元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2128回
長寿人生をいかに生きるべきか(1)

7月1日付けで発売される
「いのちの手帖」第5号の目玉は、
たえず、3つテーマに分かれた、
「患者からのエッセイ大特集」で構成されています。
決して、医師の説教や
患者の泣き言を集めた雑誌ではありません。

7月1日に発売の「いのちの手帖」第5号の
3大特集は以下のような内容です。
《特集1》 闘病記 わたしは「弱いときに強い」
《特集2》 作家に学ぶ! 長寿人生をどう生きるか
《特集3》 偽食から正食へ!「食は運命を変える」
端的なキーワードで言えば
「希望こそ良薬、あきらめは毒薬」!
患者と家族の皆さんが「心身のときめき」を分かち合う、
いのちのハンドブックなのです。

というわけで、前宣伝とはなりますが、
《特集2》 作家に学ぶ! 長寿人生をどう生きるか――、
の内容について抜粋紹介させていただきます。
いまや、「長寿病弱国」になりつつあり、
政府も役所も病院も信じられないとしたら、
より一層の賢い自己防衛の知恵を磨いておかないと、
せっかくの一回の人生がだいなしで終わってしまうからです。

この特集では、もっとも人生の機微に洞察の深い、
著名作家の人生を通して、「長寿人生をどう生きるか」
について考える企画ですから、患者処世学というより、
しみじみとした人生読本として楽しめる内容で構成しました。
著者には、近代文学者の研究では第一人者の
出版評論家、作家、大学教授、
近代文学研究者、牧師、ジャーナリスト・・・と、
錚々たるみなさんから寄稿していただきましたので、
かなりの読み応えがあると思います。
ラインアップは以下のようなものです。

《特集2》 作家に学ぶ! 
長寿人生をどう生きるか・・・
●「人生これからですよ」―― 野上弥生子&
布川角左衛門の“長寿の教え” 塩澤実信
●「一日ニ玄米四合ト 
味噌ト少シノ野菜ヲタベ」――
宮沢賢治と食物連鎖     野口存彌
●「年齢を重ねても飽きず挫けず」――
邱永漢・長寿誕生日
スピーチ集あれこれ    岡田雄次
●「人生を余りに重く見るな」――
日本のマーク・トゥエーン・
佐々木邦の明るさ   岩居保久志
●「偉くならなくともよいが立派に生きよ」――
尾崎士郎のいさぎよさ 都築久義
●「祈りのうちにいること、
感謝のうちにいること」――
牧師作家・沖野岩三郎   浜野重治
      
この特集の冒頭に書いていただいた
●「人生これからですよ」 
野上弥生子&布川角左衛門の“長寿の教え”――、
これは出版評論家の塩澤実信さんにお願いしたものですが、
塩澤さんは日本ペンクラブ、日本出版学会会員。
新聞社、出版社勤務を経て、
マスコミ・ジャーナリズム界の重鎮です。
著書に「雑誌を作った編集者たち」「雑誌記者 池島信平」
「出版その世界」「定本ベストセラー昭和史」
「古田晃伝説」「出版社大全」など多数があり、
今回は、百歳目前まで連載小説を書き続て長逝された
作家・野上弥生子さんと、その謦咳に接し、94歳を全うした
布川角左衛門(最後は筑摩書房社長)にまつわる、
人生の大達人の“長寿学”の真髄です。


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2008年6月24日(火)

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