元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第711回
風水で中国株を占う――

最近、話題になっている、
風水学による改運・願掛け・未来予測の話の続きです。

僕にしても、生年月日を教えてもらえば、
陰陽五行の十干、十二支による運勢診断、
さらに運勢好転法くらいなら占うことが出来ます。
僕の先天運勢は最強ではありませんが、
「清濁併せ呑む強運」にあるようです。
また長嶋茂雄さんや湯川秀樹さんにも似た運勢です。

ともあれ、本来の風水占いの場合は、
易のようにただ個人の運勢を占うだけでなく、
自然・地勢・環境・方位とのかかわりで運勢を測る
高度の実用哲学ですから、
いわゆる「陰陽風水学」のダイナミックな診断は、
一朝一夕には体得できない世界でしょう。

ま、たとえば、風水環境学による
改運・願掛けとはどうするかといいますと、
八卦によって(日本では九星)、
本人の先天運勢(本命卦)を占い、
それぞれが持つ「方位の吉凶」に合わせて、
家運、健康運、金運、恋愛運、事業運といった
改運・願掛けを果たすわけです。

いわば未来予測環境学、未来予測地勢学ですから、
なかなか複雑で奥の深い哲学なのですね。
たとえば僕の場合は、
本命卦が八卦の「乾」ですから、
吉方位は主に西サイドにあり、
こちらに気の入り口である玄関を持ってきたり、
もし、この方位に玄関がなければ、
悪い気をシャットアウトする
八卦鏡、龍亀、水槽といった
「化殺」グッズといったものを配するわけです。

こうした方位による
「改運・願掛けの組み合わせ」が
何百通りと考えられるわけですから、
風水による「未来予測環境学」を会得することは、
相当の熟練熟達を要します。

というわけで、本場で「未来予測環境学」=
風水を学ぼうと思って、
台湾の著名な風水師・楚皇大師を訪問。
短時間でしたが、
直伝を教授してもらったというわけです。

ともあれ、まえにも書きましたが、
僕は心身の気力、生命のパワーを高めるには、
「ただ丹田呼吸を繰り返せばよいということではない」
「よい自然大気の流れに身をさらすことが大切だ」
と感じておりましたので、
この中国古来の「未来予測環境学」とでもいうべき
風水の謎を科学してみたくなっておりました。

台北でお会いした楚皇(そこう)大師は小柄ですが、
顔艶ぴかぴかで精力的なタイプ。
じつに快活で頭脳明晰な人でした。
中国命理協会のメンバーである著名な命理学者ですが、
薬師如来や不動明王を祭った道場で、
汗を拭き拭き、筆者の質問にもいやがらず、
速射砲のようになんでも答えてくれました。

僕は国際分散投資研究という仕事柄、
風水という「未来予測環境学」からみると、
先行き不透明な中国経済の盛衰を
どう分析するのか?
ずばり、中国株式市場の将来はどうなるのか?
この疑問について尋ねてみました。

風水師・楚皇大師はじつに頭脳明晰な人

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