今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第1回
人のいく裏に道あり花の山

日本では株式が新規上場されるときには高い値がつきます。
しかし、成長株というふれこみでも、
実は成長しない会社も多くあります。
成熟した社会では成長する会社は少ないものです。
また、利益の上がる会社はどれかと、
みんなが虎視眈々と狙っていますので高値になります。
振り返ると皆と同じ土俵にいては、
結局は高い買い物になる場合が多いように思います。

私は、これから多くなる日本の中高年の人々が
うまく資産運用をするためのお手伝いをしようと
考えて活動してきました。
そして今はまだ、みんなが気づかないことや、
不便すぎてみんなが来ないところで宝物を探すほうが、
結局は効率が良さそうだと考えはじめました。

日本では、もう多くの人は宝探しはあきらめた様子で、
会社の成長や配当に期待して
長期の株式投資をされる人は少なくなりました。
しかし、目を転じて広くアジアを見渡してみるとどうでしょう。
今、タイでは年間の配当が
株価の8%程度にのぼる会社がありますし、
フィリピンでは私たちのお小遣い程度のお金で百万株手に入る
夢のような(?)会社もあります。
信じられないような話がある代わり、
日本の常識では通用しないこともあります。
それでも、売買の要領はだいたい同じです。

よく海外旅行に行かれるとか、
老後は海外と日本を行き来して
送ろうとかとお考えの人であれば、
アジアの株式でうまく資産を運用されることも
可能ではないかと思います。
勿論、株式投資は「事業への投資」である以外にも
「人気当てゲーム」のような不確定な要素がありますから、
リスクが無いわけではありません。
国内で株取引の経験がない人にはちょっと怖いかもしれません。

「アジア株投資は、ある程度リスクはあるが
成長性のある資産運用法である。
余裕資金で投資すれば有利なもの」
という前提でお付き合いください。

では、皆さん。
バックパックインベスター(貧乏旅行投資家)の
私と一緒にアジアの成長する会社を探す旅へ出発しましょう。


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。



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2003年12月5日(金)更新
- このコラムは連載終了いたしました -

これ以前の記事はこちらからご覧ください


■平田 博孝 (ひらた・ひろたか)
アジア株研究家。
1955年岐阜県生まれ。(株)公文教育研究会に20年間勤務後退職。アジアの株式に関心を持つ個人の為の「水先案内人」を目指す。


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