元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第527回
10ミリ以下の再発ガンは?

もし、ガンが再発したり、転移したりした場合には、
どんな手術、どんな治療法が、
身体にさらなるダメージを与えないで済むか?
この不安について質問した、
土屋医師の答えの続きです。

「たとえば、
 肺と肝臓の両方に転移が残っているとすれば、
 全身転移の可能性が高いばかりか、
 手術が体へのダメージとなり、
 QOL(命の質)が低下するから、
 1.原発ガンが完全に取り除かれていること
 2.遠隔転移ガンがひとつの臓器に限られていること
 この二つの条件を満たしてない限り
 手術は避けたほうがよい」

これが土屋医師の考え方です。
なぜでしょうか?

「再発転移して延命する場合、
 原発の手術から転移ガンの手術の期間が
 長ければ長いほど
 延命するという結果になりますから、
 大切なことは、手術に適しているか? 
 悪性度は低いか? 
 発育の遅いガンか? 
 局所ガンか?――こうしたことを確かめる期間、
 私はこれを『あぶり出し期間」』と命名していますが、
 このあぶり出し期間を十分持つことが大切なのです」

そうでなければ、
再発転移ガンの手術で、
かえって命を奪われかねないというのです。

「直径10ミリ以下の再発ガンは、
 できた部位や原発巣でも替わりますが、
 原則として切除せずに
 しばらく様子を見るようにしています。
 10ミリ程度ならば、
 転移巣からさらに転移を起こす
 二次転移の可能性が低いと考えられます」

術後、1年以内にできたガンの場合も、
いくら切除しても
また出てくる可能性があるので、
もう1年ほど様子を見たらよいそうで、
ガンとは「あせらず、あわてず、あきらめない」で
共存する、頑張り過ぎないことが
賢い考え方だというのです。


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