税理士・濱田善行さんの
「こんなんありだ税っ!」

第30回
社長って孤独ジャン!

仕事が軌道に乗ってしばらく経つと、
自分の代わりとなるべく管理者を登用することになる。
その際、絶対やっておいたほうがいいと思うことがある。
それは、会社の現状と将来展望について、
きっちりひざ詰めで話をすることだ。
そしてその時、
どのように管理してもらいたいかを、
具体的に指示するコトが必要だ。
というのも従業員の意識は、
社長が期待するほど高くないし、考えているほど低くもない。
ところが社長は、
自分が思っている以上にわがままな生き物だ。
「君に任せるよ!」
と、云っておきながら、
すぐダメ出しするのが社長だとボクは思っている。
だから、最初にきっちり管理手法を明示して、
それが思い通りにオペレーションされるまでは、
自らがチェックをする必要がある。
ここを管理者の意識と能力に任せてしまうから、
あとで愚痴を云わなければならなくなってしまうのだ。

社長の思うとおりにできるようになったら、
あとはそれをどう評価するかということになる。
もちろん管理職手当増額!ってのが
一番わかりやすい評価だとは思うが、
ただ、与えればいいというものでもないハズだ。
今どきこんなことを?
と、笑われるかも知れないが、
きちんと褒めてあげるとか、
全社員の前で表彰するとかいうことも、
充分効果的な方法だと思う。
管理職に対する教育といったって、
子供に対する教育とそう変わりはないのではないだろうか?

どんなに目をかけた従業員でも、
辞めるときはスパッと辞める。
仕事は続けていくことにこそ理由がいるのだ。
社長からの真正面からの評価は、
その理由付けとしては充分なものだと、
ボクは信じている。

前にも書いたが、
社長業ってのはホントに孤独で大変。
外にも中にも敵がいる。
というわけで、
孤独な社長のお話し相手ならボクらがなります。
ご依頼は、
東京ゼロサン、おイッチッニーさんシーごーロクしちハチまで。

また来週。


←前回記事へ 2002年11月1日(金) 次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ