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126. 読書しながら本を破れ

前回、本をたくさん読めば頭の中身が変わってくるなどという
ちょっと偉そうなことを書きましたが、
世の中本を大量に読んでいる人はたくさんいます。

じゃあ、こういう人たちが
みな成功しているかというとそうでもない。
じゃあどういうことなんだというと、こういうことだと思います。

「本を読んで変わる人間」と「本を読んで変わらない人間」
に分けるとその差は次のようになります。

「本を読んで変わらない人間」の特徴
・読んでるだけ
・興味で読む
・他人事として読む
・読後感を楽しむ(それはそれでいいのですが)
・なんとなく読み終わる

「本を読んで変わる人間」の特徴
・興味ではなく、問題意識で読む
・次に当事者意識あり
・読みながら学習する
・学習した内容を、すぐに行動や判断・決断につなげる

まずこの本を通じて何を知りたいのか、
何を学びたいのかという問題意識は、
大量の字の中にスポットライトを当てる効果を生み出します。
次に、自分のこととして読むと、共感度が違います。
それこそ、本を読みながら泣いてください。

昔、有名なコンサルタントの先輩が読んだ本を
めくったことがあります。
メモと書き込みでびっしりでした。
あんなに真黒な本を初めてみました。

僕はよく本を破ります。

本とは出合いです。
たった1ページのためにその本を3時間もかけて読むのです。
だから、その1ページを見つけたら
破って大切に保管すればいいのです。

そして最後に“読みながら”その本からの学びをメモにまとめ、
読み終わったと同時にすぐに使える状態というわけです。

読書には、楽しむ読書と使うための読書があり、
特にビジネスマンには、使うための読書技術が必要ということです。

読書の話はこれでおしまい。


2009年8月24日(月)

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