元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第325回
ドクハラで死なないための9つの鉄則

もう少し、テレビや新聞でもやっと話題になり始めた
「ドクハラ」について考えて見ましょう。

僕は、1人の食道ガン患者として、
手術を強要する主治医の魔手を逃れ、
幸運にも「5年延命」を掴んだのですが、
「ドクハラ治療」から逃れる発想は「スローヘルス」つまり、
患者自身が選択する
「しなやかな治療法」にあることを痛感しました。

「医師は神様」から「患者が主役」へ! 
「ドクハラ」から「スローヘルス」へ! 
いま全国、海外の患者や家族と
「スローヘルス研究会」という懇親組織作り、
食事法から呼吸法まで
「しなやかな健康法運動」を展開しています。

手術するにしろ、放射線や抗ガン剤を浴びるにしろ、
医者・病院はもちろん、治療の選択、処世の決断は、
医師のいいなりではなく、
「自分の頭と腹で決めよう」という提案が
こんど書き下ろした
近刊「ガン患者よ、ドクハラと闘おう!」の強調したいことです。
僕はその中で
「命を拾うためのスローヘルス9つの鉄則」を掲げました。

第1の鉄則・ドクハラ(患者いじめ)で命を落してはいけない
第2の鉄則・患者が主治医。
        「命は授る」のではなく「命は拾う」もの
第3の鉄則・退院後を「死と再発」を待つ人生にしてはいけない
第4の鉄則・患者だから出来るスローヘルス養生法があるはずだ
第5の鉄則・代替医療や漢方もバカにしてはいけない
第6の鉄則・5年生存を掴むには、家族と癒す、生還者に学ぶ!
第7の鉄則・あわてて、あの世に走ってはなりません
第8の鉄則・旅こそスローヘルス!ガン病棟に長居をするべからず
第9の鉄則・気がつけば、あなたもガン

いわば、これがドクハラで死なないための9か条です。
読んでいただければ分かるように、
だだドクハラ医師と医療システム=
いまの大学病院医局制度を糾弾するだけでなく、
患者自身の自立を支援する提案を盛り込みました。

長寿難病時代とドクハラ医療蔓延時代の挟間を
上手に生き延びるために、
患者は医療消費者と自覚して、
堂々と病院にいくことが大切なのです。
もしガンになったら、
あなたは「見ず知らずの大学病院の教授」に
ただ命を預けっぱなしにしてよいのでしょうか?
とくに、追いたてられるように病棟を退院し、
いかに5年生存、いや10年延命を掴むかに悩んでいる患者さんは
ぜひ、この本を読んでください。
必ず、よき闘病法、よき養生法のヒントが掴めるはずです。


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2003年7月18日(金)

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