元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1939
帯津医師の「いのちの巻頭言」

「健康問答2」 「いのちの力」
「体内の循環を良くすれば病気は治る!」 「静けさに帰る」
「健康になる格言」 「死を思い、よりよく生きる」
まさに「週刊帯津」の様相で、帯津良一医師の
スピリチャルな新刊本が読まれている――、

僕たちが出版している「いのちの手帖」には、
毎号、巻頭言に寄稿エッセイが載っているので
合わせて読んで、この長寿難病時代の生老病死を考え、
自分の納得いく「いのち哲学」「人生設計」をしていこう――、

とくに、いま「いのちの手帖」の創刊号は
売り切れになってしまっていますので、
その「いのちの時代へ」という
帯津医師の巻頭言を抜粋紹介しよう――
という話の続きですが、
創刊号のエッセイ紹介の前に、
これまでに「いのちの手帖」の巻頭言に寄稿していただいた
帯津さんのスピリチャル・エッセイのタイトルを紹介しておきましょう。

●「いのちの手帖」創刊号=「創刊の辞 いのちの時代へ」
●「いのちの手帖」第2号=「大いなるいのち 草原の輝き」
●「いのちの手帖」第3号=「文豪・夏目漱石の死生観」
●「いのちの手帖」第4号=「養生の達人・五木寛之さん」

それでは、まだ「いのちの手帖」創刊号を読んでいない人のために
「いのちの時代へ」と題する、
帯津さんのエッセイを紹介しておきましょう。

        *

《創刊の辞》 いのちの時代へ
帯津三敬病院名誉院長・
日本ホリスティック医学協会会長・帯津良一

わが盟友関根進さんが『いのちの手帖』を創刊するという。
誠に時宜を得たものと喜んでいる。
とともに相も変わらない飽くなき
前進ぶりに改めて敬意を表したい。

まさに二十一世紀の養生の典型がそこにある。
二十一世紀の養生は病であろうとなかろうと、
いかなる状況の中にあろうと日々、
いのちのエネルギーを勝ち取っていくという攻めの養生である。

従来の養生は病後の回復を早めるとか、
体をいたわって病を未然に防ぎ天寿を全うするといった
やや消極的な守りの養生だった。
体にだけ目を奪われるとこういうことになる。
体は限りなく進化し続けるものではない。
それどころかピークは前半にあり、
後は衰退の一途を辿るだけである。
どうしても守りを固めるしかない。

養生とは文字通り、生命を養うことである。
『大漢語林』(大修館書店)によれば、
生命を正しく養うことだという。

正しくとは大いなるいのち(スピリット、霊性)の流れに
身を委かせることをいう。
詮もない計らいを捨てるのである。
養うとは内なる生命(ソウル、霊性)を
日々高め続けることをいう。
つまり、養生とは大いなるいのちの流れに身を委かせながら、
自らの意思で内なる生命を高め続けることなのである。
前へ、前へ、気持ちは常に未来にある。
攻めの養生といわれる所以である。

           *

続きはまた明日。


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2007年12月18日(火)

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