虎ノ門漢方堂店主・城戸克治さんの
やさしい漢方の話

第53回
SARS、誕生秘話?

現在、森林の減少、
大気中のフロンガス及び二酸化炭素の増加などの
環境を破壊するいろいろな要因により
地球の温暖化が急激に進んでしまい、
南極や北極さらにヒマラヤの氷河までもが
かなりの勢いで溶け出しきております。
一説によりますと、
インフルエンザのウイルスも
シベリアの永久凍土から溶け出して、
まず野鳥や渡り鳥などに感染
→それらから豚などの家畜に感染
→豚などから人間に感染
→人間から人間へと伝染
という感染の経路が考えられるそうです。

中国人は、「飛んでいるものは飛行機以外なら、
四つ足のものは机以外なら何でも食べる」
とよく紹介されておりますが、
これは中国全土のことではなく
広州のことを指しているのだといわれています。
また、広州では料理に使う材料の種類も
美食・悪食の両方ともに非常に多く、
熊の手・ツバメの巣・フカのひれ・干しアワビなどの他に
犬を丸ごと唐揚げにしたもの・野鼠の干したもの・
生きたままのヘビやカエル・野生のネコなどが
ところ狭しと市場に並んでいます。

実は、最初の新型肺炎SARSの患者が
発見されたのもこの広州なのですが、
野生の猫を精力剤として食べたことから
人間がSARSに感染したのではないかという説もあり、
SARSの初期の患者がほとんど男性であることも
このことを裏付けている証拠だという落ちまでついています。


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