第165回
祝!柳田ハリウッドデビュー(但しエキストラ)

10月に全米で公開され、
いきなり初登場で全米興行収入トップに踊り出た
クェンティン・タランティーノ監督の
スーパーバイオレンス映画、「キル・ビル」。
日本でも10月25日に公開され、好評を博している様です。
私、柳田、この「キル・ビル」に出演、
ハリウッドデビューを果たしました!
但し、エキストラとしてですが...。

ストーリーはユマ・サーマン演じるザ・ブライドが、
自分の結婚式の最中に、
かつて所属していた暗殺団の襲撃を受け、
夫とお腹の子供を殺される所から始まります。
奇跡的に回復したザ・ブライドは、
刀鍛冶・服部半蔵(千葉真一)から
名刀・ハットリハンゾウを譲り受け、
暗殺団とそのボス・ビルへの復讐を誓います。
映画の題名は「私はビルを必ず殺す」、
「I will kill Bill」から来ています。

ザ・ブライドの命を狙う暗殺団には、
「チャーリーズ・エンジェル」のルーシー・リュー、
「バトルロワイヤル」の栗山千明など、
なかなか豪華な顔ぶれが並びます。

北京で撮影したのは大きな日本料理屋のシーンなのですが、
日本で撮るとコストが高いので、北京で撮る事になったそうです。
一見華やかなハリウッド映画でさえ、
中国でコスト削減をする時代なんですなぁ。

日本料理屋のセットは、
北京の北三環路・北太平庄にある
「北京電影城」という撮影所の中の、
大きな体育館の様なスタジオの中に組まれました。
このセットは日本料理屋なのに、真中に踊れるスペースがあり、
舞台では生バンドがロックの演奏をします。
舞台の両側には大きな木の階段があり、
吹き抜けの2階は全て個室になっています。
入口の横には、これまた日本料理屋なのにバーがあり、
バーの後ろの丸窓には常に雪が降っている、という凝り方です。

アメリカ人の頭の中にある
「ジャパニーズレストラン」のイメージを、
そのまま具現化した様なセットで、
我々日本人から見れば全然「日本」ではないのですが、
これはこれで新鮮で素敵でした。
こんなロック有り、ダンス有り、バー有りの
日本料理屋を本家・日本で開いたら、
かえって新鮮で、お客さんが入るのではないでしょうか。


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