Qさんの本を読むのが何よりスキ
という戸田敦也さんがQライブラリーのガイド役をつとめます

第1回
Qブックスの案内役をつとめます。

今から8年ばかり前のことになりますが、
私は邱永漢さんの作品を抜粋したエッセンス本、
『原則がわかれば生き残れる』
という本を編集させていただきました。
当時、スポーツニッポンが毎週一日、
邱さんのための専用コラム欄を設けていました。
邱作品の愛読者が著者の本をまとめたと珍しがられ、
私はコラムの担当記者であった若林茂さんから
インタビューを受けました。
若林さんとのやり取りのなかで、私は
「邱永漢さんの本なら一冊を除いて全て持っています」
と答え、これが記事になりました。

昨年のこと、私は
『あなたも賢者になれる−私は邱永漢さんの知恵を借りた』
という本を出版しました。
名づけ親の邱さんから
「『あなたも賢者になれる』を読んでください」
とPRまでしていただきました。
その際、邱さんから
「戸田さんは私の作品を2冊を除いて全部持っているという
 少々度の過ぎた私の信徒の一人」
と書かれました。
八年前、スポニチに掲載された記事が
邱さんの頭の中に残っていたのですね。

先日、邱さんのはからいで、
当ホームページの企画、運営を担当される
根石宣昌さんとお会いしました。
邱さんが、根石さんに
「この人が私の本をたくさん読んでいる戸田さんですよ」
と私を紹介してくださいました。
根石さんは
「アア、この方ですか。宜しく。
 今回の企画にはQさんライブラリーがあります。
 このコーナーでのコメントもお願いします」
と言われました。
大変な仕事だなと思いましたが、
前から挑戦してみたいと思っていたテーマなので、
私は二つ返事で邱著作の案内役を引き受けました。

2003年5月4日(日)
- このコラムは連載終了いたしました -

これ以前の記事はこちらからご覧ください



■戸田 敦也 (とだ・あつなり)
問題解決・意思決定の研修講師、邱永漢思想研究家
昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』『アジアの曙』『生きざまの探求』『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。昨年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとしている。


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