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201.偽クスリが辞められないわけ

最近、中国の偽薬への取り締まりが強化されています。
先日は中国全土で16000人の警官が導入され、
1770人、350の犯罪団体が逮捕され、
3億箱の偽薬が押収されたそうです。

私たち絶世健美は王振国先生という、
世界で初めての漢方抗がん剤を発明した方の化粧品と健康食品を扱っています。
王振国先生が開発された薬は王振国グループが展開する
北京、上海、珠海、吉林省の4つの王振国病院と
中国全土にある問診所でのみ流通しています。
私たちも邱先生の信頼をもとに
化粧品・健康食品を販売させて頂いておりますが、
中国では製造から販売まで一貫して管理することが如何に重要か、
このニュースをみて改めて感じました。

ご存知の通り、中国では売れるものには偽物がつきまといます。
例えば、日本製の粉ミルクの空き缶が
高値で取引されているそうなのですが、
というのも空き缶にでたらめな粉をいれて、
高値で販売する人がいるというのです。
薬も同様に医者が廃棄すべき正規品の薬の空箱を
業者が高値で買い取るため、
外見は本物と変わらぬが、
中身がニセの偽薬が沢山流通しています。
それに医薬品の価格が高騰していることから、
病院も安い薬に手を出してしまうというのです。

こうした違法行為が頻発する背景には、
意外と緩やかな罰則規定があるようです。
規定によると、偽薬の生産及び販売行為は、
三年以下の懲役もしくは拘留。
健康に著しい危害を加えた場合は、三年以上十年以下の懲役、
死亡さしめた場合は、十年以上〜無期懲役もしくは死刑。
当然、でんぷんが主成分の薬や殆ど水の注射液など
人に危害を与えない偽薬を扱うのが
ローリスク・ハイリターンだと踏めば、
貧富の差が大きく、どんな手を使ってでも
一攫千金を狙う人の多い中国では、
この程度の刑罰では抑止力が全く働かないのも頷けます。

莫大な開発費をかけて製品を製造する製薬会社からすれば、
市場の殆どが偽物ならば、その努力が報われません。
偽バイアグラに苦悩するファイザー製薬は、
「1000米ドルのコストで偽札を作ると、
3000米ドルの利益になるが、
同じコストで偽薬を作ると50万米ドルの利益になる」
という話を引き合いに中国の取り締まり強化を訴えています。

薬は健康改善の最後の砦ですから、
必要とする人に本物の薬が届くよう願うばかりです。
中国警察の方の取り締まりの道は未だ未だ長そうです。

絶世の活動情報 : www.zessei.com


2011年11月25日

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