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278.決断する技術

いつの間にか、コラムがリーダー論になっていたりしますが、
今週もこの流れで。

経営において、決断とは技術だと思っています。
決断には3つの分類があります。

1)決断する
2)決断できない
3)決断すべきでない

とある判断を進めていく時、
その決断をする前にこの3つの分類において、
今何ができるのかをまずは、判断する必要があります。

1の「決断する」とは、
決断の為に十分な材料、
そしてタイミングを兼ね備えている時には、
ためらわずに瞬時に判断すること。

2の「決断できない」とは、
その判断に必要な材料が十分そろっていないこと、
そしてそれが何かということを
他人に明確に説明できること。

3の「決断すべきでない」は、
かりに判断材料がすべて揃っていても、
今はあえて決断すべきでないと判断することです。

日々の経営、もしくは、長期の経営においても、
リーダーの仕事は決断です。

その中で、私がもっともまずいと思うのは、
1の決断する、できる時に、決断をしないこと。
大抵、決断できるのにしないのは、
思考の怠慢に他なりません。
物事を整理し、理屈に従って答えを導きだす思考作業に、
時に怠慢になることが私にもあります。

しかし、これをやることで迷惑被る部下や
組織の事を考えると、
小さな決断であってもとても悪いなー、
という気持ちになるものです。

決断には、ある意味気合いが必要です。
だから、健康のところでも書いたように、
体調を整えて、疲れすぎないように
自分をマネージメントすることも大切です。

いずれにせよ経営者においては、決断は技術です。


2012年7月30日(月)

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