浴衣ビジネスどうでしょう?

先日、立川の花火大会に出かけてきました。
人・人・人で、最後は人酔いしたほどでしたが、
夏の夜空に上がる花火はやっぱり風流ですね。

花火大会はデートにもピッタリのシチュエーションということで
仲良く花火を眺めるカップルも多数いて、
色とりどりの浴衣を着た女の子も多かったのですが・・・

もう本当にこういうことを言ったらいけないかもしれませんが、
着方が・・・本当に着方がトンデモナイ人がチラホラいて、
ちょっとビックリしてしまいました。
裾がはだけていても平気そうだし、
エリを抜いている人も少なくて、
首元がどん詰まりみたいに見えてしまっています。

浴衣は体に沿ったカーブのない衣裳ですから、
体にギチギチに巻いて着ても苦しいだろうと思うのですが、
見ていると「そういうモンなんだろう」という感じで
あまり気にならない様子です。

これは核家族が多くなったせいなのか?
ダダ崩れの浴衣で歩く女の子たちを見ながら
思わず考えてしまいました。
私にしても浴衣の着方を教えてくれたのは祖母で、
祖母がいなかったら
私もきっと「エリヌキってなあに?」というクチだったでしょうし、
そもそも浴衣自体、祖母が反物から縫ってくれたものでした。
そういうおばあちゃんがいつの間にか若夫婦から切り離されて、
浴衣の着方も次の世代へ伝わらなくなったのかもしれません。

まあそういう私は浴衣を着ていなかったので、
エラソウなことは言えませんが、
やっぱり浴衣は
公衆の面前ではだけちゃったらマズいと思うのです。
(本人ももはや直しようがなかったのでしょうが)
洋服は所作によって着崩れることはまずありませんから、
きっと同じ動き方で活動してしまったのでしょう。

そこで例えばああした会場に「臨時着付け所」みたいなものを設けて、
着付けが出来る人に助けてもらうなんていうアイディアは
どうだろうと思いました。
キモノ会社と提携して簡単な浴衣のショールームを設けてもいいし
着崩れて困った人も助かります。
そして私のように「しまった、やっぱり浴衣着たいなあ」という人に
浴衣をレンタルするのもいいかもしれません。

花火大会開催委員の皆様、来年どうでしょう?

2009年7月31日(金) hiQ編集部 M


北朝鮮に初のファーストフード店が

核問題、ミサイル、人権問題などで、
国際社会からの非難にさらされ続けている北朝鮮ですが、
最近、その北朝鮮で国内初となる、
チェーン型のファーストフード店がオープンしたそうです。

場所は首都平壌のど真ん中。
「速成料理センター1号店」と名付けられたこのお店では、
ハンバーガーやワッフル、はてはお粥とキムチの定食まで
幅広い食品をオーダーすることが可能です。

店内の設備はシンガポールの会社が担当したようですが、
扱われる食材や備品などは全て北朝鮮製のものだそうです。

ところで、このお店、
日本の一般的なハンバーガーショップなどと違って、
メニュー表の表記に北朝鮮ならではの事情が垣間見えています。
「ハンバーガー」という英語を使用せず、
代わりに「刻んだ牛肉とパン」と表示されているのです。

他のメニューを見ますと、
「焼いたパンのチヂミ」=ワッフル
「刻んだ魚とパン」=フィッシュバーガー

米国やその他の主に旧西側諸国に対して
強硬な姿勢を見せている北朝鮮にとって、
英語は「敵国語」と規定されているのかもしれません。

気になる値段ですが、
ハンバーガー1個が190ウォン。

この値段を日本円に直してみます。

北朝鮮国内の貨幣レートは政府の公式発表レートと
実際の取引価格が異なるそうなので、
外貨に正しく変えて計算するのは難しいとされていますが、
最新の2009年貨幣レート調査を見ますと、

1円=40北朝鮮ウォン。
1北朝鮮ウォン=0.025円 と出ています。

つまり北朝鮮のハンバーガー1個(190ウォン)は
日本円で約4.75円となります。

では、北朝鮮国内の物価などと照らし合わせて、
この価格は果たして安い水準にあるのでしょうか。

北朝鮮の一般的労働者の平均月給は3000ウォンらしいので、
190ウォンですと、少々割高な気がいたしますが、
裏で不法に流通していると言われているチョコパイは
1個500ウォンで取引されているそうで、
その他の食品も軒並みその近辺か以上の価格で
取引されています。

それらに比べるとはるかに安い価格設定のようですので、
割と気軽に市民が手を出せる価格ではないでしょうか。

しかし、このハンバーガーを食べる事が出来るのは
平壌にいるほんの一部の国民のみです。

2009年7月29日(水) hiQ編集部 K


覚えて損はない!?「折り紙テクニック」

食事やお酒の席で大体は用意されている割り箸。
その割り箸の箸袋を使った
折り紙テクニックがあるのをご存知ですか?

おとなの箸袋おりがみ おかわり 』(主婦の友社)など、
書籍もいくつか出ております。

折り紙なんていうと、昔折った鶴などを思い出しますが
正方形でなくとも、紙で折れればまさしくそれは“折り紙”。
定番の動物ものから、ちょっと変わったモチーフまで、
箸袋ひとつが様々な形にトランスフォームして
よくこうも考えつくなあという面白い形になるものです。

そういえば、よく宴会の席などでオシボリを使って
「ひよこ」「アヒル」を作って周りにアピールする方が居ますが
ようはあれと同じ系統ですね。(笑)

相手が席を離れている間に、
取り皿の脇にちょこんとウサギが居たりなんかしたら
席に戻ってきた彼女とも、話が弾むことは間違いありません。
試してみる価値はありそうです。

飲み会、宴会の席での小ネタとして
話題作りにひとついかがでしょうか?

2009年7月27日(月) hiQ編集部 D



浅草・待乳山聖天

先日浅草に行く機会があり、
お寺ともんじゃと人ごみを堪能してきました。

我が家からは日帰り圏内ですが、
そこをあえて一泊という小さなゼイタクに浮かれつつ
夕暮れ時の隅田川沿いを散歩していると、
待乳山聖天という看板が目に止まりました。

聖天さん・・・
大根が好きなことと、
桁外れのご利益のウワサは聞いていたので
行き当たったのも何かの縁と、訪ねてみることにしました。
東京都内で一番低い「山」として認定されている、
見た目は小高い丘の斜面に本殿への階段が伸びています。
早速由緒書きを読むとこれまた凄く、
「人間は慾を捨てられない、煩悩だらけ」
「なのでまずは願いを悉く叶えてあげます」
「それで満足したら、煩悩をすてて仏道を歩みなさい」
・・・稀に見る気前の良い方のようですが、
ハタシテ慾がつきなかったらどうなるのか?
興味深いお寺です。

本殿へと歩みを進めると、大根好きは本当のようで
あちこちに大根モチーフの装飾が見られ、
売店にはお供え用の大根も売られています。

この聖天さんをお祀りしていた著名人は数多く
三井財閥の三井高利、川崎造船の川崎正蔵、
紀伊国屋文左衛門、伊藤博文、川端康成、
八代目市川団十郎と錚々たる人々で、
いずれも大変な成功を得た点は共通しています。
ただおろそかにすると大変な罰を受けるとも伝えられ、
実際彼らの中には不運な死や自殺を遂げた人もいます。

そういうある意味真っ直ぐな存在を
一心に拝む方がこの日も何人かおられ、
本来なら写真を添えて掲載したかった本コラムですが
境内の写真撮影は控えることにしました。

邪魔にならないよう、そろそろと境内を散策していると、
突然目の前に二重の虹が見えたので
これはすかさずパチリと1枚。
(珍しかったのか新聞にも載っていました)

待乳山は高台なので、大変綺麗に見えたのですが、
この写真を撮影している間にも、
虹には目もくれず
お百度を踏んでいるらしい方が後ろを行き来していて、
何ともディープな、
何百年も前から変わらない異空間に迷い込んだ気がしました。
浅草といえばまず浅草寺ですが、
こうした静かで厳かな寺院にも、捨てがたい風情を感じます。

2009年7月24日(金) hiQ編集部 M


大規模な遭難事故

連日、各種メディアより報道がされておりますが、
今月、16日から17日の未明にかけて、
北海道・大雪山系のトムラウシ山(標高2,141m)周辺で
2パーティー計24名の方々が遭難し、
ツアーガイドを含む10名の方々が亡くなるという
夏山の遭難としては過去最悪の死者数を出す
遭難事故が起きてしまいました。

「頂上は台風並みの風で雨も降っていて、とにかく寒かった」
と無事に下山をすることができた方がインタビューを受けていましたが、
「降りる途中で、パタパタと女性達が倒れるのを見た」
「あれはもう駄目だろうと思った」と
凄惨な遭難現場の様子を淡々と話していました。

「軽装備での無謀な登山」、
「山小屋に入った時に救助を呼ぶべきだった」
「ガイドが判断を誤った」など意見が出ていますが、
遭難発生に至った詳しい経緯について、
今後の警察の捜査が注目されます。

今週末、家で私の父親とこのニュースを見ていると、
父は「無謀だ。無茶だよ。」と
テレビに向かって何度も言っていました。

父は30年近くの登山経験を持っていますが、
山は本当に怖い、と何時も口にしていました。
実際に自身が冬山で遭難しかけたことがあり、
その時の恐怖が頭にあるからかもしれません。

登山を始めて10年位の時に、
北アルプスの山で吹雪に遭い、
パーティーとはぐれてしまったようです。

父が登山から帰ってくると、玄関に座って震えています。
母親が「どうしたの???」と何度も聞きますが、
そのままの状態でしばらく震えていました。

後で聞くと、山で遭難した記憶が蘇り、
何とか家に帰れたことで恐怖を思い出して、
体が震えてしまったとの事でした。

今回の遭難事故で亡くなられた方々は
いずれも50代〜60代の方々のようですが、
本当に楽しい旅がこの様な事になってしまって
気の毒で仕方がありません。

これから夏休みのシーズンですが、
只でさえ、連日の暑さで体力を奪われる季節です。
安全に十分注意して楽しみたいですね。

今回の事件を受けてこちらのページを知りました。
登頂は征服か」…更新は終了してしまっている様ですが、
登山者の方の山に対する思いが綴られています。

2009年7月22日(水) hiQ編集部 K



黒い太陽の夏

あさっての2009年7月22日、
ここ日本で「皆既日食」が見られます。

月と太陽が重なるこの天体ショー、
1年に1回くらいの割合で
世界中のどこかのポイントで観測できる現象のようですが、
日本での「皆既日食」となるとなんと46年ぶりになり、
この次はというと2035年・・・。
次回はちょっと想像が出来ませんね。

月と太陽が完全に重なる「皆既」が起こる地域でも、
その「皆既」の状態は平均してもほんの2〜3分の出来事。
今回はその「皆既」が6分以上もあるという
今世紀最長の皆既日食となるようです。

東京では、太陽が部分的に隠れる「部分日食」となりますが、
7月22日の9時55分33秒〜12時30分20秒までの
約2時間半に渡って、最大で75%!も
太陽が月に隠れるという現象が観測できます。
この夏の猛暑に、少しの間だけでも気温が何度か下がって、
欠けた太陽を見られるという不思議な体験が出来ると
今から期待をしてしまいます。

各地の日食観測時間 国立天文台

私の知人は、なんと数年も前からこの日のために
「皆既日食帯」と呼ばれる皆既日食を観測できる地域で
皆既日食のためのイベントを企画しておりまして、
先週から準備のために現地入りをしています。
この前まで「あと何年も先だね〜」と言っていたと思えば、
あっと言う間にその当日を迎えてしまうんですから
月日の経過する早さを感じずにはいられません。

日食の観測には、市販の日食グラスを利用したり
鏡で反射させた影を見て間接的に観察したりと色々ありますが、
直接太陽を見ることは非常にキケンですので、どうぞご注意ください。
なお、当日ネットで生中継を行うサイトもあるようですので
気になる方はチェックしてみるといいかもしれません。

古代より神話にもなっているほどの自然現象ですから、
晴れて観察が出来るよう、
当日天気がいいことを祈るばかりです。


<主な中継サイト>


NHK 46年ぶりの皆既日食

トカラ皆既日食 7島 中継プロジェクト

SYNAPSE 2009トカラ皆既日食ライブ中継プロジェクト

LIVE! ECLIPSE 2009

2009年7月20日(月) hiQ編集部 D



世代で変わる日本の見え方

先日母が、年金受給額を確かめに役所へ行き、
ガックリ肩を落として帰ってきました。

両親とも60を越え、年金のことが気になりだし、
今後の生活設計をたてる参考にと出向いていったわけですが、
ガックリきたのはもちろん、受給額の低さのせいです。

「低いったって、家のローン終わってるんだから
何とか二人で食べてはいけるんでしょ?」
母の顔を見て言った私も受給額を聞いて唖然!
何と高校時代の私の小遣い並みでした・・・
私はアルバイトをしていたので、
小遣いと言っても5,000円、10,000円ではありませんでしたが、
それにしても100円ショップで食いつなぐしかないような、
熟年夫婦には酷な金額。
彼らが若いころから支払ってきた年金が、
国にテキトーに使われて、泡のように消えたことを実感します。
Qさんの年金に対する考えもまた、ズバリ的中したなあと思うと同時に、
真面目に支払ってきた両親が気の毒になってしまいました。

私と違ってうちの両親は結構、国を信頼しています。
彼らの成長期が日本の成長期と重なったせいなのか、
最近だいぶズリ落ちているのに、
未だに「Japan as No.1」的な気持ちを残していて、
日本が大好きです。

自分の国をどう見るかは、
育った時代や触れた情報に左右されるものだと思いますから、
そういう両親を見て私が思うのは、
時代が大きくガチャンと切り替わるタイミングで初老を迎えた、
ある意味タイミングの悪い世代なのかなということです。
これからは成長の鈍った日本を出て、
外国で働くことが当たり前の時代が来ると、今30代の私は
Qさんのコラムや世の中を見てすぐに予測がつきます。
だから変化への覚悟も、自分の中で育ちます。

ふりかえって私の両親が若かったころ、
日本は世界での地位をぐんぐん上げ、
希望に満ちた豊かな国への道ををひた走っていました。
その姿がずっと目に焼きついていたのに
最近マジマジと顔を見たら、あのころとは全く違う、
ケチでしょぼくれた老人になっていて、心底驚いたのでしょう。

一方で私に見える日本の顔はというと、
物心ついたころには気力も色気も十分のお年頃で、
世界中でかなりブイブイ言わせてたし
バブルという絶頂期もやってきて
「世界はアタシのもの!」なんて思ってたら
調子のいいヤツに踊らされて痛い目見ちゃって、
そのころのツケを最近やっと払い終えました。
―― と、思ったら今度は
昔からクサレ縁で羽振りの良かったアイツが
実はとんでもない詐欺まがいをやってたのが発覚して、
巻き添え食っちゃってもうクタクタ・・・という感じです。

ここまで疲れた日本にこの先頼るなど、とても考えられませんので
自力で準備の必要を感じていますが、
一番元気で美人な顔を見た、私の両親世代の方たちのためには
もう少し元気を取り戻して欲しいものです。
経済のアンチエイジング、なんてないものでしょうかね。

2009年7月17日(金) hiQ編集部 M


最新のウィンドウズが100円?

今年の10月に一般発売が開始される
マイクロソフト社の新OS「Windows7」ですが、
発売3ヶ月を前にして、早くも「海賊版」が登場しました。

中国の新聞「河北青年報」が報じたところによりますと、
河北省の一部のソフト販売店で最新のWindows7が
7〜8元(約98〜112円)、高くても20〜30元(約280〜420円)
で売りに出されているとの事。

店の店主は「すでに数百枚が売れた」と話しているそうで、
最近、海賊版の撲滅に力を入れているマイクロソフトとしては
頭の痛い問題がまたまた出てまいりました。

画像は実際に発売されていた海賊版
出典:レコードチャイナ

当初、Windows7の中国での発売価格は399元(約5600円)〜を
価格設定の目安にしていましたが、
まさか発売を前に既に10分の1の値段で売り出されているとは
思いもしなかったのではないでしょうか。

ところで、「海賊版と言えば中国」というぐらい、
中国のコピー商品は有名になってしまっていますが、
では、他の世界各国と比べて海賊版の使用率は
実際にどの位の比率になるのでしょうか。

この機会に調べてみました。

3年前の調査ですが、
世界93の国と地域を対象に行われた調査によりますと、
海賊版使用率の第3位はシンガポールの42%
ついで第2位は台湾の43%

そして第1位は中国で、なんと84%!!

中国国内で使用されているソフトは、
ほぼ海賊版と見ても良い数字ではないでしょうか。
しかし、中国の海賊版使用率は政府の取り締まりの強化から、
これでも年々下がってきているようです。

ちなみに日本はアジアで最も低い28%の使用率でした。

日本の低使用率は「そもそもコピーのやり方がわからない」
という知識的な問題もあるかと思いますが、
ある程度、健全(?)な使用率に留まっているようです。

マイクロソフトは今後、違法にコピーしたソフトには
突然、パソコンの画面が真っ暗になるなど、
ペナルティ的なプログラムを組み込む事も
実際に検討しているようですが、
さすがにやりすぎるとユーザーが減ってしまいそうです。

この辺の加減は何とも難しいですね。

近い将来、低価格で安定している中国製のOSが出てくれば、
こうした海賊版も減っていくかもしれません。

2009年7月15日(水) hiQ編集部 K


そういえば 鳴いていたっけ セミの音

休日に埼玉の山の方へ友人と出かけたのですが
グリーン鮮やかなあたりの森では、ミンミンとセミの声が。
いやーすでに夏ですが、
セミなんて、いつ頃から鳴いていたっけ?
・・・そういえばねと、思わず笑ってしまいました。

セミの音は鳴き始めこそ、気にもなるものですが
盛夏もすぎる頃には、日常の当たり前の音となって
鳴いていることにも気をとめなくなるものです。

選挙前の時期の
宣伝カーからの流れるウグイス嬢の声も、
ある種、この「夏を過ぎたセミの音」のように
聞こえてしまうのは私だけでしょうか。

宣伝カーひとつとってみても、
どうしてこういう形態でしか
選挙宣伝が出来ないものだろうかと
とても疑問に感じますが、
そこには、複雑な法律による多くの選挙規制があって
結局はみな、それらに縛られて、今まで通りの一辺倒な
ステレオタイプ的やり方をしているというのが実態のようなのです。

なぜ変わらないのか?
逆に言えば、こうした古いシステムだからこそ
政治的に得をする人たちが存在するということです。

やはり、これからの若い人たちに
政治への参加を呼びかけるのであれば、
あらゆる意味で、この選挙というシステム自体を
もっと今の時代にあったものへ変えていく必要が
あるのではないかと強く感じます。

せめてセミの鳴声のように、
選挙カーに風情でもあってくれたら・・・
投票率だってもっと上がると思うのですが。
いまのままでは、きっとセミにとっても
いい迷惑なのではないかと思うのです。

2009年7月13日(月) hiQ編集部 D



双子の政府専用機

いま天皇皇后両陛下がカナダをご訪問中、
また麻生総理はイタリアサミットに出席中です。

こうした元首要人は政府専用機で日本を発つわけですが、
エアフォース・ワンと呼ばれるこの飛行機、
実はツーもあることをご存知でしたか?
先日ある雑誌の元参事官の記事を読み、
私は初めて知りました。

このエアフォース・ツーはもしもの場合に備えて
常にエアフォース・ワンと共に(数分遅れで)飛んでいます。
内部はワンもツーも同じで、
機体前部にシャワーやベッドも備えた特別室(天皇・総理用)、
隣にシャワーなしの第二特別室(皇后・大臣用)、
後部に会議室、中間に随行員用のデスクがあるそうです。

またサミットなどでは記者団も随行しますが、
彼らも全て”ワン”の方に規定料金を払って乗りこみ
飛行中に後部会議室で会見を行ったりするそうです。

そういうわけで”ツー”はほぼ毎回空っぽで飛ぶことになりますが、
最近ツーが使われたのは、
北朝鮮から拉致被害者の皆さんを日本に連れ帰った時で、
この時は羽田に降り立った皆さんをそのまま
家族の待つ赤坂プリンスまで専用車で送り届けたそうで、
それだけ異例の重要事項だったことが分かります。

このワン、ツー共に
普段は北海道の自衛隊基地に格納されており、
外交スケジュールが決まると
実際のルートのテスト飛行を必ず行います。
この時点で保安上の問題点、改善方法、
滑走路の整備等を相手国と話し合い、本番に備えます。
もちろん整備・操縦ともに自衛隊のエリート部隊が受け持ち
万が一にも不具合のないよう準備を怠りません。

これだけ万全にも万全を期した専用機ですが、
機内食は女性自衛隊員にサーブされるお弁当と意外に質素で、
どうやら税金で飛んでいることは、
きちんと考慮されているみたいですね。
これからも安全な飛行で日本外交を支えて欲しいものです。

2009年7月10日(金) hiQ編集部 M



株の運用はロボにお任せ?

そう遠くない未来の世界では、
人間の生活の中にロボットが溶け込み、
人と同様に「感情」すらも備えたロボット達が活動する
という描写が漫画やアニメ、映画などで見られます。

現実のロボット技術は
ファンタジーの世界のレベルには到達していきませんが、
それでも人々を驚かせる能力を持ったロボットが
次々と世に出てきています。

いまロボットとして有名なのは、
何といってもHONDAの二足歩行ロボット
「ASIMO」ではないでしょうか。

ASIMOは2002年にニューヨーク証券取引所で、
史上初めて「人間以外では初めて」取引開始の鐘を鳴らす
という偉業も達成いたしました。
その後も各種イベントに引っ張りだこです。

この様に日々、進化を続けるロボット技術ですが、
2年前の「hiQ編集部から」におきまして、
読者の皆さんに「全自動で株を売買するロボット」の話題を
ご紹介したことがございます。

こちらの株ロボット、今現在では
ロボットの開発参加者は1万9千人を越え、
稼動している株ロボットは
4000体を越えるという盛況を見せています。

遂には今月の初め、
ロボットたちが資産運用をするファンド
日本株ロボット運用投信(愛称:カブロボファンド)」
の立ち上げが発表されました。

このファンドには前述の現在稼動している株ロボットの中から、
特に優秀な4体のロボットが選び抜かれ、
実際に資産運用を担当させるという試みです。

今月7月の10〜27日まで最初の募集を行うそうですが、
ここで結果を出し、
日本の投資家達に新たな資産運用方法の可能性を示す狙いです。

別の話しになりますが、
2003年にチェスの世界チャンピオンと
チェスのコンピューターマシンが対決し、
激闘の末に1勝1敗4分の「引き分け」に終っています。

プロフェッショナルの人間に勝るとも劣らないロボットの誕生。
これは「株」の世界でも通用するのでしょうか。
今後の結果がとても気になります。

2009年7月8日(水) hiQ編集部 K



ハクション!の加齢?

最近、ふっと感じることがあるのですが、
何かの調子で「クシャミ」をする時に
あれっ?と思うことがあります。
何と言うか、表現しずらいのですが
昔に比べて、ずいぶんと
「オジサン」臭いクシャミになったなあと思うのです。(笑)
以前はもう少し若者らしい
クシャミだったような気がしてなりません・・・
ひょっとして、こういう小さな所でも
加齢の影響はあるのでしょうか。

クシャミの表現として日本ではよく
「ハクション」という擬音で表現しますが
これはもちろん日本のオリジナルですので
外国ではどうなのか調べてみました。

英語圏でクシャミの擬音は
「Achoo!(アチュー!)」だそうです。
もちろん、クシャミをした途端、
周りからは「Bless you!」と返ってきますので
お返しには「Thank you」と言いましょう。

スペイン語圏では「Achis!(アチス!)」
「Salud!(サルー)」(健康を)と言われたら
お返しには「Gracias(グラシアス)」を。

さらに、ドイツ語での擬音は「hatchi!(ハチー!)」
「Gesundheit(ゲズントハイト)」(お大事に)と言われたら
お返しは「Danke(ダンケ)」を。

その他、
フランスでは「アチュム!」
中国では「アチェ!」
韓国では「エチュイ!」
トルコでは「ハプシュッ!」
ブラジルでは「アッチョン!」・・・等々

クシャミの擬音も各地域で違いがあって面白いですが
何となく同じニュアンスではありますね。

自分のクシャミの擬音は・・・何でしょうか?
人によって意外と個性が出るものですから、
結構、くしゃみの仕方で
性格がわかったりするのかもしれません。
湿気の多い時期ですが、
冷房で風邪をひいてクシャミなどしないよう
みなさまもお気を付けください。

2009年7月6日(月) hiQ編集部 D



マイケル・ジャクソン

スーパースターと呼ばれる人が若くしてこの世を去ると、
その人の栄光に一層の迫力が備わるような気がします。
エルビス、ジミヘン、ボブ・マーリー、ジョン・レノンなどなど・・・
そうした意味で、
マイケル・ジャクソンが50歳の若さでこの世を去ったのは、
スーパースターとして最後まで、
完璧にやってのけたという気がしました。

私が初めて彼を見たのは、
小林克也の音楽番組「ベストヒットUSA」だったと思います。
聞きやすいメロディーと、カッコいいダンスに釘付けで、
早速ムーンウォークを学校の廊下で友達と真似する際、
上履きだとすべらないからと靴下でやってたせいで
よく穴を開けて母親に叱られました。

とにかく見るたびに顔が変わるのが印象的で、
肌を白く染めた(?)時は本当にビックリしました。
どうしてあんなにコロコロ変えたのかは分かりませんが
大変な完璧主義者だそうなので
自分のパフォーマンスはもちろん、
ルックスにも明確な理想があったのでしょうか。

最近はヨレたTシャツにボロボロのジーンズで
フラリとステージに現れて歌う、
そういう格好良さもうけていますが、
自分を徹底的にプロデュースして、
衣装から立ち居振る舞いまでをイメージ通りに作り上げる
彼のようなタイプが少なくなりました。
大衆用にきっちり夢の虚像を作り上げるのは
生身の人間にはシンドイ事でしょうから
最近は「自然体」なスターが多いのかもしれませんね。

私などはせっかくお金を払って見に行くのに
隣のオニイサンみたいな格好で出てこられたら
いくら歌が凄くてもガッカリするタイプなので、
マイケルのように徹底的に夢を見せてくれるスターが好きです。
ステージであれだけ光輝くということは、
影の努力も想像以上だったはずで、
そうやって命を削る勢いで燃焼したからこそ、
スーパースターと呼ばれたのだと思います。

50歳は世間的には早世ですが、
命を削るように人をエンターテインし続けた
マイケル・ジャクソンにとっては、
すでに晩年の感覚だったのかもしれません。
年齢と、その人生の濃度を掛け合わせて考えてみると
マイケル・ジャクソンは寿命を全うしたと言えるような気がします。

2009年7月3日(金) hiQ編集部 M


突然の倒産

「ある朝起きてTVのニュースや新聞を見たら、
有名企業の倒産のニュースが出ていて驚いた」

hiQ読者の皆様もこの様なご経験があるのではないでしょうか。

昨今の金融不安が続く中で、
リーマンブラザーズの倒産のように、
大きな衝撃を受けるような大企業の
突然の倒産発表が続いています。

そんな中、今週の月曜日に某調査会社が
あるアンケート結果を公表しました。

「倒産してびっくりした企業はありますか?」
という設問です。

ランキングの結果は次の通りになりました。

(出典:アイシェア)

上記の画像より、テキストとして掲載いたします。

1位 山一證券
2位 そごう
3位 NOVA
4位 マイカル
5位 長崎屋
6位 北海道拓殖銀行
7位 千代田生命保険
8位 三貴
9位 ライフ
10位 丸井今井


やはり、山一證券の倒産は
皆さんの記憶の中に強く印象付けられているようです。

記者会見にて涙を流しながら「社員は悪くありませんから」
と言っていた当時の社長さんの光景が今でも頭に浮びます。

この調査結果、
「あなたは企業の倒産のニュースに驚いたことがありますか?」
という聞き方の設問もあったようなのですが、
聞く人によって結果に明確な違いが出てきました。

株式投資をしている人は8割が「ある」と答え、
株式投資をしたことがない人では、
「ある」と答えた人は5割程度だったようです。

日頃から「株」に関心の強い方々は
企業の動向に敏感だ
という事がよく表れていると思います。

それにしても、今このランキング表を見ましても、
いまだに倒産が信じられない企業ばかりな気が致します。

2009年7月1日(水) hiQ編集部 K

2009年7月1日(水)〜2009年7月31日(金)


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