元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第110回
スローヘルスのすすめ

僕たちが考えているスローヘルスとは…
「薬と検査と手術」に急き立てられるノルマ治療でなく、
「命と自然と人生」の共存を
じっくりと考えるケア治療を考える発想です。
西洋医学だけでなく
東洋医学も代替医療も
幅広くとりいれて、
全人間的(ホリスティック)に診る治療が理想です。
手術や抗ガン剤といった、
まるで人間を機械の部品のように扱う
「臓器治療」を優先するのではなく、
ライフスタイルまるごとを正していく考え方です。
とくに食事のケア療法などが
積極的に大病院の治療にとりいれられるならば、
もっと延命できる人が増えるはずだと思います。
それが患者本位の治療だと思いませんか?

「スローヘルス」の3つのキーワードとは
1.ホリスティック(全人間的治療)
2.ネットワーク(患者情報網)
3.キュア&ケアです(治療&世話)

いま担癌者ジャーナリズム倶楽部
という研究会を作って以下の分野の学際研究を続けてます。
1.患者が主役の「ホリスティック人生設計学」
2.患者同士を支える「ネットワーク組織学」
3.医師・治療師と作る「キュア&ケア環境学」
そして、
新たに「スローヘルス研究会」という懇親会を作って、
治療の選択や養生の設計に悩む、
患者さんや家族の方たちとの懇親会も作りました。
スローヘルスの考え方を
自分のガン養生に応用するだけでなく、
多くの患者さんや家族の皆さんと、
メール交信したり、
年に何回か懇親会を開いて、
「切ればガンが完治するわけではありませんよ」と、
スローヘルスな全人間的な養生法をすすめているわけです。
あなたも「スローヘルス」の活動に
参加してみませんか?


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2002年12月15日(日)

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