虎ノ門漢方堂店主・城戸克治さんの
やさしい漢方の話

第163回
「笑う門には、福来たる!」

行って来ました、新年会へ。
雪が深々と降りしきる中、毎年恒例
我が京町3丁目自警消防隊 平成16年度新年会へ。
そこには、終身名誉顧問、
88才現役医師の
「福井県の日野原重明」 S先生、
今年80才の現役バリバリ M社長が。

若いものの話などどこ吹く風か、昔話に花が咲く。
しかし、いつもと違い今回は、ちょっと面白い話に。

福井県は、知る人ぞ知る有名な「そば処」。
とくに我が武生市は喫茶店より
ソバ屋の数が圧倒的に多い県内有数の蕎麦の街。
今までも、皆さん、遠くはるばる
お蕎麦を食べにやって来られます。

実は今回、M社長から聞いた
我らがQ先生とっておきのエピソード、
お蕎麦屋さんが舞台です。

北○銀行主催の「邱永漢先生 大講演会」、
満員盛況 御礼申し上げます。
ということで、
先生を日本の蕎麦屋で知らない者がいない
有名な「う○しや」という近所のお蕎麦屋さんへ。

昭和天皇がお忍びで来られて
三杯お代わりなされたという伝説の蕎麦屋。
しかし、主人は名うての職人気質、
腕もすごいが愛想も苦手。

何も知らないQ先生、
名物「おろしそば」を美味しく召し上がられ、
いたくご満悦のようす。
そこへ、主人が現われ、色紙に一筆お願いいたします。

先生、すかさず筆を取り、悠然と

『味よし、店よし。 愛想よければ、なお良し!』

みんな、声を殺して大笑い、件の主人も苦笑い。
さすが、Q先生、面目約如!!


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