犬養チエコさんと一緒に
あなたもキレイになりませんか

第177回
ノーメイクの時に来客が次々と…

今日は午後1時から数人の来客の予定があったのですが、
午後3時からの来客だと勘違いしておりました。
今朝はゆっくりめに起きて、軽い朝食をとり、
洗濯と犬の散歩を済ませてはあったものの、
部屋はまだ散らかしっぱなしでしたし、
自分の身支度もまだ何もしていなくて、
顔を洗っただけのスッピンで
家着用のしょぼいセーターと
ブラックジーンズという服装でした。
昼食用にお鍋の中をかき回しながら、
ご飯を食べてお茶碗を洗ったあと、
部屋の片付けと、お湯を沸かすのと、身支度を済ませようと
大体の時間を計算していました。
まだ1時少し前なので、
あと2時間もあれば支度には十分足りる時間です。

と、その時、「ピンポ〜ン♪」とチャイムが鳴りました。
宅急便が届く予定があったので、
絶対そうだと思ってインターホンに答えると、
「こんにちは、○○です。」
という3時にいらっしゃるはずのお客様の声。
一瞬頭の中が白くなるというのは
こういう時ではないかと思います。
とにかく玄関の靴を揃える程度の片づけをして、
お客様を中に通しました。
そうしながらも、『どうしようスッピンだし、
こんな汚い格好だし、どうしよう。』
という焦りの声が頭の中を渦巻いていました。
「いらっしゃい。私時間を間違えていたみたいで。。
散らかしていますけれどどうぞ上がってください。」
という言い訳が思わず口をつきます。
そういっておくことで
少しでも気持ちが軽くなるような気がしたからです。
「ハハ、何だか生活感があってホッしますよ。」などと
気遣いの言葉を返してくれるお客様に苦笑いで答える私。

最初の来客が何かの勘違いで
早めに来てしまったのであって欲しいと願いました。
もしこちらの間違いであれば、
あとから続いてお客様がいらっしゃるのです。
動揺でウロウロしている所に、次から次へと「ピンポ〜ン」
という来客を告げるチャイムが鳴りました。
何かの間違いであって欲しいという事態が
どんどんやってくる時、最初はなんとかあがこうとしますが、
次第に開き直るものですね。
「もういいや、今日はスッピンDAYにしよう。」
と腹をくくりました。
30代を過ぎると、スッピンを見られるのは
裸を見られるのに匹敵するくらいの恥かしさを感じるものです。
普段お化粧が好きで、お化粧した顔が自分の顔になっている
私のような人にとっては特にです。
特の夫のお客様でしたので、妻の立場としては、
スッピンで小汚い格好をしているのは
申し訳ないような気がしました。

それにしても、普段自分がいかに
お化粧や服装に頼っているかを思い知らされた日でした。
ノーメイクで汚い服装の時に人に会うと、
何だかとても気が弱くなって、自信もなくなって、
どこかへ行ってしまいたくなるような気になります。
本来ならノーメイクでもどんな服装でも
自分らしく堂々といられたら素敵です。
氷山の水面下の部分とでもいいましょうか、
他人から見られていない部分も好きになって
磨いておく事が大切だということを身を持って知った一日でした。


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