元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1073回
「新しい病院」の姿とは

帯津良一医師の新しい病院、
東京・池袋のメトロポリタン・ホテルにある
「帯津三敬塾クリニック」に行って
先生にお会いしてきた話の続きです
この病院のシステムを少し紹介しましょう。

帯津医師の持論は、
西洋医学と中国医学、代替療法を組み合わせる
統合医療がこれからのガン治療革命というわけですが、
ただ足し算しただけでは駄目だ――
統合医療で肝心なことは、
患者と家族と医師が信頼しあって、
いのちのエネルギーを高める
生命場を一緒に作ること、
つまり人間と人間の信頼の
統合の場を作ることが大切だ――
それが、まったく新しい病院の姿だ――として、
この4月に、
新たに東京・池袋のホテルメトロポリタン内に
開院したホリスティックの病院が
「帯津三敬塾クリニック」なわけです。

さて、このユニークな病院のシステムは
どうなっているか、説明しておきましょう。

診療科目は内科と皮膚科だが、
具体的な診療方法としては、
帯津医師がガンの治療相談などに当たっています。
診察・治療は、漢方、ホメオパシー、鍼灸が3本柱で、
このクリニックでは、
基本的に西洋医学的な検査は行わず、
漢方は漢方、ホメオパシーはホメオパシー…と、
それぞれの療法が選択でき、
必要があれば、
川越の帯津三敬病院と連携をとるという
統合システムを構築しているわけです。

漢方担当は、帯津三敬病院で
外科とガンの漢方医療を担当していた
滝原章宏医師、
ホメオパシーは同じく皮膚科と
ホメオパシー担当だった板村論子医師
(日本ホメオパシー医学会理事。同医学会第1号認定医)、
鍼灸治療は鵜沼宏樹師が担当。

このほか、びわ温熱療法・外気功・
整体・足ウラ押圧、心理療法も行う。
また、ホテル内で、
山田幸子婦長の指導による気功教室、
さらに帯津医師と鵜沼師による
気功教室も開講。

帯津院長による一般向け、
医療従事者向けのセミナーもスタート。
英国ホメオパシー界の第一人者で
Faculty of Homeopathy会長のBob Leckridge氏を招き、
『Homeopathy and Narrative』
(ホメオパシーと、患者の「物語」)というテーマで
講演会を開かれました。

ちなみに、「帯津三敬塾クリニック」の問合せ先は以下です。
http://www.obitsu.com/
TEL:03-5985-1080


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2005年8月4日(木)

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