虎ノ門漢方堂店主・城戸克治さんの
やさしい漢方の話

第182回
醤油やソースが、抗ガン剤に?

「試験管の中での実験は成功したが、
 生体での実験は上手くいかなかった」
という話をよく聞きますが、
それは当たり前です。
人間に安全に効くかどうかが
一番の重要なポイントで、
そうでなくてよいのなら
いくらでも効くものは見つけることが出来ます。

例えば、ガン細胞の場合でも、
抗ガン剤などの薬剤を使用しなくても
醤油やソースなどの調味料に浸してやれば
浸透圧によって
細胞の中の水分が外に吸い出されて
死んでしまいますし、
塩や砂糖を使えば
もっと簡単にペチャンコになって
ガン細胞などアッという間に消えてしまいます。

こんなふうにガン細胞を殺すことが
いとも簡単に出来るのに、
「何故、醤油やソースを使わないのか?」
というと、それは試験管などの体外の話と違い
身体の中でそんなことをすれば
他の正常な細胞まで死んでしまうからなのです。

現在、新聞・雑誌などの広告やチラシに
実験データや愛用者の体験談を多数掲載して、
いかにも商品に
信頼性があるように見せるやり方が
健康食品や医療器具の業界では
とても流行していますが、
その実験の方法や意味には
このような根本的な間違いのある場合がほとんどです。

こういった広告やチラシに
引っかからないようにするためには、
まず落ち着いて内容をよく吟味することです。
2、3回も読み直せば、
いろいろな矛盾がいやというほどに
目についてくるはずです。


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