虎ノ門漢方堂店主・城戸克治さんの
やさしい漢方の話

第108回
耳で、あなたの天命を知る?

腎の衰えは
耳の働きに影響を与えるだけでなく、
耳の色やツヤなどにも現れてきます。
例えば、一般に耳というものは、
赤ん坊はもちろんのこと
60歳ぐらいの年齢の方でも、
ほかの皮膚の部分に比べてみると
ずいぶんきれいな色をしており
血色もツヤもよいことが多いものです。

しかし、年齢と関係なしに
肉体的な老化が進んできた場合では、
耳の色やツヤはだんだん悪くなってきます。
もし、鏡で自分の耳を映してみて、
耳の色が黒ずんでいたり
耳たぶのシワが増えてきたりしていたら、
老化はかなり進んだ状態で要注意かもしれません。

また、こんな場合、
「もう先がそう長くはないのなら、
思い残すことがないよう好きなことをしよう」
と誰しも考えがちなものではありますが、
中医学の補腎薬というものを
一度お試しになることを私はお薦めします。

中医学の補腎薬には、
腎を丈夫にして寿命を延ばす働きだけでなく、
胃壁の萎縮や劣化を防いで胃ガンを予防したり・
聴力の低下を防いだり・頭脳の衰えを防いだり・
足腰のだるさや痛みを緩和したり・
骨を丈夫にしたりするなどの作用もあり、
飲めば得にはなっても損されることはまずないでしょう。


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