元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第369回
食事が中高年の運命を変える

アイスクリーム、チョコレート、
アンパン、缶ジュース、缶コーヒーなど
甘いものの摂り過ぎが脳の溝を緩ませ、
顔のたるみばかりか、
お尻の調節もゆるませる?
この「痴呆の原因は食事にあり」という説を知ってからは、
僕にしても妻にしても、
「老後と食事」のケアが他人事とは思えなくなりました。

前に紹介した、岩手大学の大沢博名誉教授の
「食事で治す心の病」を読んでいると、
「痴呆と砂糖過多」の関係が以下のように指摘されています。
記憶障害などを持つ、
アルツハイマー型痴呆患者の
大脳皮質や側頭葉、頭頂葉の糖代謝が
正常な人より低いこと、
さらに脳の溝の開きが大きい、
つまり“ゆるんでいる”というのです。

50歳、60歳をすぎれば、
痴呆は“明日はわが身”の問題として迫ってくるわけですから、
日々の食事は、
目の前のガンやリウマチの治療のためだけでなく、
わが老後のためにも注意を払わなければならない
大切な養生なのです。

過ぎたるは及ばざるが如しという諺の通り、
体を酸化させる肉や揚げ物や
脳の糖代謝を悪くさせる砂糖菓子の食べすぎは禁物です。
高蛋白高脂質は摂りすぎない。
もちろん、世間では病人にやさしい滋養食と思われている、
ヨーグルト、マヨネーズ、牛乳の過食も要注意でしょう。

僕たち夫婦は、
マクロビオティック玄米菜食を励行していることもありますが、
とくにアイスクリームやチョコレート、スナック菓子、
そして精白砂糖漬けの缶コーヒー、缶ジュースの類は
口にしないことに決めました。

あの思いも寄らぬ、
わが母の徘徊、記憶喪失、
そして垂れ流しの “糞”戦記の日々を反省材料に、
ガンと食事だけでなく、ボケと食事も多いに関係あり、
「過食は万病の素」
「食事が中高年の運命を変える」
とキモに命じたわけです。


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2003年8月31日(日)

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