元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第102回
食べ物の影響は瞬時に赤ちゃんに出る

食べたものがいかに瞬時に
子どもたちの体に影響を及ぼすか?
これは想像以上の問題なのです。
僕も身近な食事指導者や研究家から
よく体験調査の結果を聞かされます。
数年前「ガンは食べて治す」という本を
書いたことがありますが、
その共著者でマクロビオティック料理研究家の鈴木博子さんが、
いかに食べたものが微妙に子どもの体に影響を与えるか?
「牛乳とおっぱい」のケースをあげながら、
赤ちゃんと食べ物の関係について、
著作の中で警鐘を鳴らしています。

「母乳を出すために牛乳を飲む人がいます。
牛乳のたんぱくは分子の大きいまま母体に吸収され、
そのままおっぱいにでてきます。
お母さんが摂りすぎると、脂肪の栓(せん)を作って、
乳腺炎を起こしたりします。
腸が未発達の赤ちゃんがその母乳を飲めば、
赤ちゃんの腸は多少は消化するにしても、
分子の大きいまま吸収して、
アレルギーの原因になったり、
腸壁の腺をふさいでしまって栄養の吸収を妨げるそうです。
大人でも牛乳の摂りすぎで貧血になったとか、
乳たんぱく分解の過程でできる
ガラクトースの影響で白内障になるとか、
聞いたことがあります」

そして、さらにこんな体験報告もあげています。
「生後3ヵ月の姪が、突然、飲んだ母乳を
どばーっと吐いてしまった事件がありました。
調べてみると、その前に(母親である)妹は、
トマトの煮込み(こしょうたっぷり)を
2口ばかり食べた。
それが影響したらしいのです」
普段、軽視しがちですが、
食べ物は赤ちゃんの母乳から
その生育に大きな影響をもたらしているわけです。


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2002年12月7日(土)

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