本日が最終日です

hiQで「食べる歓び」を好評連載中の
J.C.オカザワさんの新刊「庶ミンシュランA」のプレゼント応募が
本日で受付最終日を迎えます。

前作「庶ミンシュラン」は
多くの方々からご好評頂き、
多数のプレゼント応募が編集部宛に寄せられました。

今回はそのパート2とのことで、
皆様の注目も前回以上に集まっております。

そして当選者数ですが、
オカザワさんのご好意により、
前回の倍の「20名様」へプレゼントとなりました。

今日から連休という方もいらっしゃるかとは思いますが、
前作「庶ミンシュラン」を片手に美味しいお店を訪ね歩き、
同時に「庶ミンシュランA」にも応募をして、
抽選の結果を連休中の楽しみにする
というのは如何でしょうか。

応募はこちらから受け付け中です
皆様からのお便りをお待ちしております。

2009年4月29日(水) hiQ編集部 K


GW09、気になる展示会 その2(美術展編)

私が勝手に注目をしている
GW期間に東京で開催中の美術展やイベントです。
後半は大人向けの美術展を中心にご紹介します。

興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展
09年3月31日〜6月7日 東京国立博物館平成館(上野)

早くもへ足を運んだ友人が「大満足!」と
太鼓判を押していた大人気の阿修羅展です。
国宝の阿修羅像の横〜後ろ姿まで360度で鑑賞ができるとのこと。
ただし大人気のため、連日大混雑の予感大です。
(開館前より並ぶとのことですので、
人の少ない時間帯を狙うといいかもしれません。)
個人的には、阿修羅を含む八部衆像の中でも
特にインパクト抜群の迦楼羅像(カルラ)に注目しています。
1000年以上も前に、作者はどんな気持ちで
これらの作品を掘ったのでしょう。

ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画
09年2月28日〜6月14日 国立西洋美術館(上野)

最もよく知られたフェルメール作品のひとつ
《レースを編む女》が来ています。
パリのルーヴルで本物の「モナ・リザ」を見て、
その名作の小ささに驚いていた友人が居ましたが、
こちらも負けず、ずっと小さいです。(25×21cm )
このフェルメールのほか、出展作品71点のうち60点が日本初公開!
ルーヴルの名品、重厚な17世紀ヨーロッパ絵画の世界。

国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア
09年4月4日〜6月7日 Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷)

モスクワの国立美術館所蔵の中から
リアリズムから印象主義に至るロシア美術の流れを追う
38作家による75点の名品です。

万華鏡(カレイドスコープ)の視覚
ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションより
09年4月4日〜7月5日 森美術館(六本木)

一気に現代アートの世界へ。
インスタレーションがメインのようですが、
この美術館は年間を通して面白い展示を行っている印象があり、
今回も人間の様々な感覚を刺激する展示のようです。

個人的には全部行きたい!といった感じですが、
皆さんはいかがでしょうか。
気軽にふらっと立ち寄れて、
日常の感覚から離れられる展示会・美術展で
このGWは心のリフレッシュをオススメします。

2009年4月27日(月) hiQ編集部 D



バス旅はいかがですか

私が初めて長距離バスに乗ったのは10年以上前で
友達と企画した金沢旅行でのことでした。
車中泊なのでホテル代も浮くし、
寝ている間に目的地につくため効率も良い、
おまけに安いというわけで、
東京を夜中に発つバスに乗りました。

次はトルコで、カッパドキアかパムッカレかクシャダスか、
とにかく地方の観光地からイスタンブールへ戻る
12時間のバスの旅でした。

この2回でつくづくバスの移動は体がキツイ、寝られない、
という経験をしたので、
それ以来バスの移動は極力避けてきたのですが、
最近、やむを得ない事情で20歳の旅程とまったく同じ、
東京→金沢間のバス移動をするハメになりました。

当時から十数年経ちますから、体力の衰えも気になり
相当覚悟をして乗り込んだ夜行バス、
ところがあまりに快適だったので、驚いてしまいました。

まず当然のことながらトイレが備え付け、
そして隣の席と通路で区切られた、ゆったり3列シート、
150度くらいにはなるリクライニングにはフットレスト付き、
飛行機のように毛布も備えつけてあって、
思いがけないほどぐっすり眠れました。
また乗務員さんが2名いて
運転とお客さんのケアを数時間交代でやっており、
1人が長時間運転することもないので
安全面も考慮されている印象です。

夜が明けてからそれとなく客層を見回せば、
30〜40代のビジネスマン風の人や
一人旅風の若い女性、壮年のご夫婦などがおり、
バス旅はキツイ、体力ある若者向け、
という思い込みはガラリとくつがえりました。

そこで調べてみると、最近のバスには色々種類があって
飛行機のファーストクラスのようなバスから
(豪華シートに地デジテレビ付き・・・乗ってみたいです)
若い頃乗ったような「安さ一番!」のキツそうなバスまで
(小さめ4列シートで寝返り不可能、というかきっと寝られません)
様々なバリエーションが存在しています。

ですから”慎重に”快適なバスを選べば
鉄道で行くより安く、大抵朝早く着きますので、
時間を有効に使えます。

加えて鉄道では階段を登り降りする乗換もあったりしますが、
バスは寝ている間に目的地なのが、何よりラクです。
また平日割引のサ−ビスがあるので
きっと平日は利用者が少ないのでしょう。
週末より渋滞も起きにくいはずですから、
もし平日に行ければ更に安く快適な移動ができそうです。

これらを見ていくと
最近のバスは若者よりむしろミドルエイジの方に
おすすめできるような気がしました。
どんどん暖かくこれからの季節、バス旅行はいかがですか?

2009年4月24日(金) hiQ編集部 M



日本の眼鏡人口

現在、日本の眼鏡人口は6000万人を越えると言われています。
つまり、国民の2人に1人は眼鏡が無いと
日常生活に支障をきたすようになってしまいました。

日本人の視力は
70年代後半の調査開始時期から
右肩下がりの状態が続いているようで、
視力低下の原因はテレビや
ゲームの普及ではないかと言われていますが、
はっきりとした事はどうやら分からないようです。

私もその眼鏡が欠かせない人間の1人なのですが、
初めて眼鏡をかけたのは中学生の頃で、
自分の席から黒板の文字が見えなくなったことがきっかけでした。

その後、視力が変わる度に数万のお金を支払って、
何度も眼鏡を買い替えましたが、
最近は5000円均一や、1万円均一などの
いわゆる「激安メガネショップ」が
都市部に多数出店しているので、
気軽にメガネを変えることができるようになりましたが、
やはり安い商品にはそれなりの理由があるのか、
どうもフレームが特に弱いような気がします。

それでも値段の安さに魅かれてつい買ってしまうのですが、
そろそろ購入する眼鏡屋さんを1店舗に固定化して、
しっかりと自分に合った眼鏡を作った方が
いいような気もしてまいりました。

価格が安いお店でも、
私のように視力の悪い人の場合は
別料金を払って薄型レンズを頼まないと
レンズの厚さがかなり出てしまいます。
ひどい時はフレームの枠からレンズがはみ出てしまいます。

結局、薄型にしてもらって、
1万円以上の金額になってしまう場合が多いのですが、
インターネットで眼鏡のことを調べてみますと、
それを少しでも改善する方法が見つかりました。

ある実験によって明らかになったことなのですが、
人の視力は午前中から午後にかけて変化するというもので、
午後は1日の眼球の疲れからか視力が低下するそうなのです。

ですから、新しく眼鏡を購入する際には
午前中に買いに行った方がレンズの度数を
少しでも抑えることができるかもしれないということでした。

もちろん個人差があるものだとは思いますが、
私はいつも午後に買いに行っていたので、
次回は午前中に行ってみようかなと思います。

それにしても、何故こんなに眼が悪くなってしまったのか、
自分でも分かりません。。

(激安メガネ店の評判サイトをご紹介)

2009年4月22日(水) hiQ編集部 K



2009GW 気になる展示会 その1

そこまで迫った今年のゴールデンウィークですが、
皆さんはどのように楽しむのか、予定はもう決められましたか?
遠くまで旅行に行かなくとも、
お出かけスポットは目白押しですし、
家に居てもあれこれと娯楽ならいくらでもある時代です。

さて、私が注目をしているのは
手軽に楽しめそうな美術展などのイベントです。
その中から、GW期間中に開催されるいくつかをご紹介します。

横浜開港150周年記念テーマイベント「開国博Y150」
2009年4月28日(火)〜9月27日(日)Y150はじまりの森(横浜)

高さ約12m(4階建ビル相当)の巨大な「クモ」が横浜に・・・
巨大スペクタクルアート劇団「ラ・マシン」の作品が日本初上陸!
何それ?と知らない方へ。スゴイんです!
彼らの今までの作品は本拠地フランスに留まらず
全世界を驚かせているんですが、今回なんと日本に!
まさに説明不要の感動がありそうです。

彼らの過去の作品群
「少女」 「ゾウ」 そして今回上陸予定の「クモ」

「ラ・マシン」とは
フランスの大道芸グループRoyal de Luxeの
動くオブジェの製作・演出などを担当し、
巨大オブジェ等をつくっている
フランスのスペクタクルアート・グループです。

大恐竜展 知られざる南半球の支配者
2009年3月14日〜6月21日 国立科学博物館(上野)

巨大つながりで紹介したいのが恐竜展です。
見所はこちらも日本初上陸!あのティラノサウルスに勝るとも劣らない、
全長約13メートルの世界最大級の肉食恐竜「マプサウルス」!
きっと子供たちは大喜び間違いなし!

ターミネーター展
09年3月19日〜6月28日 日本科学未来館(お台場)

こちらはマシンつながりでご紹介。
1作目が製作されてから早25年間、
今年6月公開の最新作も楽しみな、
ご存知、映画「ターミネーター」の展示会です。
日本の最前線に続々と生まれているロボット展示も含めて、
人間とロボットたちとの未来を概観する展覧会、とのこと。

=つづく=

2009年4月20日(月) hiQ編集部 D



太っ腹な国の生徒たち

日本語は世界でも難しい言葉とされていますが、
最近この日本語を学びにくる
スウェーデン人留学生が激増していると、
とある老舗日本語学校で働く友人から聞きました。

これまで生徒数ナンバー1は常に韓国人だったのに、
昨年くらいからスウェーデン人がぐんぐん増え、
今年ナンバー1になったのだそうです。

この激増はスウェーデンの教育システムの賜物で、
かの国では高等教育の学費無料をはじめ
補助金として毎月10万円程度が支給されるなど
学生への手厚い援助が保障されており、
その太っ腹な救いの手が
国外の学生にも差し伸べられるのだそうです。

そうした恵まれた状況で、
ともかく心置きなく存分に学べるはずの彼らですが、
実際はどうかというと
タダで1年、トウキョウに行ってみるか?
というノリで来る学生も少なくないと見え、
ろくに授業にも出ず、半年ぶりに顔を出したと思ったら
「ケッコンシマ〜ス!」
と退学していく学生も一人や二人ではないそうです。
またアニメやゲームなどの日本の若者文化が
彼らの間でブームなのも
トウキョウにやってくる理由の一つだそうで、
そういうことなら学校よりアキハバラに向う気持ちも分かります。
もちろん母国の期待をしかと受け止める
真面目な学生もいますので、一概には言えませんが・・・

これまで多数を占めていたアジア人留学生が
金融危機を境に減る一方で、
それを補うように、潤沢な補助金を手に次々とやってくる
(勉強しない) スウェーデン人留学生たちは
ビジネスの観点から見れば歓迎すべきお客さんですが、
学校が日本に来る理由として使い捨てられています。

そういう「使い捨て」学生が大半になると、
その学校は学び舎としては死んでしまう、
だから今そうならないよう
不登校の学生を勤務時間後に訪ねるなどして
一生懸命やっているそうです。

世界の経済地図が塗り変わるにつれ
変化が起きているのが分かる話ですが、
それにしても勉強はやっぱり、
いくら国家や親が期待やお金をかけたところで
本人にその気がなければダメなんだと、つくづく感じるエピソードです。
遊び呆ける彼らより、
(若者が急に大金をもらえばそんなものですよね)
スウェーデンの鷹揚さに驚く話でした。

2009年4月17日(金) hiQ編集部 M



「坂の上の雲」にみる青春像

今年の末にNHKにて放送予定のドラマ「坂の上の雲」ですが、
原作は皆様ご存知の作家・司馬遼太郎氏の小説です。

長らく歴史小説部門の読者アンケートで
人気ナンバー1を保持していた本作は
現在も多くの人々に愛読され、
新たなファンも増え続けています。

舞台は維新後ほどない弱小国家である日本が
国の存亡をかけて大国ロシアと激突する様を中心に描いたものですが、
登場する人物は多岐に渡り、
それぞれが本当に魅力的に描かれています。

全8巻にもなる長編の小説の前半は
伊予松山で生まれ育ち、
そして立身の夢を見て東京に上京した
後の海軍参謀・秋山真之と
幼馴染の俳人・正岡子規らの青春が展開されますが、
若者達は日々勉学に励み、
将来自分が何を成せばいいのかを模索して
東京での毎日を過ごします。

そんな時に登場するエピソードの1つに
ある日、友人の1人が
東京から江ノ島までの無銭旅行をやってのけたとの話しを聞きつけ、
日頃からエネルギーのやり場に困っていた子規は
仲間の真之らを誘い、お金も持たずに意気揚々と徒歩で江ノ島を目指す
というシーンがあります。
(距離にして片道約50キロ、歩いて10時間以上のみちのりです)

途中、横浜のあたりまで来て
あまりの空腹と疲労の為に全員がへばり、
遂にはギブアップをするのですが、
作品中、その場面で面白い一節が登場します。

「青春というのは暇で時に死ぬほど退屈で、
 しかもエネルギッシュで
 困ったことにそのエネルギーを知恵が支配していない」

高校生の頃、この文を読んだ私は
それほどこの場面を気にも留めなかったのですが、
今の年齢になって改めて読み返してみますと、
「なるほどな」と思わず1人でうなずいてしまいました。

エネルギーはあるが、目的が見えない、
行動に計画が伴っておらず、事を起こした後に気がつく、
そのもがく様が人間の青春をうまくあらわしていると思います。

学生時代の青春はかけがえのないものですが、
当の自分はそれに気付かず、
つい無為に過ごしてしまいました。

しかし、今の私は無為に過ごした青春だと
自分では思っていますが、
現在の人生に影響を与える出来事も
もしかしたら幾つかあったのかもしれません。
そう思いたいものです。。

第1回の放送は11月29日(日)の予定ですが、
ドラマの中でこのシーンが描かれるのか、
今からとても楽しみです。
ドラマの特設ページはこちら

2009年4月15日(水) hiQ編集部 K



料理男子の時代へ?

なぜでしょうか。
いつの頃からかわかりませんが、
自宅のベッドサイドに置いてある本の中でも
料理の本やつまみの本、食べ物関連本の割合が多くなりました。
寝る前にちょっと開いて目で楽しむこともあるし、
気づけば、寝っころがりながら開いていることもあります。

料理をすることには
精神安定の効果があると聞いたことがあります。
料理本を枕の脇に置いて安眠効果があるのかはわかりませんが、
無意識のうちに枕元が定位置となってしまったのかと思うと
なんだか面白いなあと思います。

料理のアレンジにはちょっとした発想力が必要ですし、
やはり想像力が豊かな人は料理も上手なことが多いのです。
私の場合は、美味しそうな写真を目で追っているだけでも、
とても満たされた気分になりますが、
これは!というメニューについては、
レシピを見てはトレーニングがてら想像力を働かせて
出来上がりの味を考えます。

最近は書店でも美味しそうな料理本が沢山並んでいますが、
中でも、「男の〜」というようなタイトルも多く目に付きます。
「弁当男子」などという単語が出てくる時代ですから
そのうち、女子が男子へ求める基準の中に
「料理上手」などという項目が入ってくるのではないかと
内心ヒヤヒヤしてしまいますが、
確実に、(好きで)料理をする男子は
私のまわりでも増えていると実感しています。

男子厨房に入るべからずの時代は
もうとっくに終わってしまったのだとすると、
包丁を手に取る男子は今後もっと増えていくに違いありません。

2009年4月13日(月) hiQ編集部 D



次のビジネスは女性が主役?

今や世界でもトップレベルの貯蓄高の日本人、
その大半を中高年層が占めているそうです。
それを何とか引き出したいと
あらゆる企業が中高年向けビジネスを展開中ですが、
やはり家庭の財布を握る奥様を刺激することが、
一番効率が良いように思います。

というのも卑近な例で恐縮ですが、
普段かなりの締まり屋な60才の私の母、
彼女が最近何に一番お金を使うかというと、
韓流ドラマと化粧品なのです。

テレビ放映はもちろんかかさず見て、
同年代の友人たちとの話題は韓流ドラマの話。
若者よりお金のある彼女たちは
「○○さんと会えるツアー」とか
「ドラマの舞台を訪ねる旅」
などにホイっと出かけてしまいます。

その出費は旅費だけに留まらず、
○○さんに会えるとなれば洋服も新調するし、
旅先ではお土産を買います。
多分化粧品も、少しでも綺麗に見られたいという
女心が買わせているのだと思います。

そうした一つ一つのアクションにかけるお金を考えると
ヨン様とかビョン様とかチャングムにかけるお金は
軽く数十万円にはなる計算で、
そうした女性が1千人、1万人レベルになってくると
これは結構な消費額になると思います。

これまで少しはお小遣いを持っているけど、
特に興味を引かれるものがなかったせいなのか、
それを見つけた今、スイスイとお金が出ていきます。
こうした女性たちがビジネスになると分かったからか
最近は韓流スターの方から日本に来て、
握手会や旅行を開催していて
彼らに泊りがけで会いに行く女性もたくさん居るそうです。

こういう何に使うでもないお金を持つ人たちを
その気にさせるビジネスは、
目の前まで「商品」を運んであげる必要はありそうですが
(その点テレビはこの”金塊”を掘り起すのにピッタリでしょうか)
火をつけられればグングン伸びるのでは、
と母とその友達を見るにつけ思います。

2009年4月10日(金) hiQ編集部 M


100日我慢できたら200万円

「100日我慢で200万円」と聞きますと、
金額から想像するに、
これはよっぽど辛い仕事が待っているのではないかと思います。

実はこの報酬金は先月の31日にロシアで始まった
「有人火星旅行の地上実験」の体験者に対するものなのです。

厳正な審査の結果に選ばれた数名の参加者は
宇宙船を模したタンクの中に
100日間に渡って「監禁状態」になります。

タンク内には簡単なベッドと生活家具・トイレの他は何も無く、
一切の娯楽物もありません。
気になるお風呂ですが、
宇宙空間では「水」は貴重なため、
施設内に設けられた「サウナ」で汗を流す程度。
食事はもちろん全て宇宙食です。

私は小学生の頃、幕張で行われた「宇宙博」に
祖父母に連れて行ってもらった経験があるのですが、
そこで試食として
「バニラアイス」と表記された宇宙食を食べましたが、
パサパサに乾燥していて、
味は少し甘味を感じる程度でしたので、
とてもこんなものを毎日食べられないなと思いました。

あれから10年以上経過していますので、
宇宙食の味も随分進化しているかと思いますが、
それにしても毎日となると相当の苦痛かと思います。

今回の実験によって、
この様に長期間に渡って閉鎖された空間が
身体にどのような影響が見られるのか、
貴重なデータが得られるとのことです。

実際の火星への道のりは片道で250日、
往復で500日間もかかるそうです。
それを考えると「100日なら何とか…」と思えるかもしれません。

しかし報酬の200万円ですが、
100日間の日当に換算しますと、
1日2万円の手当て。

高いような安いような…。
微妙な金額ですね。

2009年4月8日(水) hiQ編集部 K



桜というキーワード

北朝鮮のミサイルの話題で
忙しなかったこの週末、
ようやく東京は桜の見頃を迎えました。

皇居に映る満開の桜が見事だった千鳥ヶ淵の夜桜見物、
先週不発に終わった御苑の桜アーチのリベンジ、
さらには代々木公園の開放的な桜と、
かなりの駆け足でしたが、私も週末に都内の桜を満喫しました。

満開の桜の下、家族連れや友達同士、
カップルや会社の同僚などなど
老若男女、ほのかに桜色の顔でニコニコと、
つかの間の時間を楽しんでいる姿が印象的でした。

桜というキーワードひとつで、日本全国がひとつになって、
これだけみんなを明るく朗らかな気分にさせてしまうなんて
この木の持つパワーに改めて驚かされます。

たった年に1度きり。時間は有限ですよ、と
教えてくれているようなその咲き方にも
人が心を奪われる理由があるのかなと思います。

ポンポンとポップコーンが弾けたかのような満開の木の下では、
誰もがデジカメや携帯で写真を撮っていましたが、
時代は変わっても、
この桜を愛でる心だけはいつまでも変わらないという所に
こんな時代だからでしょうか、
なぜだかとてもホッとさせられたのでした。

2009年4月6日(月) hiQ編集部 D



よい夫像今昔

プラチナギルド・インターナショナルで今、
よい夫検定」 なるコーナーを設けています。
10の設問に答えていくと、
歴史上の人物で誰タイプなのかを判定したのち
「よい夫なら妻にプラチナを!」と商品紹介に続きます。

よい夫・よい妻というのも組み合わせ次第で、
どちらにもなり得るものだと思います。
今「婚活」と言って、結婚したい男女がチャンスを求めて
色々活動する様子を指した言葉がありますが、
近頃は男性に癒しを求める女性が大変増えたようです。

「色男 金と力はなかりけり」と聞きますが、
最近は色男であろうとなかろうと、厳しいご時世で
結婚しても共働きが普通です。
社会の一員として働けば女性も、
男性同様ストレスも溜まるし、家事だって一人では大変です。
ですから20〜30代の私の友人たちは口を揃えて
一緒にいて楽しい人、安らげる人、家事もできる人、
そういう人がいいと言います。
何だか「理想のお嫁さん像」にも似ていますね。

自分で仕事を続ける覚悟があるせいか、
夫となる人に収入面の期待はあまりしないようで
それはここ14、5年くらいの間に大きく変わった点だと思います。
そのころはバブルの名残りがまだあって、
3高とか、年収ウン千万とか、
威勢のよい言葉が女性たちの間で飛び交っていました。
私の世代はその残り香を嗅いで、
ほんの少し派手な時代を経験しました。

当時の若い女性たちの「よい夫」基準は、
そうしたちょっと大げさなものでしたが、
その時代を通り過ぎた今は、
もっと親密で安らげる関係を築ける人を
「よい夫」と考えているようです。

そして今の女性たちが考える「よい夫」像こそ
いつまでも色あせない魅力になり得る要素という気がします。
年収や条件は環境が変われば飛んでしまうものですし、
女性たちもその点は大分学んでいますので、
今「婚活」真っ最中の方は、
癒しの能力、女性を包み込む包容力、
この辺りに磨きをかけてみてはいかがでしょうか。
(加えて経済力にも磨きをかけたら凄いことになりそうです)
もちろん「ますますよい夫」を目ざす皆様にも
癒しと包容力は、大きな威力を発揮すると思います。

2009年4月3日(金) hiQ編集部 M


親切への上手な断り方

ある調査会社が電車に乗っている際、
お年寄りの方に席を譲る人の割合を調べた結果、
次の通りになりました。

たいてい譲ると思う 67.3%
たまに譲ると思う 29%
ほとんど譲らないと思う 3.7%

「たまに譲る」と答えた方が3割近くですが、
この方々に「なぜ譲らない時があるのですか?」との
問いを新たに出しますと、

「恥ずかしいから」「相手に失礼だと思うから」
「相手に断られるかもしれないから」

などの理由をあげております。

例としまして、
お年寄りに席を譲ろうとして席を立ち上がり、
声をかけてはみたが、
「結構です」とだけ言われてしまい、
また元の席に座るに座れず、
周りの乗客の注目を浴びて恥ずかしかった。

という状況になるのを怖れているようです。
確かに譲るほうも知らない相手に声を掛けるわけですから、
勇気を出して声を掛けている人もいると思われます。

その勇気に「結構です」の一言では、
少々かわいそうかもしれません。
もっとも、譲られる方にしたら
親切の押し売りという場合もございますが。

このようになかなか難しい「親切の断り方」ですが、
先日、とても素晴らしい「断り方」に出会いました。

仕事帰りの電車の中で、
私が席に座ってウトウトしていますと、
いつの間にか私の目の前にお年寄りのご夫婦の方が
両手に荷物を持って立っていました。

車内は混雑していまして、
とても座れる状況ではございません。

奥さんと思われる方へ
「席をどうぞ」と声を掛けて立ち上がろうとしたのですが、
「大丈夫です」と断られてしまいました。

私が何となく気恥ずかしそうに元の席に座っておりますと、
お隣に立っているご主人の方が
身をかがめて私にこう耳打ちしてきました。


「まだ二人とも若いつもりなんです。
このまま立って居させて下さい。ありがとうございます。」


中々言えない見事な断り方だなと思いました。
将来自分が譲られる立場になる時がきたら、
そっくりそのまま使わせて頂こうと思います。

2009年4月1日(水) hiQ編集部 K

2009年4月1日(水)〜2009年4月29日(水)


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