元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第266回
盛況のマクロビオティック医学セミナー

健康維持や病気克服には、
ただ医師から薬を貰ったり、
メスで切り刻まれているだけではダメだ。
ガン、アトピー、さらに青少年のひきこもり、
虐待、鬱病、若年痴呆などなど、
ちかごろの慢性疾患や精神疾患に負けないためには、
やはり食による体質改善が大切だ…
多くの働き盛りの若者たちが、
ハンバーガーやファーストフード、
さらにコーラや清涼栄養液にまみれた
食生活に甘んじているわけですが、
最近はその弊害に30代、40代の女性たちが
気づきはじめたようで、
あちこちのマクロビオティックのセミナーも
満員の盛況になっています。

先日、この世界では中心的組織の
日本CI協会が主催する
マクロビオティック医学セミナーが、
東京・赤坂の星陵会館で開かれました。
テーマは
「ガン・難病が回復する食による自然治癒療力向上の証明」
といういかめしいものですが、
講師には、僕の食養指導者である、
山村慎一郎さんをはじめ、
日々の治療に食事療法を活用して、
多くの難病患者を癒している
スローヘルスな医師と患者たちが、
じつにユーモアを交えて食の大切さを説く、
なかなかアットホームな催し物でした。

山村慎一郎さんは、
悪性リンパ腫瘍が右肺全体に転移し、
その手術後、マクロビオティックによる玄米菜食と
ビワの葉療法などの手当法で生還してから
10年という1人の美容師さんを伴って、
闘病秘話を公開しました。
医師からは見放されたその女性は、
玄米菜食で40数キロの体重を10キロ落としつつ、
必死でこの自然治癒療法に賭けて、
命を拾ったというのですから、
会場からはその生還法について
矢のように質問が寄せられました。
「他に健康補助食品は併用したのか?」
「美容師の使う毛染液がガンの原因ではないのか?」
300人ほどの出席者のうち3/4が女性でした。


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2003年5月20日(火)

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