お金の貯まる人はここが違う

お金との"付き合い方"指南

第82回
共働きでお金を貯めたいなら、夫の収入だけで生活する計画を立てる

最近は教育資金や住宅ローンの支払いなどで収入が追いつかず、
すこしでも家計の足しになればと、
主婦がパートに出ることがふえているようです。
しかし、不足分を補おうとして働きに出るていどでは、
たとえいくらか収入がふえたとしても、
たいした収入にはなりません。
そこにはきちんとした計画がないからです。

足りないぶんを補おうという考えでいる限り、
いつまでたっても財産はできません。
私の周囲をみても、家計を助けるために奥さんがパートに出たからといって、
お金が貯まったという人は少ないようです。
では、どうすれば財産をふやすことができるのでしょうか。
それには、家計を組み立てるうえで、
「予算」や「決算」という概念を持つことです。
その点さえきちんとしておけば、収入はこれだけで支出はいくらと、
頭の中のコンピュータが作動して、
不要な出費をおさえることができるはずです。

この意識がなければ、いくらパートで収入がふえたとしても、
支出もそのぶんふえるだけのことです。
そんな奥さんに限って、
出勤にタクシーを使ったり、仕事が終わってから
喫茶店でコーヒーを飲んだりして、ムダな出費をくり返しているものです。
まず、マイホームの購入など将来に大きな計画を持っているのなら、
結婚したスタートのときから、
生活費は夫の給料だけでまかなうと決めておくことです。
たったそれだけのことで、意外なほど簡単にお金が貯まります。

つまり、共働きをする場合は、
二人分を足して生活費にするのではなく、
一人分の収入だけで生活する。
これが家計を黒字にするための大原則です。
そうはいっても奥さんが働きに出れば、
それだけ支出がふえるのもまた事実です。
たとえば家にいるだけなら新しい洋服もそう必要ではありませんが、
外に出るとなると、いつも同じ服ばかりを着ていくわけにいきません。

化粧品代にしてもふえるのが普通です。
その結果、出費がかさんでくれば、
もとのもくあみですから、せめて若いときは、
買いたいものをガマンして、出費をおさえることが必要です。
年をとってからもなおそんなギスギスした生活を送るのは、
正直いってかなりつらい。
そう思う人は、もっと若いうちにきちんと人生設計を組み立てておく。
たとえば、結婚してから五年間は共働きで、
夫の収入だけで生活し、一定の貯蓄額を達成することにつとめる。
これさえできれば、あとは比較的やりやすいものなんです。





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2016年2月15日(月

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