虎ノ門漢方堂店主・城戸克治さんの
やさしい漢方の話

第240回
○○○温泉、ぎっくり腰が多発!

体内の過剰な水分だけでなく、
身体を必要以上に冷やすことも
血液の流れを悪くして痛みを悪化させます。
薄着などの服装や寒い環境なども
もちろん原因の一つですが、
身体を冷やす作用を持つ食べ物にも
注意することも必要です。

特に、原産地が熱帯である
パイナップル、バナナ、
マンゴーなどのトロピカルフルーツや
夏が旬のキュウリやナスなどの野菜は
身体を冷やす作用が強く、
暑い時期以外での取りすぎには
十分に気をつけたほうがよいでしょう。
それに、夕方以降の果物の摂取も
身体を冷やして痛みを悪化させることが多く、
避けられたほうが無難です。

また、梅雨時など
ジメジメして湿気が多い季節にも、
痛みの症状は悪化しやすいものです。
とくに、新築のマンションなど
室内の湿度が高くなりやすい環境や
温泉などでの長時間の入浴も
痛みを悪化させる原因になることがあります。

少し余談になりますが、流行の
「日帰り温泉旅行」にも注意が必要です。
なぜなら、
身体の骨組みを引き締めている筋肉が
長時間の入浴によって緩んでしまい、
帰りのバスや列車の振動で
それがおかしな状態になって、
ぎっくり腰などの症状を引き起こし
動けなくなってしまうことがよくあるからです。


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