元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2117回
「甘い男」――近ごろ都に流行るもの

「近ごろ都に流行るもの」――、
このひとつに「男性向けスイーツ」
つまり「甘いもの嗜好」があげられるそうです。
「男性向けお菓子教室」が開かれたり、
コンビニにも男性向けスイーツが揃えられ
ボリュームたっぷりのティラミスが、
20、30代に大当たりしたといった
ニュースも話題を呼びました。

甘いもの好きが、女の子には
かなりポイント高いこともあるのかも知れませんが、
ことしの2月のバレンタインデーでも
デパートの紳士服売り場に、
チョコの試食コーナーが現われ、
「自分バレンタイン」をする男が増えてきたというのですから、
甘〜い男が女性にモテルということよりも、
心身ともに「甘ったるい」
男性が増えてきたということなのでしょうか?

ちなみに、若い男性に人気の甘味スイーツは、
第1位「チーズケーキ」、
第2位「ソフトアイスクリーム」
第3位「ショートケーキ」
第4位「プリン」
第5位「シュークリーム・エクレア」・・・だそうですから、
僕のような世代から見たら何をかいわんやという
日本人の食変化現象です。
あなたやあなたの息子さんはどうでしょうか?

テレビなどでは、盛んにデブタレントの
馬鹿食い番組が人気のようですが、
やれやれ、日本男児の軟弱志向を責め立てるよりも、
食の堕落、ここまで極まれりかと、
ちょっと、将来の日本人のいのち、
健康そのものが心配になります。

このコラムではなんども書いていますが、
ガンばかりか、アレルギーや認知症、
さらにキレル症候群(統合失調症)といった
日本人の多くがいま悩んでいる慢性難病の原因が、
アメリカ人モノマネの
肉食、脂食、砂糖食過多から起こっているわけで、
いくら女性にモテルからといって、
これ以上、若い男性が甘ったるくなることを扇動したり、
また男性自身もそれを許容することは止めた方がよい・・・、
と僕は考えています。

このコラムでは、なんども
拙著「しなやかな玄米菜食」などを引用して、
食の堕落、食品汚染の危険について書いておりますが、
こうした記事を書くと、
食品業界に関係ある人なのでしょうか?
中には、それは書きすぎだ、
そうしたことを書く人たちを糾弾しろ・・・
といったメールをよこす人がいます。
もちろん、いろいろ意見があってよろしいわけですが、
このコラムにしても、
僕は無料奉仕で原稿を書いている身でありますし、
人間、食べるもので、いたずらに、
「いのちが損なわれたら元も子もない」というのが、
患者としての僕の堅い信念です。
もし、こうした見解に腹の立つ人がおられたら、
このコーナーは読まないように・・・それも自由なんですよ。

さて、というわけで「甘味過多」の警告についても、
また、拙著「しなやかな玄米菜食」に
いのちを大事に考える皆さんとともに、いま一度、
再読して見たいと思います。
ずばり、「アイスクリームの過食がキレる子供をつくる」
という項目です。


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2008年6月13日(金)

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