元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第253回
抗ガン剤の苦しみはもうゴメンだ

多発性骨髄腫を玄米菜食とビワの葉温湿布で克服している
「ビワのおじさん」の話の続きです。

血液検査の値は、
白血球:1年前4.6〜今7.0
赤血球:1年前389〜今500
カルシウム:1年前8.9〜今9.3
などとなっているようですが、
「体の細胞が全部入れ替わるのに7年と言いますから、
もう少し養生してくださいね」
とマクロビオティック料理研究家の鈴木博子さんがいうと、
この患者さんは
「この玄米菜食とビワの葉療法は一生続けていくつもりだ。
入院の苦しみは、ニ度とごめんだからね」
と答えて、日々、玄米を楽しんでいるそうです。

といっても、玄米療法に凝り固まっているわけではありません。
自分の納得した治療なら、なんでも取り入れていこうという、
「いいところ取り」の知恵も身につけている、
そうした前向きな生き方が、
奇跡の回復を呼んでいるようなのです。

病院で「もう来なくていい」といわれるまでは、
血液検査のために通い、
医者が2週間ごとに出す
高額の「カルシウム剤もどきの抗ガン剤」も、
もう飲んではいないのですが、
いただいて帰ってくるそうです。
血液検査をすれば症状を確認することで、
安心もできるからねというわけです。

「自分でもこういう奇跡ってあるんだと思った。
そして、同じ時に入院した仲間の4人のうち
2人は亡くなってしまった。
関根さんの闘病記や『ガンは食べて治す』の本を紹介したり、
俺のやっている事を話したりするんだけど、
誰も本気にしないんだ。
やってみろと言ってもやろうともしない。
医者の薬は当てにならないって俺にはわかったんだけどなあ」
と話しています。

玄米菜食とビワの葉療法をススメた
鈴木博子さんに感想を聞くとこんな答えが返ってきました。
「ガンは医学より哲学も問題ですね。
ご夫婦二人三脚で養生を続けてきたことも
忘れてはならない大きなポイントだと思います。
奥さんはこうしたら?ということは一切言わず、
ご主人の意思に任せていましたし、
私の言うこともよく聞いてくれました」

たしかに西洋医学が優れている、いや、東洋医学がよい…
といった治療論争より、患者にとって大切なことは、
どう命を育んでいくかという人生観、処世の考え方だと思います。
というわけで、次回は、このビワの葉温灸法について、
もう少し詳しく解説しましょう。


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2003年5月7日(水)

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