虎ノ門漢方堂店主・城戸克治さんの
やさしい漢方の話

第278回
新潟県中越地震、ピン子さんのカイロの最適な使い道?

「女優の泉ピン子さんの計らいで、
 自衛隊が、新潟県の被災者の方々に
 1億円相当の使い捨てカイロ150万個を
 輸送することになった」
という話を、ヤフーのニュースで知りました。

厳しい寒波に襲われている
新潟の被災者の方々のために、
心温まる支援を提供してくださった、
ピン子さん、自衛隊隊員の方々、
白元の皆さま、本当に有難うございました。

被災地ではまだ余震が続き、
10万人近い方々が
避難生活を余儀なくされている
と聞いております。
支援者の皆さんの気持ちが
いっぱいに詰まっているこのカイロが、
最大限の効果を現わしてくれますように、
中医学の知恵を生かした
最適な使い方を私も提案いたします。

中医学では昔から、
体温が下がると身体が衰弱するのは、
「命門の火」という生命のロウソクが
消えかかるためだと考えられています。
通常、命門の火を燃え上がらせるためには、
「鹿茸(ろくじょう)」という
鹿の角から作られた漢方薬を
服用するのが最もよいとされているのですが、
支援の使い捨てカイロを「命門のツボ」に貼っても、
ある程度の効果が現われると思います。

生命に通じる門という意味がある
命門のツボは、
左右の腎臓を結ぶ線と
背骨が交差する背中の位置にあります。
そこを、支援の使い捨てカイロで温めて
生命のロウソクの炎を燃え上がらせれば、
身体もよく温まり
元気が再び回復してくることでしょう。


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