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175.先細りしない生き方

Twitterなどでネット上の「つぶやき」が流行していますが、
北京でもみんながつぶやいています。
何気ないつぶやきにはよく人柄がでるものです。
中国の楽しいことを見つけてばかりいる人もいますし、
「もう中国いやだ。帰りたい。」
と不満ばかりいっているひともいます。

思い出してみると、
私が以前の日本の会社を辞めて、中国に来ると決めたとき。
元同僚が
「お前が知りあいの中で一番リスクテイカーだよ」と言われて、
本当にびっくりしました。
当時勤めていた会社は大きな会社で、
このまま人事部の決めたとおりに仕事をしていたら、
先細りの人生になるかもしれないと感じていました。
どうせなら自分の人生は
自分で出来るだけコントロールしたいと思っていたし、
このタイミングで中国で仕事が出来てラッキーと思っていた時です。
定年間近の大先輩は大賛成してくれたのが印象的でした。
もちろん、邱先生のお導きがあるのは大きな支えですが、
同期の彼とは全く逆の考え方をしていたことになります。
同じ時間、同じ仕事をして来たのに、
この考え方の違いはなんだろうと考えてしまいました。

邱先生の元にお世話になって丸4年になります。
様々な事業の話が浮かんで来て、実際に事業化されて、
私のように邱先生の事業を担当する仲間が増えてゆきます。
邱先生は農業から不動産まで幅広く事業を行われていますが、
もちろん先生ご自身がそれぞれの専門家と言う訳ではありません。
先生の成功の秘訣を探していると、
専門家以上に「できる!」と自信を持ち、
将来性を見出されている点が
私など並の人間と大きく違うことに気付きます。

邱先生の器量は決して真似できませんが、
人によって物事にぶつかったときに考え方がいろいろ違うのは、
一つはもう一歩考えてみるかどうかの違い。
もう一つは、確率を計算するのか、
可能性にかけるかの違いではないかと思います。
確立を計算していると、
何もしないほうがいいという答えになりがちです。
よく考えることが前提ですが、可能性第一とすれば、
想定内の失敗は大したことと思いません。
邱先生のように頭脳明晰な方があんなに事業に挑戦するのに、
自分が確率ばかりを計算しているわけにゆきません。
絶世健美もいくつか新規事業に挑戦していますが、
考え方一つで形が全く変わってきてしまうので、
時々邱先生の背中を思い浮かべながら、
中途半端にならないように、腹を括るようにしています。

絶世の活動情報 : www.zessei.com


2011年5月27日

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