お金の貯まる人はここが違う

お金との"付き合い方"指南

第62回
力ードが役に立つのは、海外旅行のときだけ

私は、十年ほどまえ、はじめてJCBのカードを作りました。
カード会社の担当重役をしている友だちから、
「カードはタダなんだから、一枚くらい持っていたってバチはあたらないよ」
とすすめられたからです。
義理で作ったカードでしたから、結局、十年間一度も使いませんでした。
おそらく、jCBのほうでも「つまらんお客だ」と思ったのでしょう、
とうとう更新のカードは送ってこなくなりました。
私の場合、カードを使わないように心がけていたということもありますが、
使う機会がなかったというのがほんとうでしょう。
「現金がないときだけカードを使う」という、
私なりのルールでいくと、現金を持たないことがありませんから、
結局、カードを使う機会がないのです。
ただ、海外旅行にひんばんに出かけるようになってからは
カードをよく使うようになりました。

アメリカへ行くと、カードを持っていない人間はもぐりと思われるほど
カードが普及しています。
アメリカでは、カードはステータスシンボルのようなもので、
カードがないから「現金で払う」と言っても、
受けつけてもらえない場合があるのです。
ついでに言えば、私ははじめのころ、
アメリカン・エクスプレスのゴールド・カードというのを使っていました。
私が加入したころ、アメックスのゴールドは
年間会費が一万円でした。
私は年に、二、三百万円はカードを利用しました。
買い物の中身にもよりますが、
アメックスは支払いの際に六パーセントくらいのコミッションを要求します。
六パーセントとすると、三百万円で十八万円にもなります。
ですから、私などよいお客なのに、欲張って、お客に一言の挨拶もなく、
年会費を一万五千円に勝手に引きあげてきました。
アメリカではそんなに手数料をとっていないのに、
日本人をなめてかかった商法です。
アメリカン・エクスプレスのトラベラーズ・チェックはいまでも使っていますが、
カードはビザとダイナーズ・クラブに替えてしまいました。
うちの子どもたちも、期限がくると、アメックスはやめているようです。
何の特典もないのに、五千円も八千円も高いのは、バカらしいですからね。





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2015年12月30日(水

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