弁護士・高島秀行さんが紹介する
事前に備える賢い法律利用方法

第2回
親の借金はどうなる?

今回は、資産管理・資産承継無料相談に
いらした方の相談内容をご報告します。

この方は、夏休みを利用して、
遠方から東京まで来て相談を受けられました。
相談の内容は、
「私の両親には現在800万円ほど借金があります。
 最近消費者金融からお金を借り入れているのが分かり
 東京の弁護士にお願いして
 債務の整理を行って頂きました。
 (8月で支払いが終了する予定です)

 消費者金融以外に上記の借金があり、
 債務整理の際には私も協力して
 合計で400万円ほど貸しました。
 両親の資産は家とその土地、および田があります。
 資産価値はよく分からないのですが、
 どちらかが健康に働けなくなったときのことを心配しています。

1.現在両親の年齢や
  収入面から両親の自己破産も考えています。
  自己破産は不動産を担保にしている場合でも
  行うことが出来るのでしょうか?

  可能な場合資産と負債の相殺となると思うのですが、
  資産が負債より多かった場合
  どのような処理をされるのでしょうか。
  このような場合は、
  自己破産よりも債権者と相談して
  土地などを買い取って貰い
  債務の圧縮をすることが可能なのでしょうか。

2.また仮に両親が亡くなった場合、
  資産と負債を両方相続することは理解していますが
  その時両親に貸していた金額は
  相続税に考慮されるのでしょうか?」
というものでした。

みなさんは、どう考えますか?
次回に僕がどのように回答したか説明します。


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2004年10月14日(木)

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