トップページ > 炎のシェフ泊のメモ帳 > バックナンバー

   隔週水曜日更新
26. 思い出話 X

前回に引き続き今回はイタリアだけではなく全世界にその名を轟かし、伝説に近い人物。
世界を舞台に活躍している偉大なフランス料理人「ポール・ボキューズ氏」
(氏と同名のレストラン「ポール・ボキューズ」
1965年に初めて三ツ星の評価を獲得して以来、42年間その評価を維持しています。)

それは私がピエモンテはシェフダヴィデの
レストラン エノテカで働いていた2002年9月の出来事です。
エノテカのあるロエロ地区にはカンティーナ(ワイン醸造所)が沢山あり、
そのワインの作り手達が皆でお金を出し合い、
このロエロ地区の活性化とロエロワインのアピールを兼ねて
ボキューズ氏にロエロ地区はカナーレへ足を運んでいただき、
エノテカで食事を楽しんでもらうという町ぐるみの企画なのだそうです。
来てもらって、食事を楽しんでもらう為にお金を支払い、
そして超多忙な人物だけに日程を合わすのに大変だと聞きました。

その日のディナーはボキューズ氏の関係者約40名の貸切です。
スタッフ一同緊張と嬉しさで落ちつきません。
ボキューズ氏のほかにも有名なフランスの料理人やお菓子職人の方々が来るそうです。
お出しするメニューは、こちら。

これは、その日のメニューに皆さんのサインを頂いた物です。
一番上にシェフダヴィデのサイン、その下がポール・ボキューズ氏。
★ ポルチーニ茸を詰めた仔牛の足 悪魔のソース
★ カップ入りコンソメスープと熟成パルミジャーノチーズ
★ たまごたけと白トリュフのサラダ仕立て 卵黄ソース
★ 自家製ラヴィオリ"アニョロッティ・プリン"
★ 仔ヤギ肉の赤ワインカラメルソース 甘いセモリナ添え
★ ナチュラルゴルゴンゾーラチーズ 自家製レモンのモスタルダと共に
★ 自家製シャーベット ウーヴァフラーゴラ

そしてこの地区で作られる各種ワインを全ての料理に合わせてサーヴィスしました。
最後に厨房に入っていただきスタッフ達と記念撮影。


真ん中のスーツを着ている人がボキューズ氏、
向かって一番左背の高い人がシェフダヴィデ。

そしてその日集まった有名な方々。
私のデジカメで撮ったので私はど真ん中に陣取りさせて頂きました。
一つの時代を築いた料理人達に囲まれての記念撮影は
深く私の胸に刻まれ最高の思い出になった事は言うまでもありません。


2008年2月20日 <<前へ  次へ>>