第787回
連載5周年にあたって

2002年11月1日に連載を開始した
「中国ビジネスのススメ」は、
昨日で5周年を迎えました。

もの書きとしては素人の私が、会社経営の傍ら、
5年間、毎週月、水、金と一度も欠かさずに
800本近くの原稿を書いて来られたのも、
みなさまに読んで頂いている、
という張り合いがあってのものです。
読者のみなさまにはこの場をお借りして、
厚く御礼を申し上げます。

このコラムを書くにあたっては、
いい加減なことは書けませんので、
いろいろと事実関係を調べます。
また、調べた事実に対して、
自分はどういう意見なのか、
どういう見方をするのか、
ということも考えます。

この「調べて考える」という作業を
5年間続けたことにより、
私の中国ビジネス、中国経済、中国社会に関する
知識、見識は飛躍的に上がりました。

こうして養った知識、見識は、間接的にではありますが、
自身の中国ビジネスの方向性を決める際にも
大いに役に立っているのではないかと思います。

こうしたすばらしいチャンスを与えて頂いた邱さんには、
心から感謝しております。
本当にありがとうございます。

荀子曰く「鍥而舎之朽木不折、鍥而不舎金石可鏤」。
「楔は一度打ち込んだら引き抜くな。
すぐにやめてしまえば朽木を折ることもできないが、
続けてやっていれば金石を彫ることも可能である」
というような意味です。
北京の邱さんのオフィスに行くと、
隷書で書かれた「鍥而不舎」の書が掲げられています。

この「中国ビジネスのススメ」という名の楔。
邱さんから「もうそろそろよろしいんじゃないですか」
というお声がかかるまでは、
引き抜かずに書き続けさせて頂こうと思っております。

今後とも「中国ビジネスのススメ」、
ご愛読のほど宜しくお願い申し上げます。


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2007年11月2日(金)

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