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         第849回 
          部位別ガン検査法4/ 
          【膵臓ガン】【腎臓ガン】【前立腺ガン】など 
        ガンが疑われた場合、 
          以下のような順序で、 
          診察・検査を受けます。  
        【膵臓ガンの検査】 
          さらに画像診断:超音波検査、X線、 
          CT、MRI、ヘリカルCTなど。 
          内視鏡を使った 
          ERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影)も行う。 
          腫瘍マーカー:CA19−9、DUPAN−2など。  
        【腎臓ガンの検査】 
          腹部の触診。 
          画像診断:超音波検査、CT、MRIなど。 
          骨の転移は骨シンチグラフィーで調べる。  
        【膀胱ガンの検査】 
          スクリーニング検査で尿の潜血反応、 
          尿を採取しての細胞診。 
          ガンが疑われると、触診(肛門や膣から)、 
          X線造影、膀胱鏡(細い内視鏡)による 
          患部の観察や組織診。 
          進行している場合はCTやMRIなど。  
        【前立腺ガンの検査】 
          直腸指診、超音波検査、 
          CT、MRI、骨シンチグラフィー、 
          確定診断には前立腺の一部を切り取り調べる生検など。 
          腫瘍マーカー:PSA(前立腺特異抗原)、 
          PAP(前立腺酸性ホスファターゼ)など。  
        【精巣ガンの検査】 
          触診のほか超音波検査、 
          CTの画像診断など。 
          CTは主に転移部位の診断で、 
          腹部の大動脈や大静脈周囲のリンパ節転移、 
          肝転移、肺転移、脳転移の有無などを調べる。 
          腫瘍マーカー:HCG−β、 
          AFP、LDH(乳酸脱水素酵素)など。  
        【陰茎ガンの検査】 
          まずは視診と触診。ガンが疑われたら組織診。 
          画像診断:超音波検査、CT、MRIなど。 
          鼠径リンパ節に転移しやすいので、 
          リンパ節腫大をチェックすることが重要。 
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