元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2098回
食べ物で夫婦が破綻?

なぜ偽食から正食が大切なのか?
いかに食べ物が心身に影響するか?
食養指導者・山村慎一郎さんが
拙著「しなやかな玄米菜食」の中で
明かしてくれた「食といのち」の話の続きです。

             *

食べ物を変えると血液の質が変わってくるからだと、
山村さんは説きます。
「ひとつまみの塩、
小さじ一杯の味噌、
一切れのケーキ、
一杯のコーヒーでも微妙に
血液を変化させます」
この感じは特に飢餓の状態のときに
よくあかるといいます。
「半断食あるいは断食が終わったあと、
一杯のみそ汁、あるいは
重湯を食べてみます。
すると、じわ〜っと暖かさが
腹にしみ込んでいき、
体の隅々、手足の先まで暖かくなることを実感します。
反対に果物や生野菜を食べると、
鳥肌が立つぐらい体が冷えて寒くなります」

            *

いかに食べ物が心身に影響するか?
だから偽食から正食が大切なのだという話は続き、
「食べ物で夫婦関係も破綻する」というのです。

            *

●食べ物で夫婦が破綻?――
「食べ物によって血液が変化すれば、
脳や神経系あ体全体の
細胞の質が変わるからです。
この変化は肉体的・精神的機能を一変させ、
あらゆる行動ぁ方言に影響を与えます。
こうして肉体的行動や感覚、
情緒、判断、意識、人生の考え方なども
その人の食べ物によって、
日ごとに変化していくのです。
だから騒々しい子、ヒステリックな子、
おとなしい子の違いがでるのです」

子どもだけではありません。
夫婦関係の破綻にも、
食べ物は微妙に影響を与えるといいます。
「最近主人と意見が合わないんです。
何か考え方まで違ってきたような気がします――、
こんな話をよく聞きます。
これも食事を一緒にしていないことが
いままで述べてきたようなことからわかりますよね。
食べ物が性格まで変え、
家庭の危機も生み出すというのです。

逆の話もあります。
先日、僕のオンライン連載
「治るガン」の女性読者からメールが来ました。
ご夫婦そろって胃ガンになった。
なんとかマクロビオティック食養生法で
治したいというのです。
ふたりとも焼肉や辛いものが大好物だったというのですね。
まあ、夫唱婦随の食道楽で仲が良いといっても、
高タンパク、高脂肪で体が酸化して
ガタガタになってしまっては、
これからの人生が台無しです。しかし、大抵の人は、
毎日お腹一杯食べているので、
この「食と心身」の微妙な変化が
わからなくなってしまっているのです。

          *

さて、あなたの家庭ではどうでしょうか?


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2008年5月25日(日)

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