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34.医療サポート会社の「安心を与えるコツ」

中国に日本人向けに医療サポートサービスをする会社が
いくつかあります。
その仕事に従事している方とお話する機会がありました。
その方は、日本人で中国に在住されている方や出張者の方向けに
24時間体制の医療通訳、保険会社との支払い補償の交渉サポート、
定期健康診断などの業務をしています。

海外で病気をするととても不安になります。
理由としては、まず周りに面倒を見てくれる人が少ないこと、
言葉の問題、
それに不慣れな医療習慣や病院にストレスを感じるなどなど・・。
実際に
その会社のサービスを利用している方にお話を聞いたのですが、
夜中にお子さんが具合悪くなったときに
緊急入院をスムーズに手配してくれたと、
とても感謝している様子でした。
そうした不安に対処するお仕事のお話をいろいろ聞いて、
個人的にとても参考になりました。

ものが溢れている時代に高付加価値商品を扱うメーカーが
今一番気をつけているのは
お客様に「安心感」を伝えることでしょうか。
絶世美人化粧品も
イメージ戦略よりも先に品質の安全確保に力を入れています。
あの某コーラ会社でさえ、
「スカッとさわやか」という広告ばかりでなく、
「保存料、人口香料をいっさい使っていません」という広告を
一部で展開しているのだそうですね。

あまり病気をしたことのない私ですが、
その方の安心感を与える上でのコツの話しにとても共感しました。
それは、
「お客様は自分の体のことをきちんと知りたいと思っている」
ということをまず頭に叩き付けるということ。
病院にいるお客さんは不安でいっぱい、
しかも、治れば良いという簡単なものではないそうです。
どんな治療を受けるのか?
自分は現在どんな状況なのか、
ということを「見えるように伝える」医療通訳が
お客様の満足度を上げる上でとても大切なのだそうです。

業種は違いますが、
製造業も食品偽装事件などの報道の影響もあって、
「安心か否か」ということで商品の淘汰が始まっています。
お客様はなかなか心の中まで教えてくれませんが、
お客様の不安をいかに先読みしてゆき、
目に見えるように安心感を伝えるかということが、
事業発展のキーポイントになってゆくようだと感じます。

<つづく>
絶世の活動情報 : www.zessei.com


2008年9月12日

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