釈然としない人も多いようなのです。

人間の習性として、強く抑えられると反発も大きいというのは、
あまたの歴史や映画、小説でも語られていることです。
また神社やお寺に現れる賽銭ドロボーなども
二度とやられないようにと施錠を頑丈にすると、
更に強引な手で盗むことが多いのに、
一切抵抗せず、そのままにしておくと、
逆に良心が咎めるのか、再犯は少ないのだそうです。
バチあたりなことですが、これも人間の性質なのでしょうか。

皆で暮らす中で必ず起こる、
一部のマナー違反やモラル違反のために、
多くの人が親しんできた仕組みを変えて対抗するのは
実はあまり良い手ではないように感じます。

私の場合はもし、
自分のおばあちゃんなんかに心底悲しい顔をされたら、
もう悪い事などできなくなってしまいます。
タスポなんかより、ずっと効き目があります。
人間って、そんなものじゃないかなあと思います。

2008年5月9日(金) hiQ編集部 M


危ないローカルルール

先月の4月24日、東京都大田区の国道15号交差点で、
信号待ちの列に目の前で衝突事故を起こした乗用車が突っ込み、
6人が重軽傷を負うという惨事が発生しました。
原因は直進してきた乗用車と、
対向車線から右折しようとしたトラックが衝突を起こしたもので、
両運転手とも「相手が避けると思った」と供述しているそうです。

普段車を運転する方なら、
「直進優先」が当たり前だと思うのですが、
なぜトラック運転手は
前方より迫ってくる乗用車を認知しながら、
右折をしてしまったのでしょうか。

この事故はTV報道でも取り上げられていましたが、
その際に地方に根付く
様々な運転のローカルルールも紹介しておりました。

その中に長野県松本市にみられる「松本ルール」という
運転時の習慣が紹介されておりましたが、
松本市内では「右折が優先」とのことでした。

松本市内はもともと古くからの城下町で道が非常に狭い為、
右折車が止まっていると渋滞になるから、
地元の人の習慣でそのようなルールになっているらしいです。

TVでは他所から車で旅行に来たドライバーの方に
インタビューをしておりましが、
「交差点で何度か危ない目にあった」と話していました。

一方、トヨタ自動車で有名な名古屋の愛知県ですが、
こちらはウインカーを付けないで車線変更をする車が多く、
右折レーンを直進する車が見られるとのことでした。
ちなみに愛知県は全国都道府県別交通事故死者数で
06年と07年に1位となってしまっております。

下記のリンク先がTVの映像ですが、
今見ても危ない場面が多々映っています。
http://jp.youtube.com/watch?v=ZN6Xq7oVIEk

名古屋や松本に限ったことでは決してないと思いますが、
知らない土地を運転する際には
ローカルルールの存在に気をつけたいですね。
実際に走ってみないとわかりませんが…。


本日のおすすめサイト紹介です。
お取り寄せの口コミサイト
おとりよせネット」のご紹介です。

こちらのサイトは全国の美味しいお取り寄せ商品を
口コミにて紹介するポータルサイトです。

特にサイト内の「お取り寄せ審査合格商品」というコンテンツでは、
サイト上のユーザーの厳しい審査をくぐり抜けた商品たちが紹介されております。
贈り物選びなどにも非常に参考になるのではないでしょうか。

2008年5月7日(水) hiQ編集部 K


トマトと心の関係

こんなニュースがありました。

「トマトを食べれば若さを保つことができる」
(GIGAZINE)

「最新の研究結果によると、
トマトにはコレステロールをカットし、
ガンを防ぐだけではなく、肌を日焼けから保護し、
さらに肌を若々しく保つことを支援する効果もある」
というのです。

これを見て昔読んだ本を思い出しました。
明川哲也という、以前「ドリアン助川」として
「叫ぶ詩人の会」というバンドをやっていた人が書いた
「メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか」という本です。

この本は日本人の自殺率がなぜ高いのか
(当時世界第3位。先進国中では第1位)に注目し、
自殺率が世界最低のメキシコはどうして自殺しないのか
という謎を小説の形態を借りて解いていく、という内容です。

この中で、メキシコ発祥の食べ物である
「トマト、ペッパー、インゲン豆、カカオ」
が鍵なのではないか、とされています。
それらの食品を食べていると自殺しないというのです。

それが今回のニュースで科学的に実証されたようです。

また、
「タンパク質摂取量中に於けるインゲン豆の比率と自殺率が重なる」
つまり「肉からタンパク質を摂取する割合が多いほど
自殺率が高くなる」らしいのです。

トマトから重い話になってしまいましたが、
「口にするものが体を作る」これは真実だと思います。
口にするものによって精神状態も左右されることもあると思います。
食生活を意識して変えることで、
昨今まるでブームのように相次いで起っている自殺も
少しは減るのではないでしょうか。

私も人に語れるほど食生活に気を使っていませんので
先ずは、このニュースにあるように
1日2個のトマトから始めようと思います。

2008年5月5日(月) hiQ編集部 T


お茶の間フランス旅

昭文社から発売中の「大人の旅 Bravi(ブラーヴィ)」という雑誌に
以前ハイQでコラムを書かれていたシャルバーグ・八千代さんによる
南フランスの特集記事が掲載されています。
現在シャルバーグさんは、フランス人のご主人と
南フランスでケア・ウェラという「シャンブル・ドット」、
日本で言う民宿、もしくはペンションといった形式の
宿を営まれています。

この「Bravi」では
英国人作家 ピーター・メイル氏の著作でも知られるプロヴァンス、
世界的なリゾート地のコート・ダジュール、
カジノやF1で有名なモナコ、
これらの地が美しい写真と文章で紹介されています。
ハイQのコラムを彷彿とさせる繊細な文章から、
シャルバーグさんが丹念に取材された様子が伺える
保存版にしたい一冊です。
お近くの書店で是非、お手にとってみてください。

また、この本で南フランスに興味を惹かれた方のために、
シャルバーグさんが現在綴られているブログ
合わせてご紹介します。
世界遺産モン・サン・ミッシェルの旅や
フランスの生牡蠣の話、
もちろんご自身のケア・ウェラの話などが
美しい写真と共に掲載されています。

ゴールデン・ウィークは家でのんびり過ごす派の皆さん、
ワイン片手にお茶の間フランス旅はいかがですか?

2008年5月2日(金) hiQ編集部 M


2008年5月2日(金)〜2008年5月30日(金)


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