旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第155回
老後は海外に「半」移住

海外旅行のスタイルや目的がどんどん多彩になっています。
1泊や2泊でソウルへ買い物に行くOLさんもいれば、
会社を辞めて数か月世界中を旅する元会社員もいらっしゃる。
そんな中、小学館発行の「ビジネス・ダイム」という増刊号で、
「定年後はニュージーランドに"半"移住で面白楽しく」という記事を掲載。
その取材アレンジと執筆をしました。

編集長がこの記事を思いついたそうですが、
きっかけは例の年金問題だったそうです。
今の30歳代は年金をもらえる年齢が引き上げられる上、
いくらもらえるかもはっきりしない。
厚生年金を給料から支払っている会社員にとっては冗談じゃない。
ならば、海外で楽しい老後を過ごしては、というメッセージです。
老後とはいえ、最近の50、60歳代といえば、まだまだ体力がある。
現地で趣味に没頭したり、仕事を始めたりしている方を取材し、
「こんな楽しい暮らし方はどうですか」という明るい提案です。
「半」移住となっているのは、移住まではいかなくても、
別荘を持って日本と現地を行ったり来たりする、
賃貸物件を借りてロングステイする、といったスタイルの提案まで、
視野に入れたからです。外貨預金やローンの話にも触れています。

今回の記事では主にニュージーランドにスポットを当てましたが、
ハワイやオーストラリアなどでも同じような「半」移住が可能です。
もちろん雑誌の記事ですから、あまり深く掘り下げてはいませんが、
そうした生き方を考えるきっかけになれば、協力した価値ありです。
不動産事情や生活環境が日本に比べていかに違うか、
恵まれているかを知ってもらえるだけでもいいと思っています。


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