じっくり、ゆっくり
■あなたの性格

 さそり座の主星は冥王星です。冥王星は、完全に消滅させる力とまったく新しいものを生み出す力を表わします。
 あなたは物を見透す力が強く、霊的な心の眼と念波を持っています。念波をうまくコントロールできれば人間的にすばらしい成長をしますが、念波に押しつぶされてしまうと、人間の欠点をいっぱい持ってしまい、破壊的になります。
 あなたはなかなか自分の本質を認めようとしませんが、愛憎の念がとても強いのです。それに、人がよく、軽く頼まれたことでも律義にやりすぎるので、相手が忘れたりすると、裏切られたと思って絶望します。
 あなたは強烈なエネルギーを持っていますが、内にこもるエネルギーなので、いつもうつうつとしています。自己表現が下手なので、つねに心の中に焦りがあります。相手がどう思っているのかを気にしすぎ、正直になれません。ウソつきなのではなく、相手によく思われたい一心なのです。

■しかられたいあなたへ

 あなたは見栄っぱりです。それは劣等感からきているのですが、つねに社会的に、物質的に勝とうとします。社会的なことに異常に執着しますが、いったんくずれ始めると底まで落ちてしまい、溺れてしまいます。視野が狭く、触ったもの、見たものしか信じません。
 あなたは不幸なことが好きで、秘密主義者です。意味のない秘密主義は相手に失礼ですし、不信感を与えます。何にも満足することがなく、不満ばかり言って、今あるものに感謝できないなんて、いけないこと。「どうせ私はダメなのよ」なんて言っていると、ほんとうに不幸になってしまいますよ。
 それにあなたは、とても攻撃的です。敵にまわしたら、あなたほど怖い人はいません。武器をたくさん持っているからです。また、あなたは自己顕示欲がとても強く、いつもみんなに見ていてほしいと思っています。そうでしょ!? それはあなたが淋しがり屋だからなのです。おまけに劣等感が強いので、極端に態度が大きくなったり、相手を踏みつぶそうとしてしまいます。
 あなたは何でも最後まで見えてしまうので、一つのものをほしがるときも、最後の最後までほしがってしまいます。それが、友人でも、恋人でも、最後の最後までほしがってしまうのです。そのくせ、それがストレートに出ないで、「私はいいのよ」と言いながらほしがるような、ゆがんだ自己顕示欲になってしまうのです。
 また嫉妬心が強く、人が幸福になったときやうまくいったとき、無条件に素直に喜べません。わかっているのに、つい、よけいな一言を言ってしまい、後でクヨクヨするのです。
 プライドが高く、ちょっとしたお世辞など、見透してしまうので、相手に気まずい思いをさせます。あなたはものすごいエネルギーで無意識にいつも相手を圧迫しています。前にも書いたように、いつも人によく思われようとして、気を使いすぎて自分を出せません。そのフラストレーションを解消するために、時々人の悪口を言ってみたり、当たり散らしてみたり、ヒステリーを起こしてみたりしてしまいます。

■あなたの思い込みのパターン

 あなたは疑い深く、何でも理屈をつけて疑い、だんだん深みにはまってしまいます。現実にはまったく存在しないことのために、いつも苦労しています。そして不幸を呼んでしまうのです。
それだけならまだしも、単なる被害妄想のために相手を攻撃しようとします。勝手な勘違いで勝手におびえて、相手を目の前から消そうとするのです。おお、コワッ!
 それに、手のうちを全部知られてしまうことに異常な不安をおぼえ、もってまわった言い方をします。何もないのに、さも何かあるような言い方をしてみたり、相手が困るようたことをわざと言ってみたりします。サディスティックなのです。
 あなたは自己嫌悪におちいることはあっても、決して反省などはしません。むしろ、相手の人を憎むのです。とにかく、人を憎むのだけはぜったいにやめましょう。それが、あなたの助かるたった一つの道なのですよ。
 あなたが人に執着したとき、ムラムラと憎しみが湧いてきたとき、そんな時はあなたの心の中から間違ったエネルギーが湧いてきているときなのです。あなたにしてみれば、それなりの理由があるのでしょう。けれども、そんな理由は、実はささいなことなのです。もうちょっと違う世界に目を向けなければいけません。自分でドブの中に入って、ゴチャゴチャしていてもどうにもなりません。自分で勝手に入ったのですから、自分でちゃんと抜け出せるはずです。
 あなたは、内面にあるドロドロしたものをどうしてよいのかわからず、生活を乱してしまったり、荒れてしまうことがあります。自分を素直に出すようにしないと、人生がゆがんでしまいますよ。それにあなたは、ほめてほしいという気持が人一倍強いので、つい、わざとらしい演出をしてしまいがちですが、あなたにはぜんぜん似合いません。ついでに、物事を決めつけすぎるのもよくありませんよ。

■落ち込んだときの少しマシな過ごし方

 いっぺんにまわりの人全部が気に入らなくなったり、嫌いになったりしたとき、あなたは間違いなく落ち込んでいるのです。完全に被害妄想になっているのです。それは人のせいではなく、自分が間違っているのです。
 そういう時は、まず息を整えることです。冷静にならなけれぱいけません。ぜったいに攻撃に出てはいけません。そして現状に執着するのはやめましょう。理由をつけてとどまろうとせずに、引きちぎって、気分を変えてみることです。あなたにとってはものすごく難しいことかもしれませんが、そこをなんとか――。
 こんな時、相手を倒しても何にもなりません。問題が解決すると思ったら大きな間違いです。相手を倒したあと、必ずあなたは良心の呵責と自己嫌悪でおかしくなってしまいます。すべての問題の根本は、あなた自身の心の中にあります。とりあえず、相手と距離を保ち、冷却期間をおくことです。目の前に相手がいると、必ずあなたは攻撃に出てしまう悪いクセがあるのですから。

■ほめられたいあなたへ

 あなたは同情心が厚く、自分を頼ってくる人には、理屈ぬきにやさしい面があります。徹底的に奉仕し、やりたくないことでも、相手のためになると思えばためらわずにやります。そして最後までやり通してしまいます。
 それにあなたが目標を定めたときの集中力はものすごいもので、時間をかけ、手段を選ばず、必ず達成します。そのエネルギーは恐ろしいほど。あなたの我慢強さ、ねばり強さときたら、何といっても十二星座中、第一位です。
 ものごとの洞察力もすばらしく、軽率な行動や言動は決してしません。自分の心を人にのぞかせないので、友達はできにくいのですが、一度心が通い合うと一生続くような強い友情が生まれます。自分から人を裏切ることは決してありません。

■避けたほうがいい仕事・環境

 あなたには派手なところは向きません。派手なところにいると、あなたの悪い面が伸びてしまいます。その意味で、自分がいることによって救われる相手がいるところがよいのです。
 人間関係が複雑なところもやめた方がよいでしょう。バランスをとりながらやらなければいけないところも向きません。個性と人間性で仕事ができるところがよいのです。
 トップになるか、逆に人の手足になって働くか、二つに一つの選択です。

■愛情の傾向と対策

 あなたにとって、愛情は何よりも大切なものです。愛情を得るためには何でもしようとしますし、相手にも出しおしみせずに与え、のめり込みます。相手のことしか目に入らなくなってしまうのです。独占欲が強く、相手にも、自分以外に目を向けないように要求します。このため、いつも不安で、いろいろ想像し、勝手にイライラし、しまいにひねくれてしまいます。
 あなたには「恋愛を楽しむようにしましょう」といってもムリですから、せめて相手の立場や気持を考え、自分の気持をコントロールするための方法を探すよう、おすすめします。少し気持にゆとりを持たないと、自分も相手も疲れはてて、うまくいくこともうまくいかず、最悪の結果になってしまいますよ。
 原因は相手にあるのではなく、自分の気持の狭さにあるのだと考え、復讐しようなどとはゆめゆめ思わぬこと。自分のエネルギーを愛情だけではなく、少しは他のものにも向けてバラソスをはかるようにしましょう。


 

★さそり座VSおひつじ座
単純で正直な相手です。複雑なアプローチをしてもムダ。尽してあげたあとの見返りを求めても、傷つくだけなので、おおらかなつき合いに徹しましょう。
★さそり座VSおうし座
反発しながらも惹かれます。裏表のないように気をつけましょう。複雑な態度をとると、相手は嫌がります。あなたからの圧力を感じると、相手は気負ってしまうので用心しましょう。
★さそり座VSふたご座
焦ってはいけません。型にはめようとすると、個性をなくしてしまうので、首に長いヒモをつけて自由に泳がせる余裕をもちましょう。
★さそり座VSかに座
言葉を選ぶ必要があります。気が合うので、つい近づきすぎて遠慮をなくしたときが、要注意。相手が荒れはじめたら、忍の一字。機嫌が直ればすぐ寄りそってきますよ。
★さそり座VSしし座
強気な相手なのでゆずらなければなりません。頑固さは二人とも横綱級。思いやりが大切です。甘えられると弱い相手なので、ひたすら頼ること。きつい言葉はタブー。
★さそり座VSおとめ座
あなたの片腕として欠かせない人。お互いマメで面倒を見合いますが、一方が遊び人ぶると、溝ができてしまいます。口うるさくされても、毒づいてはいけません。
★さそり座VSてんびん座
煮えきらない相手にしつこくしてはいけません。あなたは集中型、相手は広く浅くなのです。やっていることがウソっぽく見えても、表わし方が違うのですから、決めつけないこと。
★さそり座VSさそり座
よい時と悪い時の落差がすごいでしょう。わかり合えるだけに、傷つけ合うとお互い上手によけることができません。情がからむと間違いなく、くされ縁になります。
★さそり座VSいて座
跳びはねている相手を押さえつけようとすると悪化します。いい加減で約束を守らない相手に腹を立てていたらキリがありません。いろんなことを言わせるようにしましょう。
★さそり座VSやぎ座
相手の律儀さとあなたの勝負強さが一つになると、大きなエネルギーになります。ケンカは陰険になりやすいので、話し合いを大切に。感情的になると、あなたの負けですよ。
★さそり座VSみずがめ座
理解できない不思議な存在です。相手は常識や人目を無視するので、あなたはハラハラさせられどおし。しょっちゅう頭にくるけれど、なんとなく許してしまいます。
★さそり座VSうお座
相手のおだやかさにホッとします。自然な間柄なだけに、あなたのわがままで相手を悲しませないように気をつけましょう。主導権や決定権は、つねにあなたが持つようにすること。
 

 
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