あっさり、すんなり
■あなたの性格

 てんびん座の主星は金星です。美の星、バランスの星といわれています。自分が中心になってバランスをとり、コントロールをするように生まれついています。
泥くさいことが嫌いで、プライドが高く、ふだんは優柔不断ですが、いったん事があるとものすごく強気になります。
 あなたの個性は柔軟でおだやかです。オリジナリティはなく、まっとうな道を行こうとします。これが正しい、と決めてしまえば、とても強いのですが、二者択一がなかなかできず、迷いだしたらキリがありません。どちらがトクか考えすぎて、わからなくなってしまうのです。それに、あなたはものすごく人の目を気にします。条件を並べたて、これならだれからも文句は出ないだろうという結論を探し、はじめて決めます。そのための本能と触覚はバッグン。
 あなたは、センスがよく、色彩感覚にあふれています。平和主義者で、調和をとても大切にします。言葉はソフトで、多くの人から愛されるため、比較的、苦労の少ない人生です。どんな時にも、あなたは自分の手を汚すとができません。

■しかられたいあなたへ

 あなたは、迷いが激しく、いつも上っ面だけを見ようとします。広い範囲でつき合うわりには冷たく、表面的なつながりで終わってしまうことが多いでしょう。深いところで心の通い合うつながりは、ほとんどありません。理屈ぬきのドロドロとした感情が怖いのです。人と話をしているときも、表面的にはうなずきながら、心の底ではバカにしているようなところがあり、相手の立場になって考えるなんて、ぜったいにできません。
 計算高く、いつも自分だけよいところをとろうと、必死になっています。頭のよさからくるずるさです。苦労したくないのです。処世術にたけていて、かわいがられるのは上手なのですが、八方美人なので、思わぬところから足をすくわれる危険があります。あなたのずるさは、人の目をごまかすというものではなく、つねに大きい流れに沿っていたいという気持の表われで、人も自分もだましてしまうのです。
 あなたはメチャメチャに迷いますが、いったん事を決めると、すごく冷淡で薄情になってしまいます。だれでも一生に一度や二度、自分の身を捨ててもやらなければならない事があるのに、あなたはぜったいにしようとしません。ラクなほうへラクなほうへ行こうとするので、必ずいつか壁にぶつかり、伸び悩んでしまいます。そしてうまくやろうとするあまり、その前にストレスでヘトヘトになってしまいます。
 それにあなたは、小さな失敗をクヨクヨしすぎます。イメージの世界に生きていて、現実とのギャップが激しすぎるのです。影響されやすく、目の前にいる相手と自分しかなくなってしまい、相手に合わせて態度が変わるので、調子のよい人とか信用できない人とか思われてしまいます。
 あなたは型にはまった正義感を持っているので、意外に怒りっぽいところがあります。バランスをとることばかり考えて、みんなのため≠ニいうことだけで物事を解決しようとするのです。でも、他の全部を捨ててでも一人のために何かをやることも、大切なことなのですよ。

■あなたの思い込みのパターン

 あなたはタテマエを大事にしすぎて、ホンネの部分を踏みつぶしてしまうところがあります。バランスばかりを考えて、自分の進む方向を見失ってしまうのです。ホンネを無視してしまうので、突然、自分は生きている価値がないなどと思ってしまうのです。
 いつも自分が正しいと思いたがり、正しい正しくないに異常なこだわりを示します。でも、正しくないことにだって意味があり、一たす一は必ずしも二になるとは限りません。プラス、マイナスばかりを考え、マイナスの面で救われることもあるのに、ぜったいにそれを認めません。いつもプラスになっていないと気がすまないのです。それで、いつもがんじがらめになって苦しんでしまいます。善悪の判断が単純すぎて、もう一歩踏み込んだ深い見方ができないのですね。
 あなたは決まりきった同情心しか持っていません。そして過去のことにこだわり、今さらどうしようもないことを一つずつ選び出してみては反省し、勝手に自己嫌悪におちいります。そんなことをしても何にもなりませんよ。この先どうするのかを考えなければいけないのです。気分転換が下手なのです。
 愛されていたい気持が強いくせに、まわりを気にしすぎて、一人の人の愛情を勝ち得るための集中力を失ってしまうのはほんとうにおろかなことです。あなたは情と具体的な利害を比べると、必ず利害を取ります。情とスマートさを比べても、スマートさのほうを取ります。あなたにとって情はあまり意味を持ちません。つねにカッコよく生きていきたいのです。自分をよく見せようという気持が強く、自分で自分に酔ってしまうのです。冷静なはずなのに、突然、自分に酔ってしまうというのですから、もう何ともいえませんね。
 現実的な問題から目をそらし、理想ばかり追って議論をしてみても何にもなりません。まず、しっかり目を見開いて現実を見、自分がほんとうはどうしたいのかをよく考えて、実質的な答えを出すようにしましょう。

■落ち込んだときの少しマシな過ごし方

 まず、まわりの人たちと距離を持つようにしましょう。そして、一から出直してみることです。この場を何とかごまかして切りぬけるようなどと思ってはいけません。あっちこっちに手を出したり、理屈や言葉でとりつくろおうとしてはいけません。焦らず、冷静にじっくり見てみましょう。原因を探すのです。
 ところが原因がわかったとき、あなたはどうするかというと、これが決まって、くさいものにフタ≠ゥ、他人のせいにするのです。それはぜったいにいけません。何のために原因を探したのかわからなくなってしまいます。どこで間違ったのかをよく考え、そこにもどってやり直さなけれぽいけません。そこでごまかすと、もう一度、同じ間違いをくり返すことになりますよ。

■ほめられたいあなたへ

 あなたはおだやかです。好き嫌いの感情を顔に出さない分別があります。それに、人の領域にズカズカ踏み込んだりしないので、人との摩擦は、ほとんどありません。大人なのです。
 プライドが高いので、自分のキズを人に見せません。それで、あまり人にイヤな思いをさせることがありません。調停役としての才能はすばらしく、平和的に解決します。人をコントロールする力もなかなかで、まとまると、大きなエネルギーが権力につながります。
 向上心があり、勉強家。面倒見がよく人の力を引き出す才能があります。また、負けず嫌いなので、人には見せず、ものすごい努力をします。話し方はソフトで、論理的、冷静です。社交的で人当たりがよく、人をひきつける力を持っています。

■避けたほうがいい仕事・環境

 あなたは、激しくバランスがくずれている職場には向きません。無精で、自分の手を汚すのは嫌いなので、そういう仕事もダメでしょう。やってもやっても実を結ばない仕事もできません。
自分がその職場で期待されている、求められている、と思わないと続かないのです。
 また、危険度の高い仕事には向きません。陰で奉仕すること、人を助けるような仕事も向きません。自分が目立つか、実入りがよいか、どちらかが満足できれば大丈夫です。

■愛情の傾向と対策

 あなたはなかなか最後の決断ができないので、強引な相手が必要です。そうでないと、婚期はあいまい遅れがち。態度が暖昧なので、中途半端なつき合い、表面的なつき合いに終わってしまうことがほとんどです。好きになると、頭の中で図式をつくり、表面おだやかですが、ひそかに相手をコントロールしようとします。プライドが高く、ドロドロした感情を嫌うので表現も消極的、そんなことではチャンスを逃がしてしまいますよ。気どっている場合ではありません。もっと自分の気持を素直に相手に伝える努力をしましょう。
 あなたは負けず嫌いなので、自分からは動かず、相手から積極的に出てほしいといつも思っています。カッコを気にしすぎるので、だれにも自分の気持を知られたくないのです。表面的なことに気をとられ、心を大切にしましょう。バランスや世問の目にこだわりすぎると、大切なものをなくしてしまいます。自分勝手な理想と夢を相手に押しつけないように気をつけましょう。


 

★てんびん座VSおひつじ座
どんどん踏み込んでくる相手です。ムッとしている場合ではありません。はっきり言えばわかってくれます。タテマエのない人なので、小細工はやめましょう。
★てんびん座VSおうし座
あなたの苦手なことを片っぱしから引き受けてくれる相手。安定感と温かさがあなたを救ってくれます。感謝を忘れると機嫌をそこね、長びいてしまいます。
★てんびん座VSふたご座
呼吸のぴったり合う二人。言葉やムードで思いっきり遊べます。イヤなことはお互い逃げるので、解決しません。問題が生じると、第三者の介入が必要になってきます。
★てんびん座VSかに座
違った生き方と処世術を学べます。相手はヤキモチ焼きなので、八方美人はいけません。相手の経済観念と現実的なところを、あなたももう少し取り入れるようにしましょう。
★てんびん座VSしし座
華やかなことが大好きな二人。相手は不器用なので、あなたのほうが合わせるようにしてください。ひねくれると意地を張るので、表面的な勝ちは相手にゆずってあげましょう。
★てんびん座VSおとめ座
あなたの公平さと相手の分析力で、平和な関係が保てます。見かけよりも依頼心の強い相手ですから、どんな時にも突き放すのはやめましょう。
★てんびん座VSてんびん座
二人とも格好をつけたがるので、なかなか踏み出すことができません。頼り合うというよりも、お互い独立した大人のつき合いを目ざしましょう。
★てんびん座VSさそり座
安定感のある相手。プライドを傷つけたり、淋しい思いをさせたりしてはいけません。あなたが感じるより、ずっと愛憎の念が強いので、理解してあげましょう。
★てんびん座VSいて座
お互いの自由を尊重するかぎり、気楽なつき合いができます。大切なことをごまかすと、すぐに追究されます。口の悪い相手ですが、深い意味はないので、聞き流しましょう。
★てんびん座VSやぎ座
相手の責任感がプレッシャーになりますが、うまくやれば得るものも大きいはず。露悪的な相手の言葉にまどわされず、本質を見るようにしましょう。
★てんびん座VSみずがめ座
精神的な結びつきが大切な二人。でも、空想や夢で理想ばかり追っていても、何も変わりません。現実的な問題に取り組む姿勢を持てば、何でも乗り越えられますよ。
★てんびん座VSうお座
頼りない相手に、かんしゃくをおこしてはいけません。ノーと言えない相手に結論をせまってもムダ。大切なことはあなた自身が決めるようにすれば、相手はついてきます。
 

 
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