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173.東京Girls Collection in 北京の裏側では

先日、「東京ガールズコレクション」が北京で開催されました。
このファッションショーの衣装は
すべて普段から身に着けられるような衣装で、
有名モデルがステージで着た服が気に入れば
観客は携帯電話ですぐさま購入することが出来るというシステムで、
日本で大変人気があるそうです。
このために日本から50名をこえる運営スタッフが北京入りしました。
通訳チームのマネージャーがたまたま友人で、
誘われて私も通訳スタッフとして参加しました。
今年で6年も蓄積のある人気のショーの裏側では
どのような仕事がされているのか、大変興味がありました。

開会の挨拶には鳩山前首相が登場して開会の挨拶をすると
中国人観客から大きな歓声が沸きました。
日本側の出演者は人気モデルの
長谷川潤さん、香里奈さん、山田優さん、歌手の倉木麻衣さんなど
中国でも有名な方々ばかり。
中国からも尚雯婕さん、
フランスでも活躍するモデル呂燕さん等が登場しました。

私の仕事は、会場のスタジアム上部にいる映像チームの傍らにいて、
彼らの指示をステージ側でカメラチームを仕切る
中国人ディレクターにマイクで伝えることでした。
商品の服やかばん、有名モデルをどのように撮影するのか、
事前に綿密に指示がありました。

私が通訳を担当した中国人マネージャー王さんは
喜怒哀楽を思いっきり表す方だったので、
ショーの最中、ひそかに王さんの反応を楽しんでいました。

「カメラマン、日本チームの熱意に負けているぞ、
恥ずかしくないのか!」
と、カメラマンを指導する王さんですが、
完全にお客さんの一人としても楽しんでいました。
「おお、凄い、呂燕だ!」
おおとりで、倉木麻衣さんが登場。
大きな拍手や声援が送られるや、
「外国人にばかり声援をおくって恥ずかしくないのか~!」と。

開催前のミーティングで、日本人ディレクターが
「このショーは多くの中国人の方から期待されているというより、
こいつら何をやらかすつもりだ?
という風に捕らえられることの方が多いと思う。」
という言葉が印象的でした。
開催のPRも北京の街中で大々的に行われませんでしたが、
王さんのはしゃぎぶりからも、
来場者の誰もが優れたイベントだと感じたでしょう。

私も事前準備から参加させていただき、
綿密な台本から、カメラ、照明、音響、進行、
チームワークに感動しましたし、
それは中国人技術者からも尊敬を受けているのを感じました。
中国では日本文化は手放しでは受け止められづらいですが、
日本の優れた演出に加え、有名な中国人が参加してゆけば、
ますます盛り上がるに違いないと思いました。

絶世の活動情報 : www.zessei.com


2011年5月13日

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