靴が表すもの

来週はもう6月、1年の半分まで来ました。
6月と言えば梅雨です。
去年あたりからゲリラ豪雨とかいう
突然の集中豪雨が来るようになったので、
今年はそれに備えてレインシューズを買いました。
新聞によると、
今年はレインシューズの売れ行きが絶好調で
ビジネスの場でも穿けるお洒落なデザインが様々出ています。

靴というのはかなり穿いている人を表わす気がして
初対面の人がどんな靴を穿いているか、
見てしまうクセが私にはあります。
そういう自分はどんなのを穿いているかと聞かれれば
手ごろな値段の革靴で、
経済状況やライフスタイルを考えながら、
一番自分に合った靴をいつも探しています。

ただ靴が好きなので、例えば香港のような街で
高い靴を買うこともあります。
そういう靴は大抵靴底まで革で、
素敵なデザイン、細身のラインでも履き心地は素晴らしく
普段の靴とのあまりの違いに感動します。

ただそういう靴を意気揚々と持ち帰り
さて東京で穿きましょうとなると、
革底の靴は駅のホームやタイルの床で恐ろしく滑るので
公共交通機関を使う身では大変危なく、
また例えシンプルでも高級なオーラを発するので、
それなりの場に行かないことには
穿いている自分が落ち着きません。
それで結局デパートで買った靴が一番ということになり、
背伸びをして買った靴は
ライフスタイルがそれに追いつくまで、
(多分そのころにはカビが生えている・・・)
または特別な機会までお蔵入りというのがほとんどです。

そんな私がこの渋谷のオフィスに来て、
まず注目したのはもちろんQさんの靴でした。
当然のことながらいつも綺麗な、汚れや磨り減りのない靴、
そして季節に合わせた色合いやスタイルで、
その上靴の裏まで綺麗なことに、内心ビックリしました。

数ヶ月おきに靴裏のメンテナンスが必要な私とは大違い――
それは当然なのですが
本当に靴だけ見ても
普段目にする靴とは明らかな違いがあったので、
一流ホテルの従業員がまずお客の靴を見るわけが
本当によく分かりました。

自分の中の靴サンプルがこうしてまた増えたわけですが、
高級な靴と同じくらい私の目を引くのは
よく手入れをされたいい靴です。
物を大事にする気持ちが伝わってきますし、
その人の行き届いた気質を感じるからです。

私がそういう目で靴を見るということは、
当然同じように見る人もいるはずですから、
自分もせいぜい綺麗に手入れをして
「足元を見られないよう」気をつけたいと思います。

2009年5月29日(金) hiQ編集部 M


352人に1人の確率

hiQで「資産を守り残す法律」を好評連載中の
弁護士・高島秀行さんが火曜日更新のコラムで書かれた通り、
今月21日に裁判員制度がスタートしました。

全国の50の地方裁判所及び10の地方裁判所支部
(立川,小田原,沼津,浜松,松本,堺,姫路,岡崎,小倉,郡山)
で裁判員裁判が実施されます。

スタートと言いましても、
実際の初公判は早くても7月下旬に開かれるようですが、
報道機関を通して、
裁判員制度の対象となる事件が明らかにされました。

罪名別(未遂含む)では、最も多かったのが殺人罪の5件。
次いで、放火罪と覚せい剤取締法違反罪がそれぞれ3件、
強盗致傷罪が2件、傷害致死罪が2件です。

いずれも判決が出た際の刑罰としては重いものが予測される
いわゆる「重大事件」に該当します。

この裁判員制度、
法知識の無い、いわゆる「シロウト」の私たちが
果たして人を裁けるのだろうか?
悲惨な事件の現場写真などを見たくない
など否定的な意見も各所で論じられておりますが、
逆に「今まで法曹界に任せきりだった司法の場に
我々有権者も参加する意義がある」
と捉える人も出て来ているようです。

裁判員として選ばれる確率は
実に352人に1人と言われておりますので、
「もしかしたら、自分が選ばれるかもしれない」
「裁判や法について今まで考えたこともなかった」
という気持ちが自然に起こってきます。

日頃「日本は法治国家です」と
ニュースなどでも良く聞く言葉ですが、
実際に「法」とは何なのか、
「裁判」とはどういうものなのか。

今回の制度を通して
実際に一般の人々が法廷に参加することで、
裁判や法律の問題点など、
今まで取り上げられなかった部分が
国民の間の議論として出てくるかもしれません。

その議論が「民主主義をより強固なものにするため」
というこの制度の導入目的に直結できればと思っています。


下記の書籍は冒頭で紹介した高島さんが昨年出版された
著書「訴えられたらどうする!!」です。
「実際に訴状が届いたらどうするか?」
その分かり易い内容に、
hiQ読者の方々より、多くの注目が集まっています。

訴えられたらどうする!!
↑画像をクリックで
購入ページへ移動できます


著者:高島 秀行
出版:税務経理協会
定価:¥1,365 (税込)

2009年5月27日(水) hiQ編集部 K


むかし雨男・雨女 いま・・・

皆さんの周りにもきっと1人や2人、
雨男や雨女がいると思います。
私の周りにも、数名、
仲間内では悪名高い雨男がおります。
彼らが企画したり参加するイベントの当日は
必ずといってよいほど雨なわけですが、
好きでもないのに、雷雲に追っかけられる(引き寄せる?)
あのパワーは一体何なのでしょうか?笑

実は雨音にはとても優れた「リラックス効果」があるらしく、
なんと雨音だけが入ったCDが発売されていて
これがなかなかの人気なのだそうです。
確かに外出時は嫌われますが、
1日家に居ると決め込んだ日が雨だったりすると
家の中から聞く雨音は、なかなか良いものかもしれません。

大体、みんな自分が生まれた月の気候というのは肌に合うのか、
6月生まれの友人に聞くと、やはり雨がとても好きとのこと。
人によって好みも本当に色々です。

先日、そんな雨好きな友人へ
この雨音のCDをプレゼントしたのですが、
CDが必要なさそうな来月は
きっと雨音のライブに酔いしれているに違いありません。

雨もいいものかも・・・そういう意識でいると、
これからの季節、気持ちひとつで梅雨の「ジトジト」が
風情ある「シトシト」へ変わるかもしれません。
雨好きが増えれば、雨男・雨女もいつの日か
「リラックス男・リラックス女」へ・・・
ネーミング変更される日が来るのかも・・・知れませんよ!

2009年5月25日(月) hiQ編集部 D


裁判員制度が始まりました

昨日から日本で裁判員制度が始まりました。

自分が選ばれる確率は本当に僅かだとしても、
選ばれたらよほどの事情がない限り、
半ば強制的に裁判所へ行かなくてはなりません。
車椅子の人でも大丈夫なよう、
各裁判所にスロープも設けました!
と昨日のニュースでやっていましたが、
そこまでして誰もかれも引っ張り込むのかと、
強烈な違和感を感じてしまいました。

それは人が人を裁くという重責を
国に押し付けられるという気持ちから来ています。

どうしてもそういうのは
”自ら覚悟を決めて”法の世界に飛び込んだ人が、
一生を賭けて取り組む大事じゃないかと思ってしまいます。
イヤだという人も無理やり引っ張っていって
人の生き死にをその手にゆだねるというのは
まるで戦争中の召集令状みたいで、
(まだ怖い、いやだと言えるだけ恵まれていますが…)
私はこの裁判員制度問題を通して初めて、
国って恐ろしいと思うようになりました。
国にイヤなこと、困ることを強制されるのを
初めて体験したということでしょうか。

開始に伴い色々な問題も見えてきそうですが
まず思い浮かぶのは、自分の判断が正しかったかどうか、
それが一生晴れない疑問として
心に残り続けるんじゃないかということです。
それに例えば裁いた人が死刑になったりしたら、
関係者からお礼参りをされないかも心配です。

アメリカには陪審員・証人保護システムがあり、
場合によっては姓名を含む全てを変え、
一生を保護の中で暮らすこともあるそうです。
さすがにそこまでいくのは仲間を売った元マフィアとか、
麻薬組織の大物とかいった人たちでしょうが、
裁判員制度は「重大な刑事事件」が対象なので
心身に影響するような
難しい審議の可能性は充分あると思います。

しかし私のように腰の引けたタイプとは反対に
進んで引き受けたいという方も多く、
そうした意識の高い方々の参加は
司法制度をより良く変える力になることと思います。

すでに選定された方たちには、
ご家族の皆様共々、ベストが尽くせるようお祈りしています。
どういう事件のどういう判決をして、マスコミがどう騒いでも
裁判員の皆さんのご苦労を忘れないようにします。

2009年5月22日(金) hiQ編集部 M


チラシと番組表だけで良い

実家を離れて1人暮らし始めますと、
ごく当り前のことですが、
知らない土地のスーパーに買物に行くことが必要になります。

買物の際に気になるのは、やはり商品の値段です。
私の近所のスーパーでは特売日に冷凍食品が4割引きになります。
それを知らずに、つい通常価格の日に購入してしまい、
後で気が付いて後悔をしたことが何度かあります。

こんな時に
「特売情報の載ったチラシが前もってあればな〜」
等と考えますが、
特売情報のチラシは新聞の購読契約をしないと
自宅まで配達してくれません。

私は日頃インターネットでニュースを見る習慣があるので、
新聞は必要ないと思っておりました。

しかし、やはり特売チラシが欲しい。

そこで色々と調べたところ、
リクルートが面白いサービスをしていることに気がつきました。

タウンマーケット無料宅配サービス」というものなのですが、
該当地域のテレビ番組表と地域のスーパー、
家電量販店のチラシなどを
毎週の金曜日にクロネコメール便で宅配してくれる
というサービスなのです。

もちろん番組表は1週間分の情報が掲載されています。

現在は東京都内と神奈川県の一部などで実施されておりますが、
今後はサービス地域を拡大していくのではないでしょうか。

しかしこのサービス、試みは面白いのですが、
これから全国的に拡がりすぎると、
新聞部数の減少と、
新聞販売店の主な収入源である
折り込みチラシの減少につながりかねないだけに
新聞業界としては黙っていられない事態になるような気が致します。

サービス提供地域で新聞を取られてない方は
1度お試しされてみてはいかがでしょうか。

2009年5月20日(水) hiQ編集部 K


早い・安い・美味い・簡単!

子供の頃、特に大好きで、
或る時、調子に乗って食べすぎたことがきっかけでお腹をこわし、
それ以来しばらくは苦手な食べ物となっていた「卵かけご飯」。
大人になってからは、もっぱら手抜き料理?として
疲れていておかずを作る気力もない時や、給料日前などに
大いに威力を発揮力してくれています。

この「卵かけご飯」ですが、近頃はちょっとしたブームとなっていて
専用のしょうゆが発売されていたり、
卵かけご飯専門店や、関連書籍が出たりと賑わっております。

食べ方は人それぞれですが、
私はすこし冷めたごはんにかけるのが好きです。
というのも、熱々すぎるごはんにかけると卵に固まってしまうためで
あくまで「生」でいただきたいというこだわりでしょうか。

従来のしょうゆのみをかけたシンプルな卵かけご飯から、
トッピングや調味料をアレンジさせた様々なレシピが考案され、
昨今は小洒落た卵かけご飯にまでバラエティーは広がっています。

まだ試したことはありませんが、
「めんつゆ・ザーサイ・韓国のり」、「みそ・七味唐辛子・刻みネギ」、
「海老塩・胡麻油・ポン酢」、「タバスコ・塩・粉チーズ」などなど・・・
中には1度は試してみたいと思わせるレシピも沢山あります。

私も知らなかったのですが、実は卵を生食するというのは
日本以外ではあまり馴染みのない習慣のようです。

これからの暑くなる時期には、
特に卵の鮮度に気をつけつつ楽しみたいと思いますが、
皆さまも、ふっと思いだしたときに
この「アレンジ卵かけご飯」を試されてはいかがでしょうか。

2009年5月18日(月) hiQ編集部 D


ファッション革命の雄、上陸!

安くてそこそこ美味しくて、すぐに手に入るのが、
ファスト・フードの特長とすると、
それのファッション版が、ファスト・ファッションです。

日本におけるファスト・ファッションの先駆けは
何と言ってもユニクロだと思いますが、
ここ数年、海外の名だたるファスト・ファッション・ブランドが
続々日本に上陸して人気を集めています。

スペインのZARA、スウェーデンのH&M、イギリスのTOPSHOP、
そして真打ち登場とも言えるのが、
先月原宿に日本1号店をオープンした
アメリカ西海岸に本拠を持つForever21です。

このForever21が
これまでのファスト・ファッション・ブランドと大きく違うのは
とにかく破格の安さということです。
方向性は一番カジュアルながら、面白いデザインも多く、
帽子から靴まで全身で1万円程度、
ワンピースなら2,000円、アクセサリーなら500円程度というのは
いくら何でも、の領域です。

そしてこのForever21がスゴいと思うのは、
他の海外ファッション・チェーンのように
日本進出にあたって「価格の上乗せ」をしていない点です。
これまで価格の上乗せには
輸送費などの理由があるのだろうと思っていましたが、
「そうではなかった」ことがForever21によって証明された気分です。
もともとファッションの世界には
根拠が曖昧な値づけが多かったように思いますが、
消費者側は、それを品質や希少性などで納得させられていました。
それを大きく打ち破ったのがユニクロで、
品質と価格のあり得ない高バランスは革命的だったと思います。

その革命はまだまだ続くようですが、
そのユニクロが持たない
他のファスト・ファッション・ブランドの長所は
あまり同じ物を着た人にお目にかからないという点です。

「安くてこんなに素敵で得した!」と思っても
同じ物をあちこちで見かけてしまっては、
いくら気に入っても愛用は躊躇します。
「黙っていたら高く見えそう」なデザインが肝なのに
値段を知る人が隣にいては台無しです。
その点で、H&Mに代表されるような
売れても増産しないという姿勢は
デザインで売るファスト・ファッションの要諦だと思います。

ユニクロがファッション界の価格と品質の革命を、
H&MやForever21が価格とデザインの革命を果たしたと
私は思っています。
この2つが合わさったブランドがもし登場したら仰天ものですが、
まずは西海岸のファスト・ファッションの雄が
ようやく日本上陸を果たしたことを心から嬉しく思っています。

2009年5月15日(金) hiQ編集部 M


眠気の起きない劇団四季

GWの真っ只中に
劇団四季のミュージカル「ライオンキング」を観て来ました。

私は映画館でもつまらないと寝てしまう質で、
何よりミュージカルは最も苦手なものでしたので、
観劇を頑なに嫌がりましたが、
妻が「絶対おもしろいよ」としつこく勧めるので
遂に根負けして浜松町の四季劇場に行く事にしました。

ディズニーランドのミュージカルでも
睡魔に襲われてしまう私ですが、
今回観たライオンキングは約2時間の上演が終わるまで、
全く眠くならずに愉しむことが出来ました。

それもそのはず、劇中のお客さんの席の間を
様々な動物に扮した役者さん達が駆け回るので、
客席も舞台の一部のようになり、
全てが一体となって劇が演じられたのです。

音楽も舞台下のスペースでの生演奏ですので、
もの凄く迫力がありました。
特にドラムやパーカッションなどは
客席の両翼で演奏されますので、
リズムに包まれるようなとても気持ちの良い空間ができました。

上演開始すぐに、隣りの席の小さな子が
会場が暗くなったことにビックリして、
大声で泣き出してしまったのですが、
しばらくして、たくさんの動物たちが登場して、
ミュージカルが始まると、
時折り大きな笑い声をあげて愉しんでいました。

昨年、劇団四季は料金の値下げをして、
1番良い席でも1万円以下で観られるように価格改定されました。
この機会に私のように
「ミュージカル食わず嫌い」の方がいらっしゃいましたら、
ぜひ「ライオンキング」を観てみて下さい。
力強い歌声と演技に
日々の生活への活力をもらえます。
特に劇の冒頭と終了に演奏されるエルトン・ジョン作曲の
テーマ曲「サークル・オブ・ライフ」は一聴の価値があります。


劇団四季「ライオンキング」の詳細はこちらです。

2009年5月13日(水) hiQ編集部 K


食事のあるべき姿とは?

先日のことですが、
友人の誕生会として豪華に高級フランス料理
「トゥールダルジャン」で食事をする機会がありました。
自腹を切って行くにはとても敷居が高く、
こういうチャンスがなければなかなか足が向きませんが、
普段と違って慣れない食事でしたが、
奮発して行った収穫はありました。

毎日の3食では特段意識はしませんが、わかったことが。
ゆったりと、まずサーブされた料理を目で楽しみ、
鼻を寄せてその匂いを感じる。
フォークや指を使って口へ運び、味わいながら、
友人たちと料理を通して会話を愉しむ。
そうなんです。まさに食事とは
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の
5感をすべて使っているのだと気づきました。

え、そんなの当たり前?
・・・のようで当たり前ではなくなっていませんか?

本来、毎回の食事のたびにそうあるべきなんだと思いますが、
時間をかけずにファーストフード等で適当に済ませてしまう
まるでエネルギーチャージだけの
食事とも言えないような食事が多くなっている現代。
5感を使ってこそが、
人間が本来必要としている食事の在り方なのでは
ということを強く思い出させてもらった気がします。
私もですが、みなさんも毎回の食事で
5感のうちのどれかが欠けたりしていませんか?

重厚な風味と香りのフレンチに、頭の中は多いに刺激を受け、
ナンバリングされた鴨を口に運びつつ、そんなことを考えました。

後日、友人宅で手料理をご馳走になりましたが
お金をかけずとも楽しい仲間と一緒であれば、
食事はやっぱり楽しい。
食べる人への愛情を込めてつくった料理が美味しいのは
もちろんみなさんご存知だと思いますが、
この心を込める行為こそが、本当のスパイスなのかもしれませんね。

2009年5月11日(月) hiQ編集部 D


耳栓でリラックス

ゴールデン・ウィークもほぼ終わり、
色々とお疲れの方も多いのではないでしょうか。

トシを取ると朝が早くなるとよく聞きます。
しかしどうもあれは、早く起きたくて起きるのではなく
起きてしまってもう寝られない、
ということじゃないかと最近思います。

というのも、子供のころから20代は
とにかくよく寝る人間だったのに、
ここ数年、あまり寝られないか、
寝ても朝決まった時間にキッチリ起きてしまって、
それ以上の朝寝が出来なくなったからです。

充分睡眠を取ったから起きるのではなく
時間で起きてしまう感じで、
眠気やダルさがあるのに、一度起きると寝付けません。
そうなると充電が終っていないケータイみたいなもので、
ちょっと活動的にすると、
急にヒューンと電池が切れて元気がなくなります。

もしやこれの積み重ねが、人を消耗・老化させるのでは?
などと考えていたらちょっと怖くなり、
最近は枕を始めとした寝具の見直しや
寝室の環境を改善している最中です。

そんな快眠を求めての実験中で、
今一番効果を上げているのは耳栓です。
徹底的に音を遮断するタイプなので
休日の前しかつかえませんが、
ひたすら音のない世界では、驚くほどよく眠れます。
音が睡眠中も脳を絶えず刺激し続けていて
それが知らぬ間にストレスになっていたのかも知れません。

街を歩いていても、家に居ても、
今の世の中は人工的な音に溢れていますので、
人工音のシャットアウトはとても気持ちが落着きます。
何だか疲れたなあ、という時におすすめしたい
気軽なリラックス法だと思います。

2009年5月8日(金) hiQ編集部 M


人気者の気になる食費

上野動物園の人気者、パンダが亡くなってから
一年が経過いたしました。

上野にパンダがいなくなったという寂しさもありますが、
こうした人気動物を失うことは
来園者数の減少を招き、
動物園の経営面にも大きな負担となってきます。

一般に動物園の人気者と言いますと、
「ゾウ」や「キリン」や「ライオン」
そして近年ブームとなった「レッサーパンダ」
などが思い浮かびますが、
中でも東京の多摩動物園にいる「コアラ」などは
その筆頭格ではないでしょうか。

この「コアラ」、
根強い人気で集客力にも大変な貢献をしているのですが、
ある「問題」で園側が頭を抱えているということなのです。

それはコアラの餌代です。
なんと1頭当たり年間で2100万円もかかるというのです。

コアラの主食は皆さんご存知の「ユーカリの葉」ですが、
以前はオーストラリアからの輸入によって確保されてきました。

ところが、近年オーストラリアで
様々な災害が続いたことから、
エサの供給が停止する事態を想定して、
輸入に頼らず、国内でユーカリを育てる方向に変えたそうなのです。
しかし、日本国内での生産となりますと、
人件費・設備費の面でどうしてもコストが上がってしまいます。
その為、1頭あたり2千万以上という
高額なエサ代となってしまいました。

このコスト増にはコアラ自身の「好き嫌い」も
影響を及ぼしています。
コアラには毎日ユーカリの葉が8種類、
量にして25キロが与えられますが、
この内コアラが食べてくれるのはわずかに25グラム程度だとか。

さらにどの葉を食べるかはコアラの気分や体調次第。
そして、新鮮なユーカリでないと全く口を付けません。
ですので保存や再利用も効きません。

現在、多摩動物園には3頭のコアラが飼育されていますが、
年間の飼育費は6千万円以上もかかっているそうです。

しかも、今いる内の1頭のコアラのお腹の中には
4頭目となる赤ちゃんが育っているとのこと。

私も多摩動物園は近所なので
よくコアラを見る機会がありますが、
いつもグーグーと木の上で寝ています。
調べてみるとコアラの平均睡眠時間は1日20時間だとか。

何かと飼育が大変なコアラですが、
大変な人気者であることは事実ですので、
園側も赤ちゃんコアラの誕生キャンペーンを企画するなど、
入園者数の増加に励んでいるようです。

以下の画像は東京新聞のウェブサイトより拝借しました
多摩動物園の主な動物達の年間のエサ代です。

ちなみに私の食費は月に3万円。
年間で36万円ですので、
「チンパンジー以上、ライオン以下」
まずまずの位置ではないでしょうか。。

2009年5月6日(水) hiQ編集部 K


未知なるものへの恐怖

待望のゴールデンウィーク到来ですが、
連日ニュースとなっているのは豚インフルエンザの話題です。
新型インフルエンザの流行については
以前からその危険性が再三指摘されていましたが
いざ発生をしてみると、その伝播のスピードは想像以上に早く
グローバル化の時代ゆえに、大きく国を超え
一気に全世界レベルでの大変な問題となっています。

今回、世界的流行(パンデミック)は避けられそうもありませんが
少しでも正確な知識を持って、
冷静に対応していくしかありません。

まず、感染予防には、
手洗い・うがい・マスクの実行です。
そして何よりも日頃の体調管理の重要性は言うまでもありません。

ウイルスVS人間の構図については過去にも
映画やドラマなどでも様々に描かれてきていますが、
未知なるものへの恐怖ということでは
以前観た映画「インベージョン」を思い出しました。

ただ、今回は予行演習でも何でもなく、
まさに目の前で起っていることは現実なのです。
今後も冷静に最新情報を見守っていきましょう。


■厚生労働省
新型インフルエンザ対策関連情報

2009年5月4日(月) hiQ編集部 D


マイルが欲しい

飛行機のマイレージを貯めるのが趣味のような人が
私の周りに何人かいます。
実際に飛行機に乗ってマイルを貯めるのではなく
クレジットカードのポイント等でマイルを貯める彼らを
「陸マイラー」と呼ぶそうですが、
最近私もこれの仲間入りを果たしました。

色々計算してみると、
実際に飛行機に乗ってマイルを稼ぐより
確かにカードを利用した方が現実的な気がしたからです。
例えばANAの場合、
国内航空券の交換には1万マイルが必要です。
これを飛行マイルで貯めようと思えば、
日本―ヨーロッパを1往復で1万2千マイルくらいになりますが
これは長い休みがないと難しいですし、
たいてい海外航空会社の格安航空券を利用するため、
ANAの国際線には縁もありません。

そこで毎日の生活にかかる費用をことごとくカード決済にして
ポイントでマイルを稼ぐという方法に行き当たります。
前述の私の友人は、不動産ローンもこの方法で決済して
毎年海外に行けるマイルが貯まるそうなのです。

そこで新しいカードをマイル用に作ろうと考えた私は
カードの検討に入りました。
まず一番分かりやすいのはANAカードです。
100円の決済ごとに1マイル貯まる仕組みですから、
毎月の決まった支払いに利用すると効率がよさそうです。
次にカード会社の独自ポイント、
これは私の例でお話すると1,000円の決済ごとに1ポイントで、
これをANAマイルに交換すると通常カードで3マイル、
(カードによって別の換算率があります)
ということは333円で1マイル、
しかも1,000円に満たない決済は端折られますので
マイルの観点から見ると、ちょっとソンした気分です。

やはりANAカードかな、と思いかけたところに
しかし更に高効率のカードを見つけました。
それは楽天が発行しているカードで、
100円の決済ごとに楽天ポイントが2倍つくという代物です。
楽天ポイントは2ポイントで1マイルの交換が出来ますので
実質はANAカードと同じく100円で1マイルの計算です。
これに加えて楽天の場合、楽天市場での買い物の際、
周期的にポイントが倍増するキャンペーンがあるので、
これに合わせて決済をすれば
例えばポイント10倍ならマイルも10倍になるわけです。
実際には楽天ポイントにも種類があり
交換不可なポイントもありますので、
どれが得かはライフスタイルによってきますが、
私のようにお酒・食べ物・服から書籍まで
楽天を利用する人間にはもってこいのマイル獲得方法です。
そういうわけで先日、
楽天カードで陸マイラーの一歩を踏み出しました。

こうなってくると今まで興味も無かったポイントが
急に一大事に思えてきて、我ながら笑ってしまいます。
最近は20倍ポイントなどというのもあり、
つられて買い物をしてしまいますが、
マイルを目標に買い物をするのも、考えてみたらおかしな話です。

結局素直に航空券を買うのが一番トクな気もしますが、
何故か妙な達成感のある、陸マイラーの毎日です。

2009年5月1日(金) hiQ編集部 M

2009年5月1日(金)〜2009年5月29日(金)


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