元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第259回
ガンはひとりぽっちで悩んでいると快方には向かいません

スローへルスな治療を目指して、
子宮ガンと闘っている
ニューヨーク女性からのメールの続きです。

「現在も有機野菜を中心とした
関根さんや本からの知識による
マクロビオティック食療法を続けています。
いくらか以前より知識、メニュー
(インターネットで教えていただいた
関根家式イタリアンミネストローネありがとうございます!
良人も美味しいと喜んで
一緒に楽しませていただきました)も増えてきています」

マクロビオティックの食事指導者については、
僕のアドバイザーである山村慎一郎さんから
現地の人を探して貰っていますが、
Gさんの場合、あきらめたり医師任せにするだけでなく、
自分の納得する治療、
いや納得できる人生を掴もうとする、
その強い姿勢が生きる勇気の源になっていると思います。

「ガンは本当に不思議で、奇妙、底知れない手ごわい病気ですね。
目標はガンを腫瘍マーカー値で
クリアするところまでにバイバイ(!)すること。
日本語で”治す”と、英語で”heal”する所まで持ってゆくこと。
そして第二目標は、”再発させない”
(再発はしない、と自分に言い聞かせてます)こと。
これから夏になるとカツラがくらくらするくらい、
蒸し暑いのかな〜とそれだけがちょっと憂鬱ですが頑張ります!」

ともあれ、惨い手術と抗ガン剤の疼痛の苦しみ、
涙と心の動揺を乗り越えていった最大の「良薬」が
結婚したばかりのご主人の思いやりの一言にあると思います。

「幸いなんとも御人好しの主人が
”ガンだから別れるって? 何いってるんだ!”と
力強い味方となってくれたのが有り難いことです。
日々検査と医者通い、そして保険の手続きと
めまぐるしい日々ですが親身になって助けてくれています」

ガンはひとりぽっちで悩んでいると快方には向かいません。
このGさんのように孤独に落ち込みがちな海外の地でも、
自分をしっかりみつめて治療の視野をひろげていけば、
命を拾う可能性が広まることは間違いありません。
さらに、もし恵まれた伴侶、友人に巡り会えれば、
それは最大の良薬です。
人生そのものが豊かになることでしょう。


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2003年5月13日(火)

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